第27回全国救急隊員シンポジウム大会ロゴ
会期:2019年1月24日(木)・25(金) 会場:サンポートホール高松、かがわ国際会議場、レクザムホール

メインテーマ・基本理念

メインテーマ

歩む ~ 救命 更なる一歩を高松から ~

基本理念

救急業務は、昭和38年に法制化されて以降、昭和53年には救急隊員の行う応急処置等の基準拡大、平成3年には救急救命士法が制定され、その後、様々な処置範囲の拡大が行われてきました。一方、平成15年には、メディカルコントロール体制の整備、平成26年には指導救命士が中心となり教育体制を構築する取組の方向性を示し、救急隊員の現場活動における質についても変化をもたらせました。

現在、我が国は少子・高齢化の進展により、既に人口減少の局面を迎え、今後、人口減少はかつてないスピードで進行し、社会構造も変化することが予測されます。この様な中、救急需要は毎年増加し続けており、この傾向は、しばらくは続くものと考えられています。量への対応はもとより、多様化するニーズへの対応や提供するサービスの向上など、時代の要請に応えるため、私たちは、更なる質の向上に向けて歩み続ける必要があるのです。

高松市を有する四国には八十八箇所の札所を巡る「お遍路」の風土があります。たくさんの人々が弘法大師の足跡を辿り、この道を何度も歩いたことで、最初は細く弱々しい道が、永い年月踏み固められることで太く力強い道になったといわれています。私たちが担っている救急業務も、それに携わる消防職員、医療関係者、行政等、様々な人々が議論を積み重ね、歩んできたことで、今が存在しているのです。先人が培った、知識、技術、制度を深化させ、全国各地の地域を担う新しい世代にその技能を伝承させると共に、更なる目標を掲げその一歩を踏み出すことで、救命率を向上させ、社会復帰できる傷病者を増やすことが可能となるのではないでしょうか。また、それは私たち救急隊員の大きな願いでもあり、永遠の目標なのです。

救急業務が開始されてから、大きな変革を迎えた平成も、もうすぐ結びを迎えようとしています。そして、全国救急隊員シンポジウムは、平成4年度に第1回が開催されてから27回を数え、また、その第1回開催地でもあり、次期開催都市の仙台市へ引き継がれます。全国の救急隊員が、「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」に集い、救急救命への更なる一歩を踏み出し、先人たちの思いと共に、太く力強い道へ、未来へと「歩む」道しるべとなることに思いを馳せます。

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