第71回国立病院総合医学会

会長挨拶

第71回国立病院総合医学会
会長 中川 義信
(国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センター 院長)
会長 中川 義信
副会長 大串 文隆
(国立病院機構 高知病院 院長)
副会長 大串 文隆

第71回国立病院総合医学会は、香川県高松市において、中国四国グループが担当して開催することになりました。平成29年11月10日(金)、11日(土)の2日間、サンポート高松、レクザムホール、香川県立ミュージアム、JRホテルクレメント高松を中心に鋭意準備を進めています。香川県では2度目の開催であり、独立行政法人化後は広島(呉)、岡山に次いで中国・四国地域では3度目の開催となります。

我が国の医療は今まさに過度期にあると言っても過言ではありません。地域医療構想が策定され、地域に必要とされている医療が何かが問われています。新たな専門医制度が始まるのも平成30年度であり、診療報酬ならびに介護報酬の同時改定が控えております。このような中で国立病院機構、高度専門医療研究センター、ハンセン病療養所の果たすべき役割は少なくありません。遺伝子診断から遺伝子治療といった最先端医療から、地域におけるセーフティーネットとして結核や精神・重症心身障害医療といった慢性期疾患に対する診療事業はもちろん、AIを用いた新薬開発やロボット技術を応用した筋・ジストロフィーといった難病に対する臨床研究事業、医師・看護師・パラメディカルに至るまでの教育研修事業等を効率的に運営することが求められています。今回の医学会ではすべての分野の皆様方が一堂に会し英知を持ちより、発表し、情報交換の場となればと願っています。

本学会のテーマは“道-明日へ-国立医療の未来を拓く”といたしました。四国には本州へ架かる連絡僑があります。これらの橋は世界へつながる“道”でもあります。更に四国には弘法大師ゆかりの『四国霊場八十八ヶ所』があります。昨今では世界中から「お遍路さん」と呼ばれる巡礼者が遍路道を歩きながら、その道行きで出逢う人や景色、あらゆるものに影響されながら、ゆっくりと変容し、回復、そして再生してゆきます。病院もまた、病める人に「治療を施し」「回復を促し」患者一人一人の再生へのプロセスに寄り添う場所です。そういったことから本学会のテーマを「道」とし、ネットワークを通じて国内外へ道を繋ぎ、医学の道・看護の道、それぞれの目指す人生の道を明日へ繋ぐため、そして国立医療の未来を拓くため意義のある学会にできるよう鋭意準備を進めています。

香川県は全国で一番小さな県ですが、瀬戸内海国立公園に面し、会場正面には『平家物語』で知られる屋島がそびえており、源平合戦の那須与一の扇が漂着したとされる男木島(おうぎ島)や鬼ヶ島とも呼ばれる女木島、寒霞渓で有名な小豆島など数々の島が点在しています。また日本を代表する大名庭園特別名勝“栗林公園”が散歩コースとして皆様方をお持ちしています。“うどん県香川県”として有名ですが、讃岐うどん以外にも瀬戸内の幸も豊富であり、皆様方の期待に応えられることと思います。

讃岐の人々は昔から八十八ヶ所を巡礼する人々に対して“お接待”と言って、おもてなしの心をもって迎えていました。我々も“お接待”の心で皆様方をお迎えしたいと思います。

皆様方のお越しを心よりお待ち申しております。

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