第66回日本泌尿器科学会中部総会

会長挨拶
謹啓

 この度、第66回日本泌尿器科学会中部総会の会長に推挙され、来る平成28年(2016年)10月27日(木)から30日(日)の4日間、四日市市文化会館と四日市都ホテルにて開催させていただくことになりました。謹んでご挨拶を申し上げます。三重大学が中部総会をお世話させていただくのは、第28回の多田 茂教授、第48回の川村 壽一教授に続き、今回で3回目となります。
 さて、本総会のテーマは、「Diversity and harmony in Urology」としました。Diversityは、多種多様・変遷・変移などの意味があります。近年の医学医療技術の目覚ましい進歩により、泌尿器科診療においても新規の診断法と治療法が開発・臨床応用され、素晴らしい進化を遂げております。泌尿器科手術法においては、内視鏡下手術からロボット支援手術へ、レーザーや凍結治療といった高エネルギーを用いたアブレーション療法の導入など、より低侵襲外科治療が進んでおります。また、薬物治療においては、各種排尿障害治療薬の開発とともに、より副作用の少なく有効な抗がん剤治療法の確立、腎癌や前立腺癌に対する新規分子標的薬剤や免疫治療も期待されております。このように泌尿器科診療は時代とともに目覚しく発展・進化し、治療技術も多様化し、治療法の標準化が進むとともに個々の患者への個別化が望まれています。本会においては、近年の革新と多様性に富む泌尿器科診療を、いかにバランスをとり調和させていくかをテーマとしました。なお、新専門医研修制度の発足に対応して、日本泌尿器科学会による教育プログラムの拡充が企画されており、会期を4日間とさせていただきました。
 今回の中部総会は三重県での開催となり、2016年にG7伊勢志摩サミットの会場となった風光明媚な伊勢志摩地区で開催できたらと考えましたが、やはり交通や宿泊などの利便性を優先し、四日市での開催とさせていただきました。三重県は、東西南北に多中心的な地理的特徴があります。北は桑名・四日市の北勢地区、西は伊賀上野地区、南は尾鷲南紀の南勢地区、東は伊勢志摩地区、そして県庁所在地である津市のある中勢地区から構成されています。それぞれ産業、経済、歴史・伝統、自然景観等の異なる地域がうまく調和されている地域です。せっかくの機会ですので、是非とも三重県内の各地に足を運んでいただき、自然景観・名所旧跡をご訪問していただき、各地域の名物料理もご堪能していただければと思っております。
 以上、簡単ですが、第66回中部総会を開催するにあたりご挨拶をさせていただきました。多数の皆様にご参加いただき、実り多い学会になるように、事務局一同心からお待ち申し上げております。

謹白

第66回日本泌尿器科学会中部総会
会長 杉村芳樹
(三重大学大学院医学系研究科 腎泌尿器外科学分野 教授)