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第90回日本胃癌学会総会

会長挨拶

拝啓 時下ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。

私儀、この度、2018年3月7日(水)~9日(金)の3日間、パシフィコ横浜(横浜みなとみらい)において第90回日本胃癌学会総会を開催いたすことになりました。

胃がんの年齢調整罹患率は減少していますが、罹患率の減少は緩やかであり、いまだ毎年約5万人の日本国民が死亡しています。生涯胃がん死亡リスクは男4%、女2%で決して満足のいく状況ではありません。

1962年に日本胃癌学会の前身の胃癌研究会が発足し、日本胃癌学会に発展しましたが、発足時の目的は「胃癌に関する研究を行い、その診断ならびに治療の進歩を図る」でした。今日では、これに予防が加わると思いますが、目的は、いまだ変わるものではありません。

日本胃癌学会総会は、日本胃癌学会会員が一堂に会し、本分野に関する研究成果を発表し、新しい進歩を共有する重要な機会であります。

今回の学会では、胃癌研究会発足時の原点に立ち返り、会員の皆様が日々研究されている「胃がんで死なないようにするには、どのようにすればよいか?」ということを予防から治療まで十分討論できるように、運営したいと考えております。また、本学会の使命のひとつとして本邦の優れた診断・治療法を積極的に海外に発信する必要もあります。海外の医師が討論に参加する状況を同時に提供できるよう努力するつもりです。

実り多い総会となりますように最善を尽くす所存でございますので、格段のご支援・ご高配の程を宜しくお願い申し上げます。

第90回日本胃癌学会総会
会長 片井 均
(国立がん研究センター中央病院 胃外科)

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