第45回日本生体電気・物理刺激研究会

会長挨拶

第45回日本生体電気・物理刺激研究会 会長
山下 敏彦
(札幌医科大学医学部 整形外科学講座 教授)
会長:山下敏彦

第45回日本生体電気・物理刺激研究会を、2018年3月10日に札幌市において開催させていただきます。今回の研究会のテーマを「ポラリスを仰ぐ北の大地から」としました。ポラリスとは「北極星」です。北極星は古くから航海における目印となり人々を導いてきました。また北極星は北海道開拓使のシンボルとしても用いられました(サッポロビールのラベルの★がそれです)。今回の研究会を通して、本研究会の位置づけや役割を確認するとともに、今後の向かうべき方向性を見定め、未来を切り拓いていく契機としたいという思いを込めました。

本研究会は、骨の圧電気現象と電気的仮骨を発明された京都府立医科大学の保田岩夫先生が主催された1976年の「骨と電気刺激の研究会」を嚆矢としています。それから約40年を経た今、電気・物理刺激は、骨折の治癒促進のみならず、リハビリテーション分野における運動機能回復や疼痛分野における刺激鎮痛療法など、幅広い医療分野において臨床応用されています。今回の研究会では、機能的電気刺激(FES)の世界的権威である秋田大学整形外科の島田洋一教授に特別講演をお願いしています。

3月上旬の札幌はまだ残雪を見るものの、寒さは徐々に緩んでくる時期です。冬の北海道ならではの味覚をぜひご堪能ください。また、札幌近郊には、極上の雪質を楽しめるスキー場や、身も心も癒される温泉が点在していますので、ぜひ足を延ばしていただければ幸いです。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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