JATS 2016

事務局
〒700-8558 岡山市北区鹿田町2-5-1
岡山大学大学院歯薬学総合研究科
呼吸器・乳腺内分泌外科(第2外科)
TEL:086-235-7265
FAX:086-235-7269
運営事務局
日本コンベンションサービス株式会社
〒541-0042 大阪市中央区今橋4-4-7
京阪神淀屋橋ビル2階
TEL:06-6221-5933
FAX:06-6221-5938
E-mail: 69jats@convention.co.jp

プログラム

※開催プログラムにつきましては、変更される場合がございますため、予めご了承ください。

日程表9月27日現在

前日:9月28日(水)   1日目:9月29日(木)
2日目:9月30日(金)   3日目:10月1日(土)

プログラム9月26日現在

前日:9月28日(水)   1日目:9月29日(木)
2日目:9月30日(金)   3日目:10月1日(土)
ポスター発表
共催セミナー

当日の発表について

本会では、すべての口演発表のスライドは英語表記とさせていただきます。
なお、発表言語は日英いずれでも可といたします。

発表時間(セッション時間)

セッション名 発表時間 質疑
会長講演 30分
理事長講演 20分
特別講演 30分
招請講演 30分
温故創新 30分
ディベート 15分 15分(総合討論)
クリニカルビデオ 6分 4分
一般口演 6分 4分
ポスター 4分 3分

プログラム紹介

温故創新セッション

【概要】本学術集会のメインテーマは温故創新です。このテーマに因んで温故創新セッションを企画しました。胸部外科学の各分野において先輩の偉大な業績を訪ね、その業績がどのようにして生まれたのか、そしてどのような発展をしてきたのか、同分野で現在ご活躍中の先生にご講演をお願いしました。このセッションが若い胸部外科医にとってinnovationやimprovementのきっかけになることを期待しています。

1)(心臓・虚血性)

冠動脈バイパス術・過去・現在・未来

2)(心臓・弁膜症)

弁下温存僧帽弁置換術

3)(心臓・大血管)

4)(心臓・先天性)

日本初の先天性心臓外科手術

5)(呼吸器1)

肺癌におけるリンパ節マッピング
成毛マップの創造とその後の展開

6)(呼吸器2)

正岡によって開拓された重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出術と胸腺腫病期分類

7)(食道)

気管大動脈浸潤食道癌に対する外科切除の挑戦

ディベート

1)(心臓・虚血性)

Off-Pump CABGはどう正当化されるのか?On-pump vs Off-pump CABG
【概要】単独CABGにおいて日本では約65%の症例においてOff-Pump CABGがなされているが、Off-Pumpは手術のmorbidityは下げるがグラフトのqualityを損なうという臨床研究の結果が特に海外から報告されている。On-PumpとOff-Pumpの妥当性を徹底討論することを目的とする。

2)(心臓・弁膜症1)

50歳代の大動脈弁置換術は生体弁で良いか
【概要】生活の質の改善のためワーファリンを回避することは重要な問題である。生体弁の改良と弁機能不全を起こした生体弁への経カテーテル治療が現実となっている現時点で、50歳代の生体弁が妥当か否かを検討する。

3)(心臓・弁膜症2)

複雑病変の僧帽弁閉鎖不全もMICSで可能か。
【概要】僧帽弁閉鎖不全に対するMICSが日本でも広まっている。後尖逸脱だけでなく、前尖逸脱や複雑病変に対してもMICSを行うことが妥当かを手術成績から検討したい。

4)(心臓・大血管)

胸腹部大動脈疾患
【概要】胸腹部大動脈疾患に対する術式は、多種多様な術式が考案され施行されている。そこで今回は、根治術式(Open repair)と、branch deviceもしくはfenestrated deviceを用いたTEVARの2つの術式について、それぞれの手術のエキスパートに発表、ディベートをして頂き、今後の各術式の適応を含めた胸腹部大動脈疾患に対する新たな外科治療戦略を再考してもらう。

5)(心臓・先天性)

房室中隔欠損症の外科治療 Two patch repair vs modified one patch repair
【概要】房室中隔欠損症(AVSD)に対しては以前より、two patch法とone patch法があり、良好な成績が報告されている。両者の手術方法においては確実な欠損口閉鎖と、良好な弁機能温存をした形成術がその目的であることは言うまでもない。このセッションではそれぞれの手術方法による治療成績を報告し、AVSDの手術術式を討論したい。

6)(呼吸器1)

c-N2肺癌に対する治療戦略 術前CRT vs 術前CT
【概要】c-N2症例に対する手術単独療法は予後が悪く集学的治療が必要であることについてはコンセンサスが得られている。しかし、導入療法として化学放射線療法(CRT)と化学療法(CT)のどちらが良いのか、また、高齢者c-N2症例に対する治療戦略などについては議論の或るところと思われる。これらの問題について議論を深めていただきたい。

7)(呼吸器2)

胸腺疾患に対する外科的アプローチ VATS vs 胸骨正中切開
【概要】日本胸部外科学会2013年の手術統計では、重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出術は34%がVATS下で、また、胸腺腫、胸腺癌に対する摘出はそれぞれ40%、25%がVATS下で行われている。しかし、VATS下手術には安全性、容易さ、播種の危険性などに問題も多いと思われる。これらの点につき議論を深めていただきたい。

8)(食道)

食道癌根治術において胸管を切除すべきか?

シンポジウム

1)(合同1 心臓・呼吸器)

ドナーソースの拡大と分配の工夫について
【概要】我が国の心移植・肺移植の術後成績は国際心肺移植学会の報告と比較して良好であるが、臓器提供の不足は深刻であり、登録患者の待機中死亡率は極めて高い。このような現状にあってドナーソースの拡大とレシピエントの選択方法は重要な問題である。待機中死亡率が改善するような方策について検討していただきたい。

2)(合同2 心臓・呼吸器・食道)

胸部領域におけるロボット手術の現状と展望
【概要】胸部領域においてもda Vinciを用いたロボット手術が導入されつつあるが、安全性、有用性についてのエビデンスは不足している。また、心臓、呼吸器、食道外科における進捗状況もいろいろであり、保険収載には至っていない。3領域におけるロボット手術の現状を把握し、保険収載に至る道筋を加速するための方策を検討していただきたい。

3)(心臓・虚血性)

低心機能患者に対するCABGの遠隔期成績
【概要】三枝病変におけるCABGのPCIに対する優位性は多くのエビデンスが集積されており、特に糖尿病、低心機能の患者ではさらにその優位性が顕著になるとされている。しかしながら日本における低心機能患者に対する長期のCABGの成績に関する臨床研究は未だ少ない。当シンポジウムでは低心機能患者(LVEF≦40%)に対する単独CABGの長期成績を検証し、患者のリスクによる層別化による成績の比較、またPCIとの比較検討を行うことを目的とする。

4)(心臓・弁膜症)

心臓大血管再手術の治療成績
【概要】患者の高齢化とともに心臓大血管手術症例が増加している。再手術における手術術式やカテーテル治療について検討したい。

5)(心臓・大血管)

弓部大動脈疾患治療―過去、現在、未来
【概要】弓部大動脈疾患に対する外科的治療は、この半世紀の間に種々の術式が考案されてきた。本邦において、その手術成績には極めて良好で満足できるものであると思われる。近年、低侵襲治療の導入により弓部大動脈流治療においても、低侵襲治療であるステントグラフト治療が導入され、術式はさらに多様化を示している。そこでこのシンポジウムでは、この疾患に対する術式の変遷を明確にするとともに、その未来について論じて頂きたい。

6)(心臓・先天性)

HLHSの5年生存率は 術式の成績と向上への工夫
【概要】治療成績が不良な疾患の一つであった左心低形成症候群も、最近20年の経過の中で、良好な成績が得られるようになった。そこには様々な外科手術の進歩として、右室—肺動脈シャント、右室切開を最小にしたDUNK法、大動脈形成術の工夫等、様々なものがあった。しかしながら、多くの問題が明らかになってきたことも事実である。このセッションでは現在での5年生存率を振り返ることにより、さらなる手術成績の向上を明らかにしたい。

7)(呼吸器1)

悪性胸膜中皮腫に対する治療戦略
【概要】我が国において悪性胸膜中皮腫は今後さらに増加をすることが予測されるが、未だ十分な治療法は確立されていない。診断、内科的治療、外科的治療の現状を把握し、今後の治療戦略を検討していただきたい。また、この分野のexpertである海外招待者にも議論に加わっていただく予定である。

8)(呼吸器2)

他の外科と共同で行う呼吸器外科拡大手術
【概要】隣接臓器に浸潤する肺癌や縦隔腫瘍は術前に導入療法を行って手術をすることが多い。これらの中には呼吸器外科単独では切除が困難で、心臓外科、整形外科、形成外科などと共同で手術を行う事により切除できる症例が存在する。これらの拡大手術は症例が少ないことから、経験を共有し技術の伝承を図っていただきたい。

9)(食道)

集学的治療における食道癌手術の最適化
【概要】食道癌治療の中心が手術であることは現在も疑いのないことである。しかし食道癌では重要臓器浸潤や広範なリンパ節転移もまれではい。このような高度進行食道癌においは手術に加えて化学療法、放射線療法等を駆使した集学的治療が行われている。しかしながらその組み合わせや手術のタイミングついては各施設まちまちなところがあり、標準化はなされていない。本セッションでは高度進行食道癌の集学的治療における最適な手術のタイミングと手技につき論じていただきたい。

ビデオシンポジウム

1)(心臓・先天性)

先天性心疾患の外科治療
【概要】世界の最前線で行われている、最新の手術、さらには基本となる定型的な手術を習得する。世界の第一線で活躍している外科医による、ビデオシンポジウムである。

パネルディスカッション

1)(心臓・虚血性)

虚血性僧帽弁逆流:弁下手術 vs リングの使い分け
【概要】虚血性僧帽弁逆流に対する外科治療に関しては弁輪形成のみの形成術は僧帽弁置換術に対して優位性が無いというのは多くの臨床研究で示されている。しかしながら弁下組織に手を加える弁形成術の成績は未だまとまったデータは示されていない。弁下手術を伴う形成術、リングのみによる形成術、弁置換術の使い分けを明らかにしていく。

2)(心臓・弁膜症)

三尖弁閉鎖不全に対する外科治療の遠隔成績
【概要】三尖弁閉鎖不全に対する治療適応と外科手術術式が注目されている。本セッションでは、三尖弁閉鎖不全に対する外科治療の遠隔成績からみた至適手術適応と術式を検討する。

3)(心臓・大血管)

慢性B型大動脈解離に対する治療戦略
【概要】B型大動脈解離に対する治療は、近年TEVARの導入により新たな治療戦略が検討されている。ただ慢性解離に対しては、TEVARの有用性が急性期ほど明らかにされていない。そこでこのセッションでは、慢性B型大動脈解離に対する治療方法を内科、外科問わずあらゆる面から、早期成績のみでなく遠隔期成績も含めてそれぞれの治療方法の有用性について検討して頂く。

4)(呼吸器1)

非小細胞肺癌外科治療におけるリンパ節郭清 選択的郭清 VS 標準郭清
【概要】北米で行われたACOSOG Z0030 RCT試験では、c-T2N1以下の症例を対象としてsystematic samplingの術中迅速診断が陰性であれば標準郭清は不要との結論を得た。GE Darling先生にこの試験について講演をいただいた後、我が国における選択的郭清と標準郭清について適応・術中のnavigation法などについて議論を行っていただきたい。

5)(呼吸器2)

c-N1非小細胞肺癌症例における治療戦略
【概要】c-T1-2N1M0の症例はinitial surgery が行われることが多い。しかし、c-N1の明確な画像診断基準はなく、また、#10に転移を認める上葉原発と下葉原発肺癌では予後に差があることが予測される。c-N1症例に焦点をあてて治療戦略について議論していただきたい。

6)(食道)

胸腔鏡下食道癌手術における術式の定型化と課題
【概要】わが国における胸腔鏡下食道癌手術の歴史も20年が経過し、現在では食道癌手術の30%以上が胸腔鏡下で行われている。当初は左側臥位のみで行われていたが、腹臥位で行う施設も増加している。しかしながら体位だけでなく、人工気胸併用の有無、ポート配置、食道切離のタイミング、使用するデバイス等、施設間の術式の差異は大きいのが現状である。このため反回神経麻痺、肺炎といった周術期合併症の施設間格差も認められるようである。本セッションでは、より安全で周術期合併症の少ない胸腔鏡下食道癌手術のための定型化とは何か、そしてそれを実現するための課題について論じていただきたい。

ワークショップ

1)(心臓・虚血性)

重症心不全に対する外科治療戦略:LVADおよび心移植を考える
【概要】末期的重症心不全に対する治療のGold Standardは心移植である。しかしながらDonorの数が絶対的に不足している現況では、心移植を代替する治療が必要であり、特に日本ではその必要性が高い。心移植に対する有力な代替医療としてのLVADの日本における現時点での治療成績はどのようなものか?またLVADのdestination therapyとしての将来の見込みはどうなのか?今後のLVADの展望について討論することを目的とする。

2)(心臓・弁膜症)

冠動脈病変を有するハイリスク大動脈弁狭窄症の治療戦略
【概要】冠動脈疾患は大動脈弁狭窄症の40%-50%に合併するとされる。定着した人工心肺を使用しない冠動脈バイパス術や新たに導入された経カテーテル大動脈弁植込み術により治療戦略も変化した。冠動脈病変を有するハイリスク大動脈弁狭窄症の治療戦略について議論したい。

3)(心臓・大血管)

新しい胸部大動脈治療への挑戦
【概要】本邦における胸部大動脈疾患に対する外科治療術式は、日々進歩を遂げており、その根治性を必要としながら、高齢および術前合併症の多い患者対象に対しての低侵襲性も重要視せざるを得ない。このワークショップでは近年開発、考案された胸部大動脈疾患(その疾患群は問わない)に対する新たな治療術式を発表して頂き、その術式を検討するともに新たな治療戦略が構築できることを期待する。

4)(心臓・先天性)

PA、VSD、MAPCAsの外科治療戦略 術後血行動態評価と中期予後
【概要】段階的な手術治療もしくは、一期的治療と様々な治療戦略が取られている。しかしながら、この治療の最終目的は肺の各区域への十分な血流維持を達成させることと、低い肺動脈圧(右室圧)を維持したラステリス術を完成させることにある。各施設での治療戦略と術後の血行動態とともに中期遠隔成績を討論したい。

5)(呼吸器1)

続発性気胸に対する治療戦略
【概要】続発性気胸はさまざまな原因により発症することから、治療方針も異なると思われる。発症原因に基づいた治療戦略について議論を深めていただきたい。

6)(呼吸器2)

有瘻性膿胸に対する治療戦略
【概要】肺切除後の気管支瘻や難治性気胸に伴う有瘻性膿胸は治療がむずかしく、日本胸部外科学会2013年手術統計によると、術後死亡率は急性膿胸が6.9%、慢性膿胸が4.5%と極めて高い。術後死亡率を低下させるための治療戦略を議論していただきたい。