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第7回日本下肢救済・足病学会学術集会

会長挨拶

2015年7月11日(土)・12日(日) パシフィコ横浜 会議センター 会長:渥美義仁

会長:渥美義仁

下肢救済・フットケアの実践-チームアプローチの深化に向けて

永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター
渥美義仁

第7回日本下肢救済・足病学会学術集会の会長を仰せつかりましたので、ご挨拶を申し上げます。

下肢救済とフットケアを必要とする疾患は幅広く、その治療とケアには、集学的チーム医療が求められます。私の専門である糖尿病は、爪の変形や胼胝のような軽度な変化から、足潰瘍・壊疽のような重篤な状態まで、多彩な足の疾患を合併します。その基礎病態は、神経障害や血流障害主体から易感染性まで多様で、しばしば治療に難渋します。さらに、高度なPADや足潰瘍の合併率が高い慢性透析患者の、最多原因疾患が糖尿病という意味で足病変と糖尿病は深く関わっています。このように、糖尿病は多彩にして重篤な足病変の原因疾患ですが、糖尿病を診る内科医の足病変への関心は、残念ながら高いとは云えない段階です。また、多忙な糖尿病外来診療の中で、実際に足を診察しケアしている医師が多くないのが実情です。足病変の予防という点では、糖尿病の医師に足を診るよう求めるだけでなく、糖尿病の日常診療の中で、内科医が現実的に行える方法を考案すべきと考えます。また、足病変の予防と救肢の治療技術やデバイスの進歩、集学的治療による救肢率の改善、予防的フットケアの効用、などの最新情報を共有すれば関心が高まるでしょう。これは、内科だけでなく、足病変で最初にかかる可能性の高い、皮膚科、整形外科にも当てはまります。

本学会は、下肢救済を目的とした学会ですから、個々の治療技術やケアの力を磨いて、この分野をリードする使命がありますが、集学的治療の一環としてチーム医療を深化することも重要な使命と考えます。

今回の学会では、これまでの活動や進歩を検証しながら、今後の方向を探る学会となるよう、学界関係者の知恵とネットワークを結集してまいります。

患者の足を救いたいと願う人、ケアに関心のある方は、是非、横浜パシフィコに集まり、思いを共有し、情報を交換し、学び、教え、切り拓きましょう。

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