大会長挨拶
「第21回日本医薬品情報学会総会・学術大会の開催にあたって」
  第21回日本医薬品情報学会総会・学術大会
大会長  奥 田  真 弘
(三重大学医学部附属病院教授・薬剤部長)
 

このたび第21回日本医薬品情報学会総会・学術大会の会長を拝命し、2018年(平成30年)6月30日(土)・7月1日(日)の2日間、鈴鹿医療科学大学白子(しろこ)キャンパスで学術大会を開催させていただくことになりました。
医薬品を正しく使うには、患者状況に的確に対応した処方、注意深い使用、フィードバックによる適正使用のサイクルが重要であり、いずれの段階にも医薬品情報が欠かせません。近年、医療の質向上や効率的な提供に関する社会の関心の高まりを背景に、薬剤師のチーム医療への参画が進んでいます。その結果、薬剤師が扱う医薬品情報の質や範囲も広がり、処方提案やモニタリングなどを行う機会も格段に増えました。医薬品情報は薬剤師の職能を発揮する上で欠かせないツールであり、今後もその重要性は益々拡大するものと思われます。日本医薬品情報学会は、医薬品情報の適切な提供や活用の重要性に鑑み約20年前の1998年に発足した学会です。本学会は、病院や薬局で活躍する薬剤師だけでなく、製薬企業や薬事行政の関係者、薬系大学の教員・学生等が主な構成員となり、これまで医薬品情報の適切な活用や人材育成、エビデンスの構築・発信に努めてきました。
本学術大会では、医療を取り巻く環境の急速な変化と医薬品情報が果たす役割の多様化に鑑み、メインテーマを「多様化する医療ニーズに応える医薬品情報」としました。本学術大会では、一般演題発表だけでなく、特別プログラムにおいてタイムリーで切実なテーマを取り上げる予定です。
本学術大会の三重県における開催は初めてとなります。鈴鹿医療科学大学薬学部の立地する鈴鹿市白子には名古屋駅で特急電車に乗り換え約40分の距離にあります。また、鈴鹿市は伊勢湾に面した風光明媚な土地で、山側には鈴鹿サーキット、南に足を伸ばせば伊勢神宮や世界遺産の熊野古道などもあり、歴史や民俗を感じていただけるだけでなく、豊富な海の幸や山の幸を堪能していただくことも出来ます。
最後になりますが、鈴鹿に多数の方々にお越しいただき、熱い議論と通じて充実した成果を感じ取っていただける会にしたいと考えております。ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。