第24回日本医療薬学会年会
会期:2014年9月27日(土)・28日(日) 会場:名古屋国際会議場 年会長:奥田真弘(三重大学医学部附属病院 教授・薬剤部長)ご挨拶

 平成26年度の年会は、9月27-28日の2日間、名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で開催いたします。年会長は三重大学医学部附属病院の 奥田 真弘 がお引き受けすることになりました。

 さて、日本の医療は大きな転換期にあり、医療における薬剤師の役割も百年に一度の変革最中にあります。高齢化社会や疾病構造の変化により薬物治療を必要とする患者数は増加する一方で医療は日進月歩であり、良質の医療を患者に提供するため医療従事者に期待される役割は高まっています。薬剤師は、薬の専門家として医薬品の正確・確実な供給だけでなく、医薬品の有効性と安全性確保のため、様々な場面で治療管理に関わる立場にあります。病院・診療所ではチーム医療の一員として、また、薬局では地域医療のキーパーソンとしてセルフメディケーション、在宅医療における他職種との医療協働を行うことが、薬剤師にとって今後ますます強く求められることになります。さらに、日本が世界に誇る国民皆保険制度は、年々増大する社会保障費により存続の危機に晒されていますが、医療アクセスを確保するためにも、医療職種の専門性に基づいた医療の質向上と効率化は必須です。

 一般社団法人 日本医療薬学会は、医薬品の適正使用を推進する立場から、現場の薬剤師が直面する様々な問題に関して研究発表等を通して情報交換を行い、医療薬学の進歩・普及を図り、最終的に社会へ還元することを目的としています。本学会は年々会員が増加し、年会への参加者も約7,000人が見込まれるなど、薬剤師を主体とした学会としては国内最大規模に成長しています。近年、薬剤師の専門領域は細分化される傾向にありますが、本学会は特定の領域に偏らず、薬剤師のメインスペシャリティーからサブスペシャリティーまで幅広い領域をテーマとすることが特徴です。来年度の年会では、医療薬学を基盤に薬剤師が新時代を切り拓く必要性を念頭に、テーマを「新時代を拓く医療薬学フロンティア」と致しました。プログラムの詳細は今後検討を進めますが、これまでの年会にも増して充実した内容とし、参加者に新時代を迎える医療薬学の最新情報を幅広く提供する予定です。

 東海地区における年会開催は、平成9年以来、実に17年振りとなります。名古屋は日本のほぼ中央に位置しており、日本各地からのアクセスは大変良好です。また、知多半島~名古屋~三重県にまたがる地域は伊勢湾に面しており、豊富な海の幸に恵まれています。さらに、南方の三重県まで足を伸ばしていただければ、世界遺産の熊野古道や伊勢神宮もあり、松阪牛や伊勢海老、鮑などをご堪能いただくことも可能です。

 9月末頃の名古屋は残暑も終わり、医療薬学に関する議論が盛り上がるには絶好のシーズンと思われます。多数の皆様方のご参加を心からお待ちしています。

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