ご挨拶

謹 啓

第26回日本脳循環代謝学会総会 会長 阿部 康二(岡山大学大学院脳神経内科学 教授) 近年、科学の分野では、「21世紀は脳の時代」とも云われ、多くの研究者が人類に残された最後のブラック・ボックスである脳機能の解明に向かって凌ぎを削っています。一方、臨床医学の面でも、先進国社会の高齢化とともに、脳卒中や認知症をはじめとする脳疾患の病態解明や再生医療を含めた新規治療法開発は重要な社会的課題となっています。また少子高齢化社会にあって脳外傷や神経救急、新生児脳障害も重要な課題です。
 このような重要な社会的・医学的課題に対して、日本脳循環代謝学会はこれまで一貫して「脳の機能と疾患の解明ならびに新しい治療法の開発を推進することで、人類社会の健康・福祉の向上を図る社会貢献活動」を目的として毎年日本国内で開催されてきました。この領域における病態解明、治療法開発の進歩は日進月歩であり、毎年新たなブレークスルーが発表されるため社会的にも注目されている学会です。
 メインテーマとして『Translational Researchの実践』を掲げ、トランスレーショナル医学分野の先進的な研究成果を取り上げ、かつ全ての口演セッションに外国人の英語講演を配置することで国際化を一気に促進させると共に、全く新しくBrain Asia Sessionを設けてアジア近隣諸国の参加を促進することとしました。年々発展を遂げる脳循環代謝学の領域において活発な発表・討論を行う有意義な会になるよう、関係者一同、一丸となって鋭意準備をすすめております。
 本総会が、皆様のご協力で盛り上がり、時代を画する有意義なものになりますよう、多数の研究者のご参加を心よりお待ちしております。

謹 白

第26回日本脳循環代謝学会総会
会長 阿部 康二
(岡山大学大学院脳神経内科学 教授)