プログラム

日程表学会第1日目から各種プログラム、シンポジウム、一般口演などを開始します。
また第3日目(最終日)は15時30分に集中セミナーを終了する予定です。
ご移動のご参考にしてください。

プログラム:特別演題   プログラム:一般演題
国際テレカンファレンス冊子   

特別企画

原点回帰 -神々の生まれいづるところで、日本人の死生観、臓器提供・移植を再考しよう

3月24日(木)13:45~17:00 第1会場

司会 雨宮 浩(元国立小児病院 小児医療研究センター長)
寺岡 慧(国立国際医療福祉大学 教授、前日本移植学会 理事長)
SS-1:臓器移植、その変遷と2人称の死
雨宮 浩(元国立小児病院 小児医療研究センター長)
SS-2:神道における死生観・他界観・人間観と臓器提供・移植
千家和比古(出雲大社 権宮司)
SS-3:仏教の死生観と移植医療
清水谷 善圭(中村元記念館東洋思想文化研究所 理事長、安来清水寺 貫主)
SS-4:キリスト教における死生観と臓器提供・移植
木村 利人(早稲田大学 名誉教授)
SS-5:妖怪学に学ぶ日本人の死生観と臓器提供・移植
小泉 凡(島根県立大学短期大学部 教授)
SS-6:一宗教学者から見た脳死・臓器移植問題
山﨑 亮(島根大学 法文学部 教授)
SS-7:救急医療施設における脳死と臓器提供
横田 裕行(日本医科大学大学院 医学研究 救急医学分野 教授(同高度救命救急センター))
総括と提言
寺岡 慧(国立国際医療福祉大学 教授)
特別発言
岩月 舜三郎
会長の一言

私たち移植医は、臓器移植でしか救命できない患者、臓器移植が最善の治療と思う患者を眼前にし、移植医療の推進を願い実践するプロフェショナル集団です。生体ドナーからの移植は増えていますが、移植医療の基本は、「死んだ人」から臓器提供をしていただいて行う、「脳死あるいは心停止ドナーからの臓器提供・移植」です。
 しかし、臓器移植法の制定、改正がなされたのちも、欧米や韓国と比較して臓器提供数は停滞しています。1968年に実施された和田心臓移植が一般国民に与えた衝撃は大きく、移植医療が医療不信の標的として扱われるようになったことも一因ですが、日本人の多くが、長い歴史と文化の中で、無意識のうちに共通して持っている「こころ」の問題が根底にあって、結局、「人はいつ死ぬか」、「遺体や臓器をどのようなものと考えるか」を探らなければなりません。現在の臓器提供と臓器移植は分業されており、その担い手も実施される場もまったく異なっていますので、複雑にもつれ合った問題を、歴史的、文化的、宗教的、医学的な立場から、①提供と移植を切り離して考える、②移植医療の前提となる死とはいつか、③遺体に対する思いはどういうものかという問題を考える原点回帰を提案しました。
 冒頭で、雨宮先生から「1人称の死」「2人称の死」「3人称の死」が紹介され、特に「2人称の死」の意義が説明されます。総括では、寺岡先生から神話の時代、仏教伝来普及の時代、徳川時代、明治政府、そして戦後・現代へと変遷した、「死」に対する考え方、そして、「何が日本人の意思決定、行動様式に影響しているか」をご紹介いただきます。臓器提供・移植に賛成、反対の個人的見解は尊重しつつ、医学的見解も含めて各方面から建設的な意見を頂戴し、改めて、この「日本人のこころ」と「移植医療」というものを再考したいと思います。
 最後に、Dr.Starzlとともに、世界の移植医療の基盤を構築された岩月舜三郎先生(米国カリフォルニア州在住)に、このセッションを拝聴いただいてのご感想を含め、特別発言を頂戴したいと存じます。(学会長)

特別講演

特別講演1

3月24日(木)9:40~10:40 第1会場

司会 高原 史郎(大阪大学大学院 医学系研究科 先端移植基盤医療学 寄附講座)
SL-1:iPS細胞の医療応用の現況と展望
戸口田 淳也(京都大学再生医科学研究所)
会長の一言

 iPS細胞が医療応用されている細胞移植と創薬の現況と今後の展望をご講演いただきます。最近、加齢黄斑変性症の患者さんの網膜に、本人から誘導したiPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞の移植第1例目が施行されました。
 生着したこと、副作用がないことが確認され、これからはその細胞で再生される網膜の機能が解明されていきます。
 創薬に関しては、まれな遺伝病の患者さんからiPS細胞を作製し、そこから誘導した細胞で患者さんの病態を培養皿の上で再現することが試みられています。このように、iPS細胞を利用して「病態を再現」することで、遺伝子の異常により失われた細胞の機能を、化合物を投与することにより補てんできないかという研究が進んでいます。最先端の医療講演にご期待ください。(学会長)

特別講演2

3月25日(金)9:05~10:05 第1会場

司会 髙橋 公太(公益財団法人 新潟県臓器移植推進財団、大塚台クリニック)
SL-2:平成の大遷宮、受け継ぐ日本人のこころとかたち~人・物・時間・文化
千家 和比古(出雲大社 権宮司)
会長の一言

 私が、神官であるとともに考古学者でもいらっしゃる千家和比古先生のご講演をまとめて、特別講演のポイントを探ってみました。
 古事記、日本書紀の神話に述べられている日本の始まりは、「人・物・時間・文化」を「つなぐ・継承する」遷宮という事業で脈々と伝えられています。出雲と大和のあいだには、「天つ神」(アマテラス系)が神事を「国つ神」(オオクニヌシ系)に譲る神譲りとともに、「国つ神」は「天つ神」に国譲りをするという約束ができました。そこで、出雲大社は岩根御柱を立て、天(高天原)と地(葦原中つ国)を結ぶ橋としてその存在性を与え、伊勢神宮は、心御柱をヤマトヒメが伊勢の地に落ち着いたとき、先住の「国つ神・地霊」に対する占地の意味で床下まで埋め込んであります。このような「かたち」はどんな意味を持つのでしょうか。
 日本神話における神々は、Godという唯一絶対の神ではありません。世界を「国つ神の共同体」(出雲大社が中心)と「天つ神の共同体」(伊勢神宮が中心)、そしてそれらをまとめた神々の共同体として考え、二者択一ではなく、どれも大切な相対的世界観で、様々な「つなぎ」を重視する生成連鎖史観です。したがって、なんでも受けいれる柔軟性とともに、優柔不断という欠点にもなりうる気がします。我々日本人が、古代から受け継ぎ、無意識のうちに身に着けている判断基準は、この様々なものを受け入れる「つなぎ」のこころかもしれません。(学会長)

教育セミナー

教育セミナー①

3月25日(金)8:00~8:30 第8会場

司会 小林 英司(慶應義塾大学 医学部 臓器再生医学講座)
ES-1:ここまできた腎臓の再生
横尾 隆(東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科)
会長の一言

 すべての臓器移植治療において、古くて新しい、最大の課題はドナーの確保です。近年、このドナーの腎臓を必要としない「腎臓再生」の研究が進み始めています。横尾隆教授は長年、腎臓の創生という研究をされてきました。最近では、腎臓の欠損したマウスの体内にラットの幹細胞から腎臓を誘導して尿を作るというところまで可能になりました。この技術をブタモデルでも実証し、霊長類での応用を計画されています。この成果をここまで進歩した「腎臓再生」の教育セミナーとしてわかりやすくご講演していただきます。なお、本教育セミナーは30分ですが、受講者には2単位のクレジットが供与されます。(学会長)

教育セミナー②

3月25日(金)8:30~9:00 第8会場

司会 湯沢 賢治(国立病院機構 水戸医療センター 臓器移植外科)
ES-2:腎移植患者のHTLV-1感染とHAM発症
山野 嘉久(聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター病因・病態解析部門)
会長の一言

 最近、HTLV-1感染と腎移植後のHAM、ATLAの発症の危険性が指摘され、その実態調査が報告されました。その結果、HTLV-1陽性患者からの腎移植は、適応を十分に検討することが示唆されています。当初は、九州地区に頻発する疾患と考えられていましたが、全国に拡がる問題であることがわかってきました。厚生労働省の班研究としてまとめられた国立病院機構・水戸医療センターの湯沢賢治先生の司会で、聖マリアンナ医大の山野嘉久先生に、HTLV-1感染の基礎と臨床のエッセンスを私たちに教えていただきたいと思います。なお、本教育セミナーは30分ですが、受講者には2単位のクレジットが供与されます。(学会長)

シンポジウム、共催プログラム

シンポジウム1

3月23日(水)17:00~18:15 第1会場

選択肢提示の意義と普及啓発活動
司会 吉田 克法(奈良県立医科大学附属病院 泌尿器科 透析部・日本移植学会広報)
秋山 政人((公財)新潟県臓器移植推進財団)
SY1-1:選択肢提示の意義と普及啓発-DAPと広報活動-
吉田 克法(奈良県立医科大学附属病院 泌尿器科 透析部・日本移植学会広報)
SY1-2:6才未満脳死下臓器提供の経験から考える選択肢提示の意義
種市 尋宙(富山大学 小児科)
SY1-3:臓器提供の普及啓発活動と地域支援事業の今後について
雁瀬 美佐(公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク)

共催:アステラス製薬株式会社

会長の一言

 臓器移植法改正後、脳死提供は増えましたが、心停止提供が減って全体数が低迷しています。厚労省移植対策室とNWは新たな普及啓発運動の取り組みを考えています。終末期医療の中で、選択肢提示の実績を診療点数に加えていくかを考えたとき、実態を把握するデータもありません。このセッションでは、3人の演者にご登壇願い、①脳死下提供、選択肢提示はどの程度されているのかの現状紹介、②小児ドナーの提供を経験して、選択肢提示の意義をどのように考えているか、③NWCoとして、全国の提供施設にアンケートをお願いし、厚労省に報告する窓口となりうるか、を論じていただきます。私は、臓器提供の現場、特に地方やあまり経験のない施設からも脳死、心停止の臓器提供を望むなら、移植医が前面に出て、その熱意と提供の結果を伝える「草の根運動」と法的、システム的に整備する「中央政策的な方法」が、車の両輪のように必要であると感じています。法改正後、後者のシステム整備に重点が置かれ、脳死提供にシフトした現状下で、選択肢提示、提供件数は増えるのか、保険点数を加点すれば増えるのか、それとも義務化しないと増えないのか、それらを地域医療の中で普及させることはできるのか、このような今後、数年の臓器提供増加に対する中央政策の方向性を論じてほしいと思います。(学会長)

シンポジウム2

3月23日(水)17:00~18:30 第3会場

提供病院主治医の本音を語る
司会 仲谷 達也(大阪市立大学大学院 医学研究科 泌尿器病態学)
大山 力(弘前大学大学院医学研究科 泌尿器科学講座)
SY2-1:聖マリアンナ医大における院内システムおよび移植医、移植制度に対する本音を語る
小野 元(聖マリアンナ医科大学東横病院 脳神経外科、聖マリアンナ医科大学病院 移植医療支援室)
SY2-2:心停止下腎摘出の経験と当院の課題
岡田 稔(鳥取県立中央病院 救命救急センター)
SY2-3:院内体制整備と臓器提供に対する思い -移植医療における救急医の役割-
平尾 朋仁(長崎大学病院 救命救急センター)
SY2-4:日本の移植医療の発展を願う脳神経外科医師から、移植医療関係者への提言
吉開 俊一(国家公務員共済組合連合会 新小倉病院)

共催:ノバルティス ファーマ株式会社

会長の一言

 日本の臓器提供は低迷したままです。脳死提供の増加と並行するように心停止下提供、小規模病院からの提供は減少しました。私は、腎移植医が前面に出て「草の根運動」で脳外科医、救急医の心を動かしたから提供してもらえた過去の教訓と、NW主導でシステム化しようとした法改正後の「中央政策」の両輪が必要と思っていましたが、脳死提供にシフトしたことから、特に献腎提供は減少したのではないかという懸念を持っています。提供病院、コーディネーター、移植医のいずれにとっても脳死下提供のほうが負担は少なく、レシピエントの移植腎も機能します。しかし、全待機者のうち、腎移植待機が1.2万人と90%を占めます。今回のシンポでは、院内のシステム整備をされた先生、脳死下あるいは心停止下の提供経験のある先生にご登壇いただき、どちらの提供数も増やす方策はという議論を進めていただき、臓器提供に対する本音を拝聴したいと思います。(学会長)

シンポジウム3

3月23日(金)17:00~18:30 第8会場

よくわかるHLA抗体検査と腎移植
司会 原田 浩(市立札幌病院 腎臓移植外科)
杉谷 篤(独立行政法人国立病院機構 米子医療センター)
本日のTake Home Message
杉谷 篤(独立行政法人国立病院機構米子医療センター)
SY3-1:HLA抗体検査の基礎
橋口 裕樹(福岡赤十字病院 検査部移植検査課 輸血細胞治療部)
SY3-2:腎移植前の抗体検査について
石田 英樹(東京女子医科大学 泌尿器科)
SY3-3:HLA抗体サブクラスと拒絶反応
大段 秀樹(広島大学大学院 応用生命科学部門 消化器移植外科)

共催:株式会社ベリタス

会長の一言

 HLA抗体の原理、検出方法、治療方法は最近のトピックです。移植学会と組織適合性学会も共同でプロジェクトを組んで、移植医とHLA検査技師の連携、相互の知識や技術を高める工夫をしています。今回、ベリタス社のご厚意で、HLA抗体検査の基礎と臨床を3 名の演者にご講演いただく機会を得ました。①橋口先生にHLA抗原・抗体検査の基礎、臓器移植における抗体検査の器具や実際、②石田先生に腎移植前のHLA抗体測定、それに基づく脱感作療法と抗体除去療法、③大段先生に抗体サブクラスの意義、細胞性拒絶、抗体性拒絶の診断と治療をご講演いただきます。多領域・他職種の参加者に、Take Home Messageとして心に残るような、わかりやすいご講演をお願いしました。(学会長)

シンポジウム4

3月24日(木)8:00~9:30 第1会場

みんなで考えるチーム腎移植
司会 絹川 常郎(JCHO中京病院 泌尿器科)
藤澤 正人(神戸大学大学院 医学研究科 腎泌尿器科学分野)
SY4-1:腎移植におけるチーム医療の重要性(オーバービュー)
吉田 一成(北里大学医学部新世紀医療開発センター 臓器移植・再生医療学)
SY4-2:移植内科医が考えるチーム医療
後藤 憲彦(名古屋第二赤十字病院 移植内科)
SY4-3:腎移植チームの成熟と連携強化のためのコーディネート〜チーム医療の実際とRTCの移植チームへのアプローチ〜
野口 文乃(北里大学病院 看護部 移植医療支援室)
SY4-4:TDM解析結果に基づく免疫抑制薬の投与設計と服薬指導の個別化
新岡 丈典(秋田大学医学部附属病院 薬剤部)

共催:アステラス製薬株式会社

会長の一言

 腎移植の長期保存、生着を目指す免疫抑制療法は古くて新しいテーマですが、ここ数年は免疫抑制剤もラインナップが整ったような感じがします。今後は移植医、内科医、レシピエントCo、薬剤師など他分野、多職種の専門家が目的を一つにして頑張らなければ、今以上の長期成績は望めません。このシンポジウムでは、「みんなで考えるチーム医療」というテーマをとりあげ、①移植医から見た現状、将来は特に高齢化、地域包括医療の中での求められるチーム医療、②内科的な観点からのマネジメント、③外来診療を医師会病院、訪問介護、薬局、行政と結んでいくRCo、④TDMの重要性と服薬指導のなかで、高齢者、認知、独居患者も継続できるシンプルな内服療法を4人の演者に論じていただきたいと思います。さらに、腎移植の経験豊富で、DPC、保険医療、包括医療のことも責任者であるお二人の院長先生に司会をお願いして、参加者が将来の腎移植の中での「チーム医療」とはどんなものかをHometaking messageとして感じていただけたらと思います。(学会長)

シンポジウム5

3月24日(木)8:00~9:30 第3会場

腎代替療法としての腎移植を地域に定着させるには?~地域で頑張る若手移植医の本音を聞く~
司会 横山 仁(金沢医科大学医学部 腎臓内科学講座)
乾 政志(東京女子医科大学八千代医療センター 泌尿器科)
SY5-1:山形県からみた腎移植の現況と課題
西田 隼人(山形大学医学部 腎泌尿器外科学講座)
SY5-2:関西医科大学における腎移植医療推進のための体制づくり
矢西 正明(関西医科大学附属枚方病院 腎泌尿器外科学講座)
SY5-3:三重大学における腎移植システムの構築の試み
西川 晃平(三重大学医学部 腎泌尿器外科)
SY5-4:腎代替療法として腎移植を地域に定着させるには-湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センターの取り組み-
三宅 克典(湘南鎌倉総合病院 腎臓病総合医療センター)
Closing:杉谷 篤(国立行政法人国立病院機構米子医療センター)

共催:ノバルティス ファーマ株式会社

会長の一言

 日本の腎移植は、症例数は少ないながらも、術式、免疫抑制療法は改善し、長期生着が得られるようになりました。
高齢化、地域包括ケアの社会情勢のなかで、「腎移植」に志して都会の施設で学び、地方に帰って普及・啓発していこうと奮闘努力している若手移植医にスポットをあて、その本音を聞きます。地方特有、施設特有の事情紹介に固執せず、①院内体制の整備、②院外への取り組み、③腎移植を推進するうえでの現在の課題、④今後の目標・展望を述べていただき、さらに一歩進めて、都会と地方は何が違うのか、地方の長高齢化社会を迎える問題は何か、本当に腎移植が普及することが必要か、透析患者やクリニックが腎移植をすすめないで腎不全医療は保てるか、このような将来を見据えた発言、総合討論を願っています。(学会長)

シンポジウム6

3月24日(木)13:45~15:15 第3会場

腎不全治療選択の情報提供と待機患者の日常管理
司会 水口 潤(川島病院)
渕之上 昌平(東京女子医科大学 腎臓外科)
SY6-1:最新の血液透析(透析濾過)/在宅血液透析の知識
政金 生人(医療法人社団清永会 矢吹病院)
SY6-2:腹膜透析
山中 正人(高松赤十字病院 腎臓外科(臓器移植))
SY6-3:腎移植後の透析再導入について
岡部 安博(九州大学 臨床・腫瘍外科)
SY6-4:移植前、移植待機、再導入後の透析患者の日常管理と腎代替療法の情報提供
西川 雅美(川島病院 レシピエント認定移植コーディネーター)

共催:日機装株式会社

会長の一言

 日機装は血液透析の透析機械、設備で有名な会社ですが、今後、腹膜透析への展開、腎不全医療全体への貢献を考えておられます。このたび、日機装社のご厚意で、透析施設と腎移植施設を結ぶ企画を考えてみました。4名の演者にお願いして、①最近の血液透析の現状、在宅血液透析(HHD)の現状と展望を腎臓内科医、透析医の観点から、②腹膜透析の導入、適応、日常管理、合併症、そして腎移植にいたるご経験から、③High volume centerで、腎移植後の透析再導入もされているご経験をもとに、④移植前、移植待機、再導入後の透析患者の日常管理をされている透析施設の観点から、このセッションを設定しました。司会には、透析患者と腎移植患者の診療経験が豊富なお二人の先生にお願いして、腎移植が腎不全医療の一環として普及していくヒントとなるような討論をしていただけたらと思います。(学会長)

シンポジウム7

3月24日(木)13:45~15:15 第8会場

地域包括ケアの中での腎移植後患者、待機患者の管理、指導
司会 鳴海 俊治(名古屋第二赤十字病院 移植外科 第二移植外科)
錦戸 雅春(長崎大学病院 血液浄化療法部)
SY7-1:腎移植医療と地域包括医療〜高齢化社会を考える〜
山田 保俊(鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 尿路系腫瘍学講座 泌尿器科学分野)
SY7-2:地域包括ケアの中で考える腎移植患者のフォロー
岡本 雅彦(アイエムクリニック・安城)
SY7-3:腎移植患者の地域包括ケアの現状と対策と課題
河野 恵(奈良県立医科大学附属病院 地域医療連携室)
SY7-4:地域包括ケアの中でのわが県の腎移植医療の現状
小崎 浩一(国立水戸医療センター 外科)
SY7-5:献腎登録患者のスクリーニングの必要性の検討
中川 由紀(新潟大学 腎泌尿器病態学分野)
SY7-6:移植待機患者の評価
松尾 研(静岡県立総合病院 腎臓内科)
会長の一言

 日本の長寿社会、少子高齢化は過去に例がないほどのスピードで具現化しました。しかし、老々介護、独居老人、認知症、孤独死が社会問題となり、医療費高騰にも対応するため、「地域包括ケア」システムにまとめる方針が決まりました。今後、急性期医療から慢性期、療養、介護、在宅医療、後発薬の処方にシフトして、高騰する医療費の抑制を目指す時代になります。腎移植の生着率、生存率も飛躍的に改善し、腎移植後患者、献腎移植を登録待機する患者もこの流れのなかで支えてあげなければなりません。このセッションでは、近未来の切実なる問題を直視して各演者から提言をいただきたいと思います。(学会長)

シンポジウム8

3月24日(木)14:30~16:00 第7会場

生体ドナーとなって、ドナー家族になって思うこと
司会 下野 浩(NPO法人 日本移植者協議会)
芦刈 淳太郎(公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク)
SY8-1:ドナーの仲間・集う場所の必要性
棚橋 千珠子(NPO法人 日本移植未来プロジェクト)
SY8-2:演題取下げ
SY8-3:私が生体腎移植ドナーとなって思うこと
横山 るみ子(香川大学医学部付属病院 血液浄化療法室)
SY8-4:生体ドナー支援体制の再構築 -第2報- シームレスな支援を目指して
田中 美樹(北里大学病院 看護部)
SY8-5:臓器提供の態度・意思表示行動に関する測定尺度の開発と検証
瓜生原 葉子(同志社大学 商学部)
SY8-6:ドナーファミリーとしての想い
原澤 美鈴(聖マリアンナ医科大学病院 救命救急・熱傷センター)
会長の一言

 生体腎ドナーに対する腎機能と心の問題、献腎ドナー家族に対する心の問題は、レシピエントと同じように理解、ケアされることが必要です。このセッションでは、生体腎移植について、生体腎ドナーとなったかたからの体験、ドナー支援する医療スタッフと体制構築のこと、献腎移植について、提供に対する意思・行動を測る客観的な尺度、実際に臓器提供されたドナー家族の思いとその後の人生が発表されます。移植医療に関わる幅広い職種で考えてみたいと思います。(学会長)

シンポジウム9

3月24日(木)15:30~17:00 第3会場

小児腎不全と小児腎移植の現状と課題
司会 芦田 明(大阪医科大学 小児科)
宍戸 清一郎(東邦大学医学部 腎臓学講座)
SY9-1:日本小児腎移植臨床統計小委員会報告:小児腎移植の現況と成績
服部 元史(東京女子医科大学 腎臓小児科)
SY9-2:当施設の小児腹膜透析におけるカテーテル関連外科的治療の実態
松井 善一(東京都立小児総合医療センター 臓器移植科)
SY9-3:若年血液透析患者のVA造設についての検討
廣谷 紗千子(東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター外科)
SY9-4:生体腎移植施行8年後に癒着剥離術を要した被嚢性腹膜硬化症の1例
大田 敏之(県立広島病院 小児腎臓科)
SY9-5:新潟大学における小児腎移植の臨床的検討
黒木 大生(新潟大学大学院 医歯学総合研究科 腎泌尿器病態学分野)
SY9-6:小児腎移植前後の尿中バイオマーカー:L-FABPの臨床的検討
北山 浩嗣(静岡こども病院 腎臓内科)
会長の一言

 小児腎移植(20歳以下)は、腎不全の発症頻度、原疾患、腹膜透析、血液透析、ドナーの選択、移植術、術後管理、成長・発育など、多くの点で成人の場合と異なります。このセッションでは、本邦における小児腎移植の統計、腹膜透析の導入と合併症、内シャント作成の難しさ、移植後の管理などについて、発表、討論が予定されています。(学会長)

シンポジウム10

3月24日(木)16:00~17:30 第7会場

Translational Research
司会 小林 孝彰(愛知医科大学 医学部 外科学講座(腎移植外科))
横尾 隆(東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科)
SY10-1:生体腎移植ドナー腎の尿細管老化は移植腎機能規定因子である
祖父江 理(香川大学医学部附属病院 腎臓内科)
SY10-2:尿中エクソソーム中mRNA解析による移植腎障害の診断方法の開発
原田 浩(市立札幌病院 腎臓移植外科)
SY10-3:臓器移植における骨髄由来免疫抑制細胞の役割
中村 緑佐(京都府立医科大学大学院 移植再生外科)
SY10-4:硫化水素による新規臓器保護戦略:臨床応用に向けた大動物実験
関島 光裕(鹿児島大学 医用ミニブタ・先端医療開発研究センター 臓器置換・異種移植外科分野)
SY10-5:免疫抑制剤を使わない臓器移植は可能か?
平井 敏仁(東京女子医科大学 泌尿器科)
会長の一言

 このセッションでは、腎移植に関連する基礎から臨床までの研究、知見が発表されます。0hr生検での尿細管老化マーカー、移植後の尿中マーカーによる拒絶の早期診断、マウスを用いた基礎実験で拒絶反応抑制、免疫寛容導入の可能性を探った2演題、ブタを用いて臨床応用可能な腎保護方法の検討など、興味深いテーマが取り上げられていま す。(学会長)

シンポジウム11

3月24日(木)16:00~17:30 第9会場

1型糖尿病、腎不全に対する膵・膵島移植
司会 小山 一郎(東京女子医科大学 腎臓外科)
伊藤 泰平(藤田保健衛生大学 臓器移植科)
SY11-1:藤田保健衛生大学臓器移植科における脳死膵臓移植の現状
伊藤 泰平(藤田保健衛生大学 臓器移植科)
SY11-2:膵腎同時移植後の血栓症に対する新規治療選択システムの開発
牛込 秀隆(京都府立医科大学 移植・再生外科)
SY11-3:九州大学病院での1型糖尿病、腎不全に対する膵臓移植
加来 啓三(九州大学 臨床・腫瘍外科)
SY11-4:ドナー要因が膵島分離成績に与える影響 -腎移植成績も含めて-
丸山 通広(国立病院機構 千葉東病院 外科)
SY11-5:膵腎同時移植後の移植腎拒絶反応についての検討
堀部 朋子(東京女子医科大学 腎臓外科)
SY11-6:腎移植後膵移植における先行移植腎機能への影響
大島 稔(藤田保健衛生大学 臓器移植科)
会長の一言

 1型糖尿病、併発する腎不全の治療については、膵臓移植、膵島移植、腎臓移植、膵腎同時移植が施行されています。このセッションでは、2つのHigh Volume Centerからの膵臓移植の現状と展望、膵臓移植の血栓症に対する治療方針、臨床膵島分離の問題点、SPKの腎機能、PAKの腎機能が紹介されています。今後、再生医療の応用やドナー開発も含め、新しい段階を模索していく契機になるといいと思います。(学会長)

シンポジウム12

3月25日(金)9:00~10:30 第3会場

献腎移植推進のための新しい腎保存技術
司会 玉置 透(医療法人社団 にれの杜クリニック)
中川 健(東京歯科大学市川総合病院 泌尿器科)
SY12-1:膜型人工肺と透析膜を組み合わせたDCD腎摘出、保存の研究
松野 直徒(旭川医科大学 消化器外科、移植外科)
SY12-2:腎臓灌流保存装置の我が国への導入について -開発の現状と課題
松野 直徒(旭川医科大学 消化器外科、移植外科)
SY12-3:携帯型持続冷却灌流装置の心停止ドナー腎保存への臨床応用
圷 尚武(国立病院機構 千葉東病院 外科)
SY12-4:献腎移植推進のための新しい腎保存技術
森井 湧太(首都大学東京)
SY12-5:屠畜摘出腎の初期灌流の基礎検討
寺口 博也(富山大学 理工学教育部)
SY12-6:当科における心停止ドナーからの腎保存技術の適応の検討
栗原 啓(九州大学病院 臨床腫瘍外科)
会長の一言

 心停止ドナー、マージナルドナーからの献腎移植も推進していくことが必要です。このセッションでは、大動物を使った実験から臨床応用されているさまざまな腎保存技術が紹介されています。ブタを使った体内潅流後の腎臓、摘出後の機械潅流の腎臓保存技術、潅流保存装置の臨床応用の可能性、イヌを使った機械潅流、携帯型持続潅流装置(LifePort)を使った腎保存の臨床応用、ブタを使った復温機械潅流、ブタを使ってウロキナーゼ併用機械潅流、臨床データの解析などが発表されています。(学会長)

シンポジウム13

3月25日(金)10:10~11:40 第2会場

腎移植患者の長期生存・生着率向上と免疫抑制療法
司会 大段 秀樹(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門 消化器・移植外科学)
剣持 敬(藤田保健衛生大学 医学部 移植・再生医学)
SY13-1:Death with functioning graft(移植腎機能が維持された状態での死亡)の対策
森田 研(北海道大学病院 泌尿器科)
SY13-2:腎移植後長期生着率の向上に向けて -DSA、腎機能低下の対策-
奥見 雅由(東京女子医科大学 泌尿器科)
SY13-3:長期生着・生存率向上を目指したタクロリムス徐放性製剤の使い方
原田 浩(市立札幌病院 腎臓移植外科)

共催:アステラス製薬株式会社

会長の一言

 腎移植の長期保存、生着を目指す免疫抑制療法は古くて新しいテーマですが、ここ数年は免疫抑制剤もラインナップが整ったような感じがします。そのなかで、①心疾患、感染症、悪性腫瘍などで亡くなるDWFG、②DSA、慢性の抗体産生による慢性拒絶、③一昔前に言われた動脈硬化、高血圧、糖尿病、CNI 毒性などのいわゆるCAN、④怠薬、が今後さらに改善すべき課題と思います。免疫抑制療法につきましては、①MMFなど代謝拮抗剤とCNIの組み合わせ、投与量は何がいいか、②TDMは必要か、③拒絶の早期発見のためのHLA抗体検査、腎生検はどのレジメがいいか、④拒絶に対する治療方針は、などの疑問が知りたいところです。また、腎移植患者も高齢患者が増え、20年生着がふつうになってくると、独居、老々介護、認知症の発症などの一般社会の動きの中で、長期に生かす工夫が必要になります。このようなことを論じていただけたらと思います。(学会長)

シンポジウム14

3月25日(金)10:10~11:40 第8会場

高齢化腎移植医療の将来を考える -地域包括ケアの中での腎不全対策-
司会 打田 和治(愛知医科大学 腎移植外科)
齋藤 和英(新潟大学大学院 腎泌尿器病態学分野)
SY14-1:高齢腎不全患者の包括的治療における地域連携
新藤 純理(市立釧路総合病院 泌尿器科)
SY14-2:高齢腎移植患者の現状
市丸 直嗣(大阪大学 先端移植基盤医療学)
SY14-3:腎移植患者の高齢化とADL低下にどう対応してゆくか -現在抱える問題と考えられる対策について-
片山 昭男(特定医療法人衆済会 増子記念病院 移植外科(腎移植科))
SY14-4:虚弱高齢腎不全患者の“より良い”マネジメントとは何か?
柴垣 有吾(聖マリアンナ医科大学 腎臓病センター)

共催:中外製薬株式会社

会長の一言

 超高齢化時代に突入し、日本の医療は、介護、在宅医療中心のケアシステムへシフトしていかざるを得ません。独居、認知症、老々介護の現状は高齢透析患者、長期生存・生着を成しえた高齢腎移植患者にも迫りくる問題です。地域包括ケアの中での腎不全診療の在り方、腎移植後の長期管理、服薬指導、生活支援を考える必要性があります。中外製薬のご厚意で、4人の演者にお願いして、1)検診率を高め腎不全の予防、透析空白地帯の補てん、地方の高齢者透析の現状を紹介、2)長期腎移植レシピエントの外来受診、服薬、生活指導をどうしているか。高齢者腎移植の適応をどう考えるか、文献レビューも含めて教唆、3)合併症の予防・管理や生活上の負担軽減を目指した外来Followをどうするか、服薬も「Simple is the best」、TDMなしの最低限の投薬、訪問介護で可能な服薬、管理を目指せるか、4)CKD患者、透析患者を取り巻く医療環境、地域包括ケアの目指すところを内科的視点から紹介、というセッションを設けました。これは地方のみではなく、近い将来、日本中が直面する課題となりますので、参加者の得るところ大なるものと期待しています。(学会長)

プレコングレスシンポジウム

3月23日(水)15:15~17:00 第1会場

プロトコール生検の意義を再考する -長期プロトコール腎生検は必要か?-
司会 相川 厚(東邦大学医学部 腎臓学講座)
西 慎一(神戸大学大学院医学研究科 腎臓内科 腎・血液浄化センター)
PS-1:Subclinical rejectionを呈する -Borderline- 症例をどう考えるか
酒井 謙(東邦大学 医学部 腎臓学講座)
PS-2:短期プロトコール生検の意義について
升谷 耕介(九州大学大学院 病態機能内科学)
PS-3:当院における腎移植後の長期定期生検の経験
寺西 淳一(横浜市立大学附属市民総合医療センター 泌尿器・腎移植科)
PS-4:岐阜大学における腎移植後プロトコール生検の検討~長期プロトコール生検は必要か~
土屋 朋大(岐阜大学 泌尿器科)
PS-5:プロトコール移植腎生検の意義を最大限に高めるために必要なこと
両角 國男(増子記念病院)

共催:ノバルティスファーマ株式会社

会長の一言

 移植腎の長期生着を考えるうえで、特に日本ではプロトコール生検の意義が重んじられてきました。移植後1年までの生検の意義が紹介されることが多かったですが、より長期でのプロトコール生検は必要でしょうか。1)0Hr生検と1Hr生検はどちらが良いか、どちらとも必要か、その意義は?2)1年以上のプロトコール生検は必要か?3)異常所見を認めた時の治療法は?4)Borderline changeは治療すべきか?などについて論じていただきます。(学会長)

International Teleconference「アジアの腎移植」

国際テレカンファレンス

3月24日(木)15:30~17:00 第2会場

アジアの腎移植
司会 高原 史郎(大阪大学大学院 医学系研究科 先端移植基盤医療学寄附講座)
田邉 一成(東京女子医科大学腎臓病総合医療センター 泌尿器科学教室)
TC-1:The current status of kidney transplantation in Japan
Shiro Takahara, MD(Professor Department of Advanced Technology for Transplantation Osaka University, Graduate School of Medicine)
TC-2:Kidney Transplantation In Korea
Duck J. Han, MD(Department of Surgery, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine)
TC-3:RESULTS AND ADVANCES IN ORGAN TRANSPLANTATION IN VIETNAM
Ha Phan Hai-An, MD(VietDuc University Hospital, Vietnam)

特別発言:岩城 裕一(南カリフォルニア大学)

会長の一言

 州大学アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)の協力を得て、本学会場、韓国・Asan Medical Center、ベトナム・VietDuc Hospitalを高速ギガビットネットワークで接続し、ハイビジョン画像、動画、音声を3元同時中継してリアルタイム・ディスカッションをするセッションです。日本に居ながらにして、国際学会に参加して海外の発表者と意見交換ができるという未来志向の学会形式です。このような企画はあるテーマについて、医学内容とテクノロジーに精通している医師とエンジニアのコラボが不可欠で、共通言語は英語です。また、それぞれのステーションから各国のギガビット回線への接続、そして各国間の接続体制が整備されていなければなりません。
今回、第49回日本臨床腎移植学会に際して、「アジアの腎移植」を国際テレカンファのテーマに取り上げ、①献腎移植が伸び悩む日本、②臓器移植先進国の韓国、③急速に法整備、体制整備がすすむベトナムの3か所から最新情報を交換して、お互いに今後の発展のヒントにするというのが趣旨です。腎移植と英語というキーワードにふさわしい日本代表である、大阪大学・高原史郎先生と東京女子医科大学・田邉一成先生を司会と演者に迎え、さらに南カリフォルニア大学で、移植医療と基礎研究を牽引しておられる岩城裕一先生に総括をお願いしており、参加者の皆様とともに実りある討論ができることを期待しています。
追加:3人の演者のご厚意で発表スライドをまとめた冊子ができました。HPよりダウンロードして持参の上、参加されるとPresentation、Discussionがわかりやすいと思います。

Junior Session

Junior Session

3月25日(金)10:10~11:40 第1会場

21世紀の医療技術と生命倫理を架橋せよ
司会 井藤 久雄(鳥取県立厚生病院 院長、鳥取県臓器バンク 理事長)
堀見 忠司(社会医療法人 細木病院、高知県腎バンク協会、高知医療センター)
JS1:What is Owner of Life?~死から生を知る~
鳥取県立倉吉東高等学校
JS2:身体も心も助けるための提案~臓器提供における心のケア序説~
鳥取県立米子東高等学校
JS3:A Project That Makes Babies Happy
島根県立松江北高等学校

特別発言:藤堂 省(久留米聖マリア病院)

会長の一言

 鳥取県立倉吉東高校では、毎年夏に開催される学園祭のときに、「国際高校生フォーラム」(The Annual International Senior High School Students' Forum in Kurayoshi)を企画されています。これは、高校生が独自の自由な発想を生かして、現代社会の諸問題に真正面から取り組み、その解決策を模索する場として平成14年に始まりました。学校・地域・国境を越えた意見交換をするなかで、高校生として今考えうる最大限可能な問題解決の方向をまとめ、将来の日本および世界に貢献できる資質を身につけることを目指しています。
 2014年8月の「第13回国際高校生フォーラム」は、「21世紀の医療技術と生命倫理を架橋せよ」というテーマのもと、国内外の7高校の生徒たちが、「安楽死」、「出生前診断」、「臓器移植」などのキーワードをもとに工夫したプレゼンテーションを展開しました。私は、プレコンの段階で、移植医の立場からの基調講演で、このフォーラムに参加しました。高校生たちが自分たちの決めたテーマに沿って、各チームごとに勉強し、資料を集め、規定時間内に主張をまとめて舞台で発表しており、その感性の鋭さと発表内容に感動しました。
 鳥取・島根両県から参加した3校は、死と生について素晴らしい発表をされました。この3校の校長先生、担当教官にお願いして、今回の学会で再現していただきたく、「Junior Session」を企画しました。日ごろ、一般啓発・普及活動が重要と考えて移植医療に携わる我々が、この高校生たちの真剣で斬新な発表に如何に応えるべきかを考えてみたいと思います。
 最後に、私の移植医療の恩師のお一人である、前北海道大学教授・藤堂省先生にご登壇いただき、このセッションを拝聴された感想も含めて、特別発言を頂戴できたらと存じます。(学会長)

ランチョンセミナー

ランチョンセミナー1

3月24日(木)11:50~12:40 第1会場

免疫抑制剤mTOR阻害薬の至適投与方法~免疫薬理学的視点・臨床的視点から~
司会 中島 一朗(東京女子医科大学 腎臓外科)
野島 道生(兵庫医科大学 泌尿器科 腎移植センター)
LS1-1:mTOR阻害による抗体産生と抗体抗原反応に与える効果
岩㟢 研太(愛知医科大学 医学部 腎疾患・移植免疫学寄附講座)
LS1-2:適正なEverolimus使用法の検討 -名古屋第二赤十字病院におけるEverolimus使用経験から-
渡井 至彦(名古屋第二赤十字病院 腎臓病総合医療センター 移植外科)

共催:ノバルティス ファーマ株式会社

会長の一言

 腎移植の領域で、エベロリムスも広く使われるようになってきました。このセッションでは基礎と臨床の演者をお招きし、それぞれmTORiの作用機序、薬理効果の総括、腎移植領域での使用方法をご教示いただきたいと思います。
例えば、導入期からかあるいは維持期での変更か、適正投与量は?エベロリムスを加えたらCNIを減らすかMMFを減らすか、いずれかを中止するか?どんな患者に使うべきか?至適血中濃度はどのくらいか?口内炎、蛋白尿、治癒遅延などの合併症が起きたらどうするか?などをご教示いただきたいと思います。(学会長)

ランチョンセミナー2

3月24日(木)11:50~12:40 第2会場

知って得するSNP測定法とその実際
司会 佐藤 滋(秋田大学医学部附属病院 腎疾患先端医療センター)
LS2-1:全自動遺伝子解析装置を用いた腎移植患者の個別化設計
三浦 昌朋(秋田大学医学部附属病院 薬剤部)
LS2-2:CYP3A5遺伝子多型に基づくグラセプタ個別投与量設計の実践
佐藤 滋(秋田大学医学部附属病院 腎疾患先端医療センター)

共催:アークレイマーケティング株式会社

会長の一言

 腎移植の免疫抑制療法で、レシピエントによってタクロリムス、シクロスポリンの濃度が異なり、投与量が大きく変わることがあります。食物や薬剤相互作用によって薬剤代謝が阻害されたり、更新されたりすることがあるとともに、その薬剤を代謝する酵素の遺伝子多型によることがあります。そのなかで、DNAの配列の1箇所の塩基配列が別な 塩基に変わっている一塩基多型(SNP)が有名で、アルコールに対する強さ、抗結核薬、ワーファリンの効き具合の個人差などもそれぞれに関与する代謝酵素の変異によると言われています。移植前に検査しておけば、タクロリムスとシクロスポリンのどちらが適しているかを判定して、「テーラーメイド医療」をすることも可能です。
 私は、SNP測定はそれを専門にする薬学研究室などの人員と設備がなければできないと思っていましたが、きわめて小さな機械で一度に複数の検体を簡単に測定できることができ、導入投資も比較的安価であることを最近知りました。このたび、アークレイ社のご厚意で、秋田大学の三浦先生、佐藤先生をお招きし、共催ランチョンセミナーを開催いたします。三浦先生にSNPの基本事項、測定の実際、応用分野などを、佐藤先生には腎移植領域におけるSNP測定の実際と活用事例などを、参加者にわかりやすく説明していただけたらと思います。(学会長)

ランチョンセミナー3

3月24日(木)11:50~12:40 第3会場

2型糖尿病と移植後糖尿病の現状と最近の知見
司会 木村 真理(米子医療センター 糖尿病・代謝内科)
LS-3:糖尿病診療における最近の進歩
馬場園 哲也(東京女子医科大学 糖尿病センター内科)

共催:協和発酵キリン株式会社

会長の一言

 透析導入の最大原因は糖尿病となり、腎移植後に糖尿病を発症するPTDMも長期生着を考えるうえで重要な項目です。腎移植に携わる医師は、連携する専門医、看護師、スタッフとともに糖尿病の最新情報を学び、さらに免疫抑制剤が糖尿病に影響する病態も理解して日常診療に役立てる必要があります。今回、協和発酵キリン社のご厚意で、この領域で経験豊富な馬場園哲也先生をお招きし、日本人の糖尿病の特徴はなにか、生活習慣の改善はどのように指導するか、インスリン製剤を含めた最近の薬物療法の進歩などをわかりやすくご講演いただきたいと思います。特に、超速効型から持続型まで様々なインスリン製剤、以前から頻用されているスルホニル尿素薬、ビグアナイド系薬剤にくわえ、インスリン抵抗性改善薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬などの薬物療法の最新情報は、翌日からの診療に役立ちます。(学会長)

ランチョンセミナー4

3月24日(木)11:50~12:40 第8会場

Banffミーティングの最新報告
司会 清水 朋一(戸田中央総合病院 移植外科)
LS-4:Banffミーティング2015報告
原 重雄(神戸大学医学部附属病院 病理診断科)

共催:中外製薬株式会社

会長の一言

 抗体関連拒絶の病理診断、治療方針はトピックの一つです。2013年Banff会議で、C4d陰性の抗体関連拒絶(ABMR)の存在が認められ、その診断基準が従来に比較して細かくなっており,関連した組織学的所見も新たな内容が提唱されました。今回、中外製薬のご厚意で、移植腎病理の分野を牽引する若手ホープのお二人、清水先生に司会、原先生に講演の労を執っていただくことになりました。私たち移植医は、術前からのHLA抗体の検出、病理所見での抗体関連拒絶の重要性は認識していても、C4d染色の意義と解釈のしかた、血中抗体を確かめる意義、治療方針について熟知しているわけではありません。今回のBanff会議での内容とこれまでの移植腎病理の総括、最新情報をわかりやすくご教示願えればと思っています。(学会長)

ランチョンセミナー5

3月25日(金)11:50~12:40 第1会場

腎不全患者におけるDaclatasvir/Asunaprevir併用療法の効果と安全性
司会 両角 國男(増子記念病院)
LS-5:腎不全患者におけるDaclatasvir/Asunaprevir併用療法の効果と安全性
熊田 卓(大垣市民病院)

共催:ブリストル・マイヤーズ株式会社

会長の一言

 腎移植の領域において、ドナー、レシピエントともに、HBV、HCVの治療方針と新規薬剤の適応拡大は大きな課題でした。このたび、ブリストル・マイヤーズ社のダクラタスビルがアスナプレビルと併用する事で経口C 型肝炎治療が可能となり、日本では2014年7月に承認されました。セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善が期待されます。大垣市民病院の熊田卓先生は、ダクラタスビルとアスナプレビルの透析症例に対する臨床試験を行っておられる肝臓専門医の先生です。腎臓内科と腎移植の領域では権威のお一人である両角國男先生にご司会をいただいて、透析患者、腎移植患者のHCV 治療方針の最新情報を基礎から臨床まで、私たちにわかりやすくご講演いただきます。(学会長)

ランチョンセミナー6

3月25日(金)11:50~12:40 第2会場

ABO血液型不適合腎移植の脱感作療法
司会 髙橋 公太(公益財団法人 新潟県臓器移植推進財団、大塚台クリニック)
LS-6:ABO血液型不適合腎移植の脱感作療法
八木澤 隆(自治医科大学 腎泌尿器外科学講座腎臓外科部門)

共催:全薬工業株式会社

会長の一言

ABO血液型不適合腎移植、HLA既存抗体陽性腎移植の脱感作療法においては、Bcell抗体であるリツキシマブは絶大な効果がありました。しかし、正式な保険収載がされておらず、これまでは各施設で倫理委員会の承認を得て臨床治験として使用していました。私たちもABO血液型不適合に対する保険適応が承認されることを期待しています。
全薬工業社のご厚意で、あらためてリツキシマブの作用機序、移植領域での使用法、その実績、多施設共同の臨床治験の経過などをご講演いただく機会を設けました。司会に高橋公太先生、演者に八木澤隆先生をお願いして、ランチョンセミナーの一つに企画させていただきたいと存じます。参加者も最新の知識を得られるものと期待しております。(学会長)

ランチョンセミナー7

3月25日(金)11:50~12:40 第3会場

代謝拮抗剤の有効性と安全性をあらためて考える
司会 吉村 了勇(京都府立医科大学大学院 移植・再生外科学)
本田 雅敬(東京都立小児総合医療センター)
LS7-1:代謝拮抗剤をめぐる私たちの試み
牛込 秀隆(京都府立医科大学大学院 移植・再生外科学)
LS7-2:代謝拮抗剤への期待
石田 英樹(東京女子医科大学 泌尿器科)

共催:旭化成ファーマ株式会社

会長の一言

腎移植の長期成績向上には、代謝拮抗剤の長期投与が効果的で、いまのところはMMF、ミゾリビンが頻繁に使われていると思います。このたび、旭化成社のご厚意で、古くて新しい代謝拮抗剤の使い方を再考するセッションを企画することができました。特に、ミゾリビンは日本で開発された薬剤で、腎移植のみならず、リウマチ、その他の自己免疫疾患にも適応となっていますし、小児疾患の領域でも広く使用されています。TDMに基づく至適投与量の調整、作用機序、効果と副作用などを、経験豊富な司会と演者の連携で、参加者にご教示いただきたいと思っています。(学会長)

ランチョンセミナー8

3月25日(金)11:50~12:40 第8会場

腎移植とaHUS
司会 服部 元史(東京女子医科大学 腎臓小児科)
LS8-1:腎移植における非典型溶血性尿毒症症候群を考える
山本 裕康(厚木市立病院 内科)
LS8-2:腎移植におけるaHUSの実際
田邉 一成(東京女子医科大学腎臓病総合医療センター 泌尿器科学教室)

共催:アレクシオンファーマ合同会社

会長の一言

アレクシオン社が開発されたエクリズマブ(ソリリス)は補体C5に対するヒト化モノクローナル抗体で、血液内科領域の発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)、腎臓内科領域の非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)に対して、適応、効果があるとされています。日本腎臓学会/日本小児科学会合同委員会による aHUSの診断基準は、「典型的でないHUS」つまり「血栓性微小血管症(TMA) から志賀毒素によるHUSおよびADAMTS13活性著減によるTTPを除いたもの」とされており、aHUS はTMA を来す多彩な疾患を含み、そのうちの更に一部が補体制御異常による(狭義の)aHUSになります。腎移植後の抗体関連拒絶で、TMA、HUS、あるいは類似する病態がありますが、エクリズマブ使用に関する注意喚起も公表されています。今回、アレクシオン社のご厚意により、ランチョンセミナーを協賛いただき、aHUS の病態、診断基準、治療方法という基本事項と腎移植の臨床における使用の実情を紹介していただく企画を設けました。参加者も最新の知識を得られるものと期待しております。(学会長)

その他のプログラム

腎移植連絡協議会

3月23日(水)13:30~15:00 第1会場

腎移植における脳死提供・心臓死提供の共存
司会 吉村 了勇(京都府立医科大学大学院 移植・再生外科学)
心停止での腎臓提供の啓発の掲示的検討と今後の課題
吉開 俊一(国家公務員共済組合連合会 新小倉病院 脳神経外科)
大阪府下における献腎提供推進のための活動 その1:大阪腎臓バンクの役割
秋山 隆弘(医療法人恵泉会 堺温心会病院 名誉院長)
大阪府下における献腎提供推進のための活動 その2:我々の取り組み
西岡 伯(近畿大学医学部堺病院 泌尿器科)
脳死・心臓死提供による腎移植
牛込 秀隆(京都府立医科大学大学院 移植・再生外科学)
会長の一言

 周知のごとく、臓器移植法改正後も臓器提供数は減少傾向で、特に心停止下の献腎提供が減少しました。2015年の1年間は脳死下提供、心臓死下提供ともに少し増加しましたが、腎移植待機患者と社会の要望に応えるには、ほど遠い状況です。腎臓提供を待機する患者が他臓器の待機患者よりも圧倒的に多数であり、現時点の心停止提供で医学的、 合法的に移植可能な臓器は腎臓のみです。しかし、現状では脳死ドナーと心停止ドナーからの腎臓移植は、提供施設の準備、摘出チームの編成と待機、摘出技術、移植後経過などは異なっています。
 このセッションでは、4名の演者の先生に「腎臓提供」から「腎移植」の流れのなかで、脳死提供と心停止提供が、どのように共存、増加していくことができるかを紹介していただきます。(学会長)

臨床腎移植統計報告

3月24日(木)7:40~8:00 第1会場

司会 湯沢 賢治(国立病院機構 水戸医療センター 臓器移植外科)
2015年腎移植集計報告
八木澤 隆(自治医科大学 腎臓外科学)

移植腎病理教育セミナー

3月23日(水)13:30~15:00 第3会場

移植腎病理Up-to-date
総合司会 両角 國男(特定医療法人衆済会 増子記念病院)
司会・解説 山口 裕(山口病理研究所)
武田 朝美(名古屋第二赤十字病院腎臓病総合医療センター 内科)
CP-1:戸田中央総合病院におけるinterstitial fibrosis and tubular atrophy (IF/TA) の2症例
清水 朋一(戸田中央総合病院 移植外科)
CP-2:移植後早期に起こるMRIの所見とその特徴についての検討
小林 賛光(東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科)
CP-3:IgA腎症の再発例の所見とその特徴について
松隈 祐太(九州大学病院 腎疾患治療部)
会長の一言

 3名の演者の先生方から代表的な症例とプレパラートを提供していただき、上記の3つのテーマについて、移植腎病理セミナーを開催したいと存じます。浜松ホトニクスのご協力でプレパラートはバーチャルスライドに作成しました。また、Vidyo Desktopシステムというテレビ会議システムを使って、リアルタイムで討論する「ミニ遠隔病理診断」をご紹介いたします。
 参加者は会場に設置したコンピューターの画面で組織所見を閲覧できます。総合司会を両角國男先生、個々の症例の解説と司会を山口裕先生と武田朝美先生が担当されます。参加者の皆様、バーチャルスライドを直接、ご覧になって、病理所見とともに将来の展望を討論なさってください。(学会長)

腎移植認定医 第10回集中教育セミナー

3月25日(金)12:50~15:25 第2会場

司会 剣持 敬(藤田保健衛生大学 臓器移植科)
1:選択肢提示の方法(カテゴリー3:献腎移植)
小野 元(聖マリアンナ医科大学 移植医療支援室)
会長の一言

 脳外科医として臓器提供の現場で、臓器提供をたくさん経験されている立場から、選択肢提示の方法と様々な段階を説明していただきます。

司会 服部 元史(東京女子医科大学 腎臓小児科)
2:わかりやすい保険診療の話(カテゴリー4:術中・術後管理)
齊藤 忠則(東京臨海病院 泌尿器科)
会長の一言

 保険点数、保険診療、DPC と出来高、加算のとれる条件など一般的な保険診療の現状、腎不全と腎移植領域の保険診療をわかりやすく解説していただきます。

司会 大段 秀樹(広島大学 消化器外科・移植外科)
3:臨床研究と一般統計学の基礎(カテゴリー6:社会環境・統計・倫理)
林 朝茂(大阪市立大学 環境衛生学)
会長の一言

 臨床研究におけるデータの取り方、解析方法、統計手法の基礎について教えていただきます。

第5回RTC認定コーディネーターセミナー

3月25日(金)13:00~14:30 第3会場

腎移植の感染症と患者指導
司会 市丸 直嗣(大阪大学大学院 医学系研究科 先端移植基盤医療学)
中山 綾子(独立行政法人 国立病院機構米子医療センター 看護部)
RTC-1:RTCが知っておくべき腎移植の術前・術後感染症のOverview
力石 辰也(聖マリアンナ医科大学 腎泌尿器外科)
RTC-2:RTCが知っておくべき腎移植の術前・術後感染症のOverview
橋詰 亮(国立病院機構千葉東病院 レシピエント移植コーディネーター)

共催:日本移植コーディネーター協議会(JATCO)共催

会長の一言

腎臓移植の術前、術後は感染症のケアが重要です。腎移植前の感染症のルーチン検査(HCV、HBV、HIV、HTLV、CMV、EBVなど、小児の場合はウイルス抗体チェック)と移植適応、腎移植後、急性期の主な細菌感染症、その後の真菌感染症(PCP、カンジダなど)、維持期のウイルス感染症(CMV、EBV、BKVなど)の診断と治療、外来F/Uのときの患者指導の要点RTCとして必須の知識でありましょう。お二人の演者から事例もふまえて、腎移植医とRTCの演者からわかりやすくポイントを説明していただきたいと思います。(学会長)

コーディネーター部門ワークショップ

3月23日(水)15:30~17:00 第3会場

社会的マージナルドナー・パート2
司会 秋山 政人((公財)新潟県臓器移植推進財団 新潟県臓器移植コーディネーター)
事例提示 高橋 絹代((公財)富山県移植推進財団 移植コーディネーター)
オーガナイザー 大宮 かおり(日本臓器移植ネットワーク 教育研修部)
解説 長谷川 友紀(東邦大学医学部・社会医学講座 医療政策・経営科学分野)

共催:日本移植コーディネーター協議会(JATCO)共催

会長の一言

 社会的なマージナルドナーと称して、複雑な事例を取り上げて解説していただくことにしました。
昨今、入院される家族の背景が複雑な事例が増加してきております。そうした中、臓器提供を希望される又はオプション提示される場合も多く経験します。さらに法的に又は警察の関与においてどのようにしらたいいか迷う事例も増加しております。例えば、家族が離散し患者本人との連絡を拒絶している事例の場合の承諾者とは?や離婚をして母子(または父子)で生活している親がドナー候補となった場合、子が未成年だとしたら承諾者とは?さらに自死での入院の際に注意すべきポイントなど、悩む事例が増加している事は皆さん共通しているのではないでしょうか。今回、社会的な背景が複雑で、家族の意思確認、同意取得が容易ではなかった事例を提示します。参加者と共に問題点を抽出、検討し、その後長谷川友紀先生より解説していただくよう企画しました。
 コーディネーターはもとより、移植医療を関わる皆様方と“社会的マージナル”な症例対応に理解を深め、ご本人・家族の意思を混乱なく叶えるお手伝いができる事を目的に開催したいと思います。(学会長)

組織適合性検査QCワークショップ報告

3月24日(木)17:00~17:30 第3会場

司会 湯沢 賢治(国立病院機構 水戸医療センター 臓器移植外科)
QCWS報告 CDC,FCXM
橋口 裕樹(福岡赤十字病院 検査科)
QCWS報告 ICFA
佐藤 壯(札幌北楡病院 臨床検査科)

生活指導セミナー

3月24日(木)8:00~8:30 第2会場

司会 高原 史郎(大阪大学大学院医学系研究科 先端移植基盤医療学寄附講座)
腎移植患者に対する食事療法の考え方および,食品成分計算アプリ「快食番人」の食事療法における有用性
市丸 直嗣(大阪大学大学院 医学系研究科 先端移植基盤医療学)
守山 敏樹(大阪大学保健センター/大阪大学医学部附属病院 腎臓内科学)

共催:日本食品成分普及協会

*演者、テーマは今後変更することがありますのでご了承ください。

大会事務局
国立病院機構 米子医療センター
〒683-0006 鳥取県米子市車尾4-17-1
Tel:0859-33-7111 Fax:0859-34-1580 E-mail:49jscrt@nho-yonago.jp
運営事務局
日本コンベンションサービス株式会社 中部支社
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