ご挨拶

第12回Needlescopic Surgery Meeting
当番世話人 永田 直幹
北九州総合病院 院長

 この度は第12回Needlescopic Surgery Meetingを2015年1月31日(土)に北九州市小倉で開催させていただくこととなりました。細径鉗子を用いた腹腔鏡・胸腔鏡手術は機器の進歩や手技の向上で多くの施設で行われており、鏡視下手術を行われる先生のご支援を賜り北九州市で開催させて頂くことは大変光栄なことであり、改めて深く感謝申し上げます。
 今回のメインテーマは、「標準治療の確立とさらなる手技への挑戦」と致しました。内視鏡外科手術の進歩はここ最近、目を見張るものがあります。特に手技の向上と共に機器の開発が日進月歩に進歩し、細径鉗子、ロボット手術の導入、新しいdeviceを取り入れた手術など数年前には考えられないような治療法が広く応用されるようになりました。
 本学術集会ではNeedlescopic Surgeryの本道である細径鉗子を用いた手技に焦点を当て、conventionalな鏡視下手術と同等であり、また単孔式手術との融合による手技の成果を各分野で発表し、議論していただければと考えております。
 また、今回は特別セッションとして細径鉗子を用いた各分野での手技について約20分程度のビデオセッションも設けたいと考えておりますし、同時に若手医師のビデオ発表もして頂きたいと思っています。
 整容性と細さと技術の向上を目指して皆さんと熱き議論をかわす事ができるような場を作りますし、そして医師、看護師のみならず多職種のメンバーも参加して頂きたいと思います。
 今回の開催が1月31日と大寒の時期にあたりますが、冬の北九州は本格的な「河豚」、「あら」や白身のお魚の最も良い時期にあたります。その時にしかお出しできないお料理がたくさんありますし、豚骨ラーメンや焼うどんなどB級グルメも数多くありますので、博多ではなく北九州市の新鮮なお料理を満喫して頂きたいと思っております。
 皆様にとって本学術集会が記憶に残る有意義な集会となるよう、心からのホスピタリティーを準備しておりますので多くの皆様のご参加を心からお待ちいたしております。

永田直幹(北九州総合病院院長)