会長挨拶::第69回日本胸部外科学会定期学術集会「温故創新」

JATS 2016

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ご挨拶

会長:三好新一郎 第69回日本胸部外科学会定期学術集会を岡山で開催させていただくことになりました。岡山大学ではこれまでに第23回砂田輝武会長、第58回清水信義会長、第63回佐野俊二会長が開催されており、私で4人目となります。伝統ある本学術集会をお世話させていただく事は大変光栄なことであり、心より感謝申し上げます。
 会期は2016年9月28日から10月1日の4日間で、ホテルグランヴィア岡山・岡山コンベンションセンター・ANAクラウンプラザホテル岡山の3会場で行います。各会場はJR岡山駅の改札口から徒歩で3分以内、会場間は5分以内の所に位置しています。雨が降っても傘なしで移動できます。しかし、会場が3カ所に分かれていることで少なからずご不便をおかけすると思いますが、ご容赦をお願いいたします。
 私は1987年から1989年までの2年間、世界で最初に肺移植を成功させたJoel D Cooper先生の研究室に留学する機会を得ました。Cooper先生の肺移植の成功の鍵は、まさに古きを訪ねて新しきを創造しようとする姿勢であり、大変感銘を受けました。そこで、本会のメインテーマを“温故創新”、サブテーマをInnovation & Improvementとした次第です。ポスターは、このメインテーマをうけて、胸部外科学をリードしてきた数々の古き偉業を光り輝くメスに置き換え、若手医師に伝わっていく様子をイメージして作成されています。実は、ポスターの左側でメスを渡している手が私の手、右側でメスを受け取っている手が呼吸器外科を目指す教室員の手です。本学術集会が会員の皆様にとってInnovationやImprovementのきっかけとなれば幸甚でございます。
 本学会は心臓・呼吸器・食道からなる総合学会であり、3分野間の連携と協力が重要であります。学術集会のプログラム作成に当たりましてはコアプログラム委員会を組織しました。委員会のメンバーは心臓外科の大血管が倉谷徹先生(阪大)、弁膜症が小林順二郎先生(国立循環器病センター)、虚血性が夜久均先生(京都府立)、先天性が佐野俊二先生(岡山)、呼吸器外科は私が担当、食道外科は北川雄光先生(慶応)、土岐祐一郎先生(阪大)です。メンバーの先生に各領域の全権を委ね、シンポジウム・パネルデイスカッション・ワークショップ・海外招請講演・デイベートなどを企画していただきました。これらのセッション数に関しては会員数を考慮し、心臓・呼吸器・食道が概ね4:2:1になるように配分しました。会長の私は呼吸器外科を専門としていますが、専門外の心臓血管外科、食道外科におきましても最新のテーマが選定されており、会員の皆様のご満足が得られるような企画になっているものと自負しております。
 特別講演は、肺移植のパイオニアであり恩師のJD Cooper先生(Pennsylvania)、癌遺伝子研究の第一人者で阪大時代の同級生である中村祐輔先生(Chicago)、心臓外科領域における再生医療の先駆者で阪大第一外科の同窓である澤芳樹先生(阪大)に、若手外科へのメッセージとなるようなお話をお願いしました。
 特別企画は、専門医制度委員会に“専門医制度と指導医講習について”、また、チーム医療推進委員会に “胸部外科領域におけるチーム医療の近未来”というテーマで解説をお願いしています。さらに昨年も取り上げられましたが、本年4月熊本地震が発生し医療従事者としての対応を迫られたことから、“災害時における経験の共有と学会の役割”を急遽追加しました。
 海外からの招請者は特別講演のお二人のほか、心臓領域はYoshifumi Naka(Columbia)、Himanshu J. Patel(Michigan)、Martin Czerny(Freiburg)、Robert J. Klautz(Leiden)、Marc Ruel(Ottawa)、Ruediger S. Lange(German)、Song Wan(Hong Kong)、James S. Tweddell(Cincinnati)、Christian Pizarro(Alfred I. duPont)、V. Mohan Reddy(California)、Mathew R Williams(New York)、Takushi Kohmoto(Wisconsin)、呼吸器領域はWalter Weder(Zurich)、Joseph S. Friedberg(Maryland)、Gail E. Darling(Toronto)、David Waller(Spire Leicester)、Norihisa Shigemura(Pittsburgh)、食道領域はLorenzo Ferri(McGill)、C.S. Pramesh(Tata)の先生方です。
 2016年2月9日より4月26日まで演題を募集し、心臓関係881題、呼吸器関係385題、食道54題、その他12題、合計1365演題の応募をいただきました。多数の応募をいただき、誠に有難うございました。また、お忙しい中査読をお願いしました先生方には、この場をお借りして御礼を申し上げます。採択率は概ね60%前後になる予定です。
 シンポ、パネル、ワークショップは可能な限り3日間に配置し、海外からの招請者にもデイスカッションに参加していただけるよう、一部ではありますが日本語から英語への通訳も設置しました。また、一般口演演題から優秀な演題を選出しプレナリーセッションで発表していただきます。
 Postgraduate courseは、心臓は例年通りBasicを前日に、Advanced courseを3日目に配置しました。呼吸器は例年通り前日の開催ですが、3時間に延長しました。食道は参加者が多くなるように3日目の午後に移動しましたのでお間違いのないようにお願いします。
 今回の学術集会は日程がEACTS並びに日本移植学会と重なってしまいました。ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。
 さて、秋の岡山にはおいしい食べ物がいっぱいです。B級グルメも用意します。指導医の先生におかれましては、胸部外科専攻医はもちろんのこと、医学生や外科研修医を伴ってご参加ください。多数の先生がたの来岡を心よりお待ちしております。

三好新一郎
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
呼吸器・乳腺内分泌外科学 教授