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第33回日本DDS学会学術集会-The 33rd Annual Meeting of the Japan Society of Drug Delivery System-

会長ご挨拶

第33回日本DDS学会大会の開催にあたって
THINK over “Drug for DDS”

第33回日本DDS学会学術集会 会長 田畑 泰彦 この度、第33回日本DDS学会学術集会を担当させていただくことになりました。会期場所は、平成29年7月6日(木) 7日(金)、京都勧業会館 みやこめっせ(京都市岡崎)です。
 ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)という言葉に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?drug = 薬 = 治療、delivery = 送達 = 宅配便という先入観をもち、DDSが薬治療を目的とした薬送達のための技術、方法論であると、頭に思い浮かべる方がほとんどでしょう。「Drug」という言葉の意味を英英辞典で調べてみると、“Substance taken for the effects it produces(生じる効能、効き目のためにとられる物質)”と記載されています。これからわかるように、「Drug」とは、特に、治療を目指した物質に限定されているわけではありません。つまり、DDSとは、投与(送達)方法や形態を工夫し、Drugの体内での動きを精密にコントロールすることによって、作用発現部位に望ましい濃度―時間パターンのもとに選択的に送り込み、結果として、最高の生物効果を得ることを目的としたDrugの投与(宅配)に関する概念であります。
 将来発展が最有力な我が国の産業領域と位置づけられているライフサイエンスの中で、DDSの果たす役割はきわめて大きくなってきています。そこで、現時点で、“Drugとは何か”という観点から、DDS研究領域を鳥瞰するのもよいのではと考え、本学会のテーマ「THINK over “Drug for DDS”」としました。これまでの基礎、応用研究の発展の経緯から、薬治療のための技術、方法論であると考えられてきたDDSが、実は、先端治療、診断、予防などの医療だけでなく、基礎生物医学も含む広いライフサイエンス研究開発に必要不可欠な基盤技術である、ということを認識していただければと思います。
 本大会では、ライフサイエンスのホットな研究領域を全体的に鳥瞰できるようにプログラムを編成いたします。「臨床応用DDS」「小児治療」「診断・イメージング」「細胞トレーシング」「ワクチン」「ライフサイエンステクノロジー」「医薬品レギュレーション」などのシンポジウムに加えて、日本薬剤学会、日本核酸医薬学会、日本バイオマテリアル学会、日本再生医療学会などのDDS関連学会との共同シンポジムも企画いたします。基礎研究から応用研究に至るまで、様々なDDSの応用展開を楽しんでいただければと思います。異なる専門分野と領域の方々に集まっていただき、「DDSの対象となるDrug」について議論していただける場を提供したいと考えております。
 会員の皆様はもちろん、DDSを広い概念でとらえ、この分野に興味をもつ研究者、学生、企業人、臨床家などの交流の場としてご利用いただけますように、鋭意準備を進めてまいります。ご支援、ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。皆様の学会参加を事務局一同、心よりお待ちしております。

第33回日本DDS学会学術集会
会長 田畑 泰彦