第120回日本小児科学会学術集会

会頭挨拶

会長:

この度、「第120回日本小児科学会学術集会」を2017年4月14日(金)~16日(日)の3日間に開催させて頂くこととなりました。開催場所は慶應義塾の三田の丘からほど近く、新幹線や空港からのアクセスのよい、グランドプリンスホテル新高輪(国際館パミール)・グランドプリンスホテル高輪です。本学会学術集会としては、6年ぶりの東京での開催となります。2020年にオリンピック・パラリンピック開催を控え、更なる発展と変貌の途上にある東京を舞台に、日本全国だけでなく、海外からも多数の参加者を得て国際的な学術集会にしていきます。

第120回の節目にあたり、学術集会のテーマを「小児科医を育て、子どもたちを育む」と致しました。日本小児科学会は、小児科学に関する研究と小児医療の進歩、発展をはかるとともに会員相互の交流を促進し、小児医療の充実、子どもの健康、人権および福祉の向上、さらにこれらを社会へ普及啓発することを目的にしています。1896年創立以来、本学会により多くの小児科医が育成され、子どもたちの医療を支えてきました。

学会による医師育成制度として1968年に開始された認定医制度ですが、2007年に専門医制度となり、今また新たな形に変わろうとしています。将来を担う子どもたちを育むためには、すべての会員が高レベルの教育・研修機会を享受し、小児科医として常に成長していく必要があります。伝統を重んじながら時代の変化に即した質の高い小児医療を提供するために今何をすべきか、この先100年を見据えて皆で考えたいという思いをテーマに込めました。

開催まで一年となった本年4月には全国プログラム委員会を立ち上げ、委員の皆様から貴重なご意見をいただきました。今後さらに代議員の皆様や関連する学会・分科会からのご意見を伺い、プログラムを編成していく予定です。東京工業大学科学技術創成研究院の大隅良典栄誉教授に「酵母から拡がったオートファジー研究」について、慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授に「iPS細胞技術を用いた未来の医療」について特別講演をいただきます。また、指揮者のいないオーケストラ「オルフェウス室内管弦楽団」のExecutive DirectorであるHarvey Seifter氏をお招きし、マルチ・リーダーシップについてご講演いただきます。さらに国内外から学術集会を盛り上げて下さる医師、医学者、文化人の方々をお招き致します。小児科学会の皆様とご一緒する日をとても楽しみに、鋭意準備を進めております。

最後になりましたが、2016年4月14日から発生している熊本地震で被災された皆様には心からお見舞い申し上げるとともに、日夜被災者のためにご尽力されている会員の皆様、そして医療関係の方々に心より敬意を表します。

第120回日本小児科学会学術集会
会頭 高橋 孝雄
慶應義塾大学医学部小児科学教室

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