第25回日本乳癌学会学術総会

会長挨拶

第25回日本乳癌学会学術総会 会長
熊本大学大学院生命科学研究部 乳腺・内分泌外科学分野 教授
岩瀬 弘敬
会長:岩瀬 弘敬

この度、「第25回日本乳癌学会学術総会」を平成29年7月13日(木)~15日(土)に、福岡の地(マリンメッセ、福岡国際会議場)で開催させていただきます。参加者を一つの会議場に集める施設が熊本には無いこと、九州・沖縄全体でこの学術総会を盛り上げたいことなどから福岡での開催と致しました。

テーマは「新たなる一歩 -ライフサイエンス研究の進歩-」としました。ライフサイエンスとは「生命現象を解明するために、従来の生物学、医学、化学、物理学などの枠をとりはらい、生命をあらゆる角度から総合的にとらえていこうとする学問分野で、癌(がん)・脳・老化・発生・遺伝・免疫・環境科学・情報科学などが関連研究として考えられる。」と定義されます。乳癌の診断においては、従来の形態学を中心とした病理組織学的診断のみならず、バイオロジー、分子生物学、発生学、免疫学などを基盤とした生物学的診断が必要です。また、画像診断におきましても放射線医学も物理学的な要素に加えて生物学的なイメージングも重要です。さらに治療となれば、これまでの手術療法、化学療法、内分泌療法、分子標的療法という分類では無く、腫瘍学、内分泌学、腫瘍免疫学が複雑に絡み合い、まさにライフサイエンス研究へと進歩していると思われます。その新たな一歩をこの学術集会でご発表頂ければと思います。

さて、学術総会は約4,000名が平面で着席できる福岡マリンメッセを本会場とするつもりです。サンアントニオ乳癌シンポジウムのように、一つの会場で主なシンポジウムを行うつもりでいます。そのため、複数のスクリーン(6-9面)を用意して、どの席からでもスライドが良く見えるように、あるいは会場でスライドをweb配信することで、端末でスライドを手元で見ることが出来るようにするつもりです。ランチョンセミナーやイブニングセミナーは国際会議場の会議室で行うのですが、その度に4,000名が一斉に移動するわけにはいきませんので、マリンメッセの各スクリーンに複数のセミナーのスライドを投影し、イヤホーンで各会場の音声を聞く事が出来るように工夫したいと思います。一方で、厳選演題以外はポスターでの発表となります。ポスター発表を充実させるために、夕刻にワイン&チーズ(熊本、博多名物にも期待してください。)として、2時間の討論時間を設けるつもりです。口演よりポスター発表の方がより深く議論できることと推察します。

今回の学術総会の3日目(早朝)は「博多祇園山笠」の「追い山」に当たります。九州の元気を全国の先生方、関連の方々にお見せしたいと思います。是非ともご参加のほど、よろしくお願い申し上げます。

平成28年4月の「熊本地震」で、熊本・大分地方は甚大な被害を受け、多くの方にさまざまなご配慮を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

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