第79回日本臨床外科学会総会

ご挨拶

会長 高山 忠利

第79回日本臨床外科学会総会
会長 高山 忠利
日本大学医学部 消化器外科

この度は、第79回日本臨床外科学会の総会会長を拝命し、その重責に身が引き締まる思いです。この歴史と伝統ある本学会の総会を主催することは、我々教室員一同および学校法人日本大学にとりましても、この上なく光栄で名誉なことであり、謹んで御礼申し上げます。

私は、35年前に外科医になった時から、最優先事項は、慎重な手術手技を達成するための細心と新たな技術・知見を開発する革新の2つであると思っています。今回の総会テーマは「細心と革新」“Stay Meticulous! Stay Innovative!”であり、私の外科医としての哲学そのものです。

外科手技や術前術後管理の進歩、医療機器の開発により、外科学は発展してきました。10年後には、さらに新たな外科治療の開発が進み、腹腔鏡・ロボット手術の適応も拡大していることでしょう。一方で、昨今数多くの医療事故が報道されていますが、その背景には、外科治療が本当に妥当であるのかの反省が不十分な可能性があります。そのような社会事情から本総会の二大テーマとして、特別企画「細心:術死0を求めて」・「革新:10年後の臨床外科」を企画しました。

また、若手外科医に対するメッセージとして、特別企画「プロフェッショナルな外科医たち~革新の原点」では、NHKテレビ「プロフェッショナル・仕事の流儀」に出演された笹子 三津留教授(兵庫医科大学)、大木 隆夫教授(東京慈恵会医科大学)、山髙 篤行教授(順天堂大学)3名の高名な先生方による鼎談形式でご講演いただきます。また、世界の頂点に立った日大出身のプロゴルファー丸山 茂樹プロと内藤 雄士プロコーチに対談形式で「世界で勝ち抜くための秘訣」をテーマに、多くの外科医にエールを送っていただきます。

一方で医療制度改革の中、本学会には社会医学的側面から外科医の地域偏在・外科医の減少・医療安全・診療報酬上の問題点、新たな外科専門医カリキュラムの開始などを討議する使命があります。これらの検証も様々な角度から、特別企画の中で探っていきたいと考えています。

また本総会では、共催の国際学会 “21st Asian Congress of Surgery (ACS)” との合同企画を多数予定しています。日本でのACSの開催は、1991年以来の26年ぶりとなります。国際的な視点に立った、日本の臨床外科をあらためて見つめなおす良い機会だと考えています。

会場となる東京国際フォーラムは、旧東京都庁舎の跡地に米国建築家のラファエル・ヴィ二オリが設計し1997年に開館しました。本総会を、20年目という節目の年に開催できることを心より光栄に思います。皆さまにとって実りある有意義となりますように、誠心誠意準備いたします。学会後はぜひ晩秋の美しい東京をお楽しみください。

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