会長挨拶

会長:中西 健
第63回日本透析医学会学術集会・総会
会長:中西 健
兵庫医科大学 内科学 腎・透析科

 第63回日本透析医学会学術集会・総会を、平成30年6月29日から7月1日にかけて神戸国際会議場・神戸国際展示場・神戸ポートピアホテル・アリストンホテル神戸・ワールド記念ホールで開催させていただきます。日本透析医学会学術集会・総会は、多数の熱心な参加者が集い、腎代替療法を中心に「患者のためになる医療は何か」について真剣な議論を戦わせるとともに、日本全体の会員・会員施設における腎代替療法の水準を向上・維持する貴重な場となっております。このような重要な大会を主催させていただくことの責任の重大性を感じております。
 腎代替療法には代表的な血液透析・腹膜透析・腎移植に加えて、再生医療も遠くではありますが垣間見ることができる時代になってきました。一方本邦における透析療法は高齢透析患者の増加にともなう要介護者の増加・看取りケアへの架け橋の議論そして患者数の増加に伴う透析医療費の増大など幾つかの重要な問題を抱え、会員全体が気を引き締めて共通の認識をもって対峙していかないと立ち行かなくなる状況に直面しています。この様な経緯から、学術集会のテーマを「腎甦絶技」とさせていただき、日本透析医学会の会員の力を結集できる場を提供し、腎機能と患者活力の甦りを図りたいと考えております。
 特別講演や教育講演では現在多くの会員が興味を持っておられるテーマに関する知識を、シンポジウムやワークショップでは実臨床の現場で問題になっているテーマに関して多方面からの視点で学習できる企画を練っております。若手医師・専門医育成のため、従前から行われておりましたよくわかるシリーズやセミナーをon-siteで学習できるように教育講演として充実させていきます。
 日本透析医学会学術集会は単に日本の透析医療のためだけではなく、世界に誇れる本邦の医療を世界に広めその優位性を認識していただく好機でもあります。そのため世界中から特別演者を招くとともに、アジア地域における交流を活発にするため国際学術交流の一環としてアジアの透析医とのより緊密な人材交流の場を提供します。
 第63回日本透析医学会学術集会・総会を会員の皆様にとって、また腎代替療法を受けている患者様にとって実りある有意義な会になりますよう準備しているところでございますので、大会の成功に向けて皆様方の御指導、御支援の程をよろしくお願い申し上げます。

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