第22回日本心臓リハビリテーション学会学術集会

2016年7月16日(土)・17日(日)東京国際フォーラム 会長:代田浩之 テーマ:予防心臓病学の未来を語ろう

会長挨拶

会長:代田浩之

第22回日本心臓リハビリテーション学会学術集会を2016年7月16・17日に、東京フォーラムにおいて開催させて頂きます。わが国において循環器疾患の増加とともにその1次および2次予防の重要性がさらに高まっている中で、循環器疾患の予防において中心的役割を担っている本学術集会を開催させて頂くことを大変光栄に思っています。

今回の学術集会では、“予防心臓病学の未来を語ろう”というテーマを掲げました。我が国は世界で類を見ない急速な高齢社会をむかえ、心臓リハビリテーションもいわゆるFrailな患者の急増、高リスク患者の増加への対応が大きな課題となっています。一方、低侵襲医療の進歩は、より低リスクな症例の増加につながり1次予防症例との連続性も論議されています。本学会においても1次予防領域との連携にも議論が進んでおり、本学会は心血管予防戦略はにおいて大きくそのすそ野を広げてきているといえます。このような背景から、心臓リハビリテーション学会は運動処方・栄養指導・生活指導、服薬指導など医療施設の中での包括的アプローチに加えて、1次予防も加えた社会の中での心血管疾患予防戦略への連続的な、あるいは相互補完的な活動が重要になって来ています。そのためにこの学術集会では、循環器病学だけでなく 栄養学、薬学、看護学、医療工学、理学療法などの多くの領域との情報交換、産業界からも健康食品・サプリメントやスポーツジム、ヘルスケア産業からの参画も頂いて、我が国の心血管予防の将来をどの様に展開してゆくべきかを広く議論したいと思います。さらに、国際的な議論を進めるために、Mayo ClinicのThomas Allison先生、Inselspital BernのHugo Saner先生、University of PittsburghのDaniel E. Forman先生を招聘し、米国とヨーロッパの心臓リハビリテーションの現状と展望を論議すると共に、アジアからは予防心臓病学領域のリーダーを招いて、Asia Preventという国際シンポジウムを計画しています。世界の心臓病予防戦略の将来像を活発に議論したいと考えています。心臓リハビリテーションは、心血管疾患予防の中心的役割を演じるべき方法論です。800題以上の演題と4000人の参加者が予定され、オピニオンリーダーによるシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、教育講演、市民公開講座を企画して多彩なプログラムを用意しています。

本学術集会が我が国の心血管疾患の予防戦略を発展させ、心臓リハビリテーションを質的にも量的にも発展させると共に、さらには心臓リハビリテーションを必要とする多くの患者さんの予後やQOLの改善に貢献できることを念じています。多数の皆様にご参加頂き、実りある熱いディスカッションを繰り広げて頂ければと思っております。宜しくお願い申し上げます。

順天堂大学大学院 医学研究科循環器内科学 教授
代田 浩之

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