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とっておきプログラム

9月26日(月)終日、リフレッシャーコースを開講いたしますので、奮ってご参加ください!
ご参加には学会本体とは別に、登録料が必要となります。
リフレッシャーコースの登録料には、シラバスとコーヒーブレイクも含まれています。

Morning Refresher Courses   8:30-12:00

1. Acute Post-Operative Pain: Mechanisms, Treatment, and Prevention of Chronification

Speakers: Audun Stubhaug, MD, PhD (Norway)
Mikito Kawamata, MD (Japan)
Esther Pogatzki-Zahn, Prof. Dr.med (Germany)

Description:
本リフレッシャーコースでは、周術期疼痛管理に関する問題を取り上げ、推定される機序(動物実験)に関するいくつかの考えを提示し、この状況をどのように変化させるかについて近年の発見(臨床試験)に基づく考察を示す。本コースでは、急性及び持続性の術後疼痛(PPOP)の機序及び治療選択に焦点を当てる。更に、組織や施設の側面について説明し、臨床現場に導入された術後疼痛管理を改善できる可能性のあるプロジェクトを紹介する。

2. Cancer Pain

Speakers: Cynthia Goh, MBBS, PHD (Singapore)
Rohini Kuner, PhD (Germany)
Lukas Radbruch, MD (Germany)

Description:
本リフレッシャーコースでは、癌の疼痛の機序及びその治療に関する最新情報を紹介する。癌の多くは非常に激しい疼痛を伴い、患者の生活の質を著しく低下させる。本コースでは、このテーマに関する3つの主な研究分野、すなわち、癌性疼痛の(神経)生物学的機序、緩和療法及び介入治療について取り上げる。最初のセッションでは、癌細胞と感覚神経との基本的な相互作用について考察し、癌性疼痛の齧歯動物実験モデルにおいて分子メディエータ、並びに機能的及び構造的な病態生理学的変化を明らかにすることを目指した研究で得られた重要な示唆の概要を紹介し、それらが報告されている患者の形態学的及び機能的感覚異常とどのように関係するのかについて考察する。2番目のセッションでは、世界の癌性疼痛の臨床有病率、全人的苦痛の概念、並びに非薬物療法及び薬物療法を含む患者の全人的苦痛の緩和治療について検討する。3番目のセッションでは、局所麻酔、侵襲的処置、神経外科手術、並びに診断的及び治療的介入の適応に焦点を当てて癌性疼痛に対する旧来の介入治療及び現代の介入療法について検証し、方法及び有効性について概論を述べる。本コースは、参加者が生産的に議論しコースに寄与できるよう、双方向的な形式で行う。

3. Clinical Pharmacology of Drugs Used to Manage Pain

Speakers: Eija Kalso, MD, DMedSci (Finland)
Ian Gilron, MD, MSc, FRCP(C) (Canada)
Jörn Lötsch, MD (Germany)

Description:
本コースでは、疼痛管理に使用する薬剤の機序、並びにそれらの急性疼痛及び慢性疼痛に対する有効性と使用について、最新情報を提供する。また、リスク・ベネフィットの均衡をどのように改善するかについて、ヒントを示す。更に、参加者は、証拠に基づく医学によって評価された鎮痛剤の有効性のエビデンスについて、並びに系統的レビューやメタ分析の結果を個々に応じた疼痛管理に関連してどのように理解するべきかについて学習する。本コースでは、鎮痛剤における薬理遺伝学の役割、並びに薬理遺伝学的情報によってどのように個々に応じた疼痛管理を改善できるかについての最新情報も提供する。

4. CRPS: From Bench to Bedside

Speakers: Frank Birklein, MD (Germany)
R. Norman Harden, MD (US)
Roberto Perez, PhD (Netherlands)

Description:
本リフレッシャーコースは、CRPSの最適な診断方法に関する最新情報を提供し、その治療に関する推奨方法を紹介し、この分野で現在進行中の、将来CRPSに対する理解を深めるために役立つと考えられる基礎科学研究に関する情報を提示することを目的とする。統一した診断基準を採用することにより、CRPSの研究は著しく向上した。しかし、二者択一の基準は、具体性が十分ではない可能性がある。そのため、適切で機構的に明確なサブタイプ/治療標的を開発し、試験し、実施することが重要である。このことについて、議論する。更に、エビデンスに基づくガイドライン及び包括的な文献レビューから導き出されたエビデンスに基づく治療、並びに基礎科学研究に関連した新しい治療選択について、データを示す。近年の基礎研究は、外傷受傷後の免疫活性化、並びにその免疫活性化がどのようにしてCRPSにおける持続的炎症に至らしめるのかについて、焦点を当てている。別の研究では、治療成功の予測因子の発見を目指している。この知識は、CRPSの最新の全体像を示すため、このリフレッシャーコースで併せて紹介する。

5. Headache and Migraine

Speakers: Arn v.d. Maagdenberg, PhD (Netherlands)
David Dodick, MD (US)
Stephen Silberstein, MD (US)

6. Lifestyle Factors and Chronic Pain Syndromes

Speakers: Manuela Loureiro Ferreira, PhD (Australia)
Paul Jarle Mork, PhD (Norway)
Peter Holzer, Prof., MD, PhD (Austria)

Description:
本講座は、生活要因と慢性疼痛症候群との関係性について更に学習したい人々を対象としたリフレッシャーコースである。本コースでは、生まれ持った性質と環境との腰痛発症への影響、生活様式の腹痛への影響、並びに生活様式と慢性筋骨格痛との関係性に関する最近の知見を要約して説明する。

7. Low Back Pain / Musculoskeletal Pain

Speakers: Steve Cohen, MD (US)
Takahiro Ushida, MD, PhD (Japan)
Thomas Graven-Nielsen, PhD, DMSc (Denmark)

Description:
本リフレッシャーコースでは、腰痛の主原因又は他の疾患に付随する筋骨格痛のスクリーニング及び評価方法を含めた医師が腰痛治療時に直面する問題、腰痛の発症及び持続における心理学的要因の影響、非介入的治療の転帰、並びに、腰痛治療に使用する硬膜外ステロイド注射、椎間関節への治療、仙腸関節への注射及びトリガーポイントへの注射等の介入処置の概要について、議論する。

8. Mechanisms in the Development of Neuropathic Pain

Speakers: Claudia Sommer, PhD (Germany)
Didier Bouhassira, MD, PhD (France)
Patrick Dougherty, PhD (US)

Description:
本リフレッシャーコースでは、神経障害性疼痛発現の基本的機序について取り上げる。その中で、一次求心性線維、脊髄ニューロン及びより高い脳中枢に生じる変化についてもお話しする。各レベルにおける解剖学的、生化学的及び生理学的反応を検証する。

9. Pain Genetics and Epigenetics

Speakers: Michaela Kress, MD (Germany)
Minoru Narita, PhD (Japan)
Sandrine Geranton, MSc, PhD (UK)

10. Pain in the Joints

Speakers: Camilla Svensson, PhD (Sweden)
Serge Perrot, Prof., MD, PhD (France)
Fraser Birrell, Dr. (UK)

Description:
例えば、変形性関節症、関節リウマチ、痛風、滑液包炎、挫傷及び捻挫等、様々な疾患が関節痛をもたらし得る。本リフレッシャーコースでは、変形性関節症(OA)及び関節リウマチ(RA)に焦点を当てつつ、関節痛の機序及び治療に関連した科学分野及び診療に関する最新情報を提供する。近年の研究により、OA関連疼痛は、神経障害性の末梢異常及び中枢異常等の複雑な病態生理、並びに全関節構造に至る局所炎症を伴う疾患であることが立証されている。関節内の滑膜炎及び炎症因子がRAにおける疼痛に関与することはよく知られている。しかし、OAのように、疾患の進行、関節内及び感覚神経系内の構造的及び神経科学的変化、並びに中枢の疼痛処理の変化等の他の因子もまた、RA疼痛に関与する可能性がある。最初のセッションでは、OA及びRAの病理学研究に最も一般的に使用されている動物モデルについて説明し、これら2つの疾患における関節痛の制御に関与する炎症関連機序を示す、OA及びRA動物モデルで認められた所見を要約してお話しする。2番目のセッションでは、OA疼痛が安定した継続的疾患ではなく、構造的変化からは比較的独立していること、並びに、OAの疼痛の質を疼痛の強度とは別に考えることが重要であることについて重点的にお話しする。我々は、OA関連疼痛が心理学的因子や遺伝的因子等の多くの因子によって変化することを示すエビデンスを、様々な影響の役割に関する考察と共に紹介する。また、この困難な疼痛を治療するために利用できるあらゆる選択肢を、段階的な患者中心のアプローチと共に紹介する。3番目のセッションは、炎症性関節炎の最適な治療について焦点を当て、1対1及びグループの臨床戦略を通じてどのように寛解を達成するかについて議論する。

Afternoon Refresher Courses   13:00-16:30

1. Addiction and Pain

Speakers: Florence Noble, PhD (France)
Per Sjogren, DMSci, Professor (Denmark)
Stephan A. Schug, MD (Australia)

Description:
本リフレッシャーコースでは、薬剤使用障害の患者への鎮痛剤の使用に関する研究、ガイドライン及び臨床上の配慮事項の概要を紹介する。薬物乱用によって生じる分子的及び細胞学的結果の概要を説明した後、中毒患者の疼痛の評価及び治療について議論する。

2. Basic Mechanisms / Neurobiology of Acute and Chronic Pain

Speakers: Makoto Tominaga, MD, PhD (Japan)
Petra Schweinhardt, MD, PhD (Canada)
Pierrick Poisbeau, PhD (France)

Description:
感覚神経終末における侵害刺激の検知に関与する複数のイオンチャネルがある。これらの活性化は、脱分極を生じ、電位依存ナトリウムチャネルの活性化をもたらし、その後、活動電位が発生する。急性及び慢性疼痛に関連するこれらのイオンチャネルの活性化の分子レベルでのメカニズムを、TRPチャネルに着目しつつ説明する。

3. Complementary and Alternative Medicine for Chronic Pain

Speakers: Albert Leung, MD (USA)
Chuthamanee Suthisisang, PhD (Thailand)
Winfried Häuser, MD (Germany)

Description:
補完代替医療(CAM)と呼ばれるものが慢性疼痛患者により頻繁に使用されている。CAM又はその反対語、並びにCAMの内容を示す、一般的に受け入れられている定義はない。The US Center for Complementary and Alternative Health(米国補完代替医療センター)は、補完代替医療という用語を、従来の(同義語:旧来の)医療の反対語として定義している。一部の国では、補完代替医療という用語は、自国の伝統の一部に含まれない、主要な医療制度に組み込まれていない広範な医療を指す。したがって、何を従来の又は旧来の医療、CAM又は伝統的医療と考えるかは、社会文化的背景によって異なる。このため、米国補完代替医療センターが定義するCAMの内容は、西洋諸国でのみ有効である。CAMが慢性疼痛に有効かどうか及びその効果が非特異因子にのみ帰することができるかどうかは、議論中である。このコースでは、針治療の特異的及び非特異的因子、慢性疼痛に対する伝統的東洋医学の有効性及び安全性、並びに線維筋痛に対するあらゆる種類のCAMの有効性及び安全性に関する知見の現状について紹介する。

4. Neuroimaging

Speakers: Karen Davis, PhD (Canada)
Sean Mackey, MD, PhD (US)
Vishvarani Wanigasekera, MBBS, MRCP, FRCA, D.Phil (UK)

5. Neuromodulation Therapies for Chronic Pain

Speakers: Jean-Pierre Van Buyten, MD (Belgium)
Liem Liong, MD (Netherlands)
Richard Rauck, MD (US)

6. Pain in Pregnancy and Childhood

Speakers: Alison Twycross, PhD (UK)
Massimo Allegri, MD (Italy)
Stefan Friedrichsdorf, MD (US)

Description:
このコースでは、妊娠中及び授乳中の疼痛管理に関する最新のエビデンス及びガイドライン、並びに小児の疼痛の評価及び管理についてお話しする。最初のセッションでは、参加者に最新のベストプラクティスの概要を示しながら、妊娠中及び授乳中の疼痛管理に焦点を当ててお話しする。妊娠中及び授乳時にこの患者群にどの薬剤が使用できるかについての話題も取り上げる。特に中毒患者における、陣痛時のオピオイドの使用について議論し、その後、授乳中の疼痛管理の有効な方法として議論する。2番目及び3番目のセッションは、全年齢の小児の疼痛の評価及び管理に焦点を当てる。2番目のセッションでは、あらゆる年齢及び発達段階の小児の疼痛を評価することに関連した診療に役立つエビデンスを紹介し、臨床診療で役立つ知識を参加者に身に付けさせる。3番目のセッションでは、あらゆる年齢の小児の疼痛を有効に管理するための鎮痛剤及び非薬理学的介入(心理的及び身体的)の使用について考える。過小治療及び過剰治療のリスク・ベネフィットに焦点を当て、その後、小児へのオピオイドの使用に関する前提について議論する。

7. Pain in the Aging Population

Speakers: David Lussuer, MD (Canada)
Keela Herr, PhD (US)
Steve Gibson, PhD (Australia)

8. Pain, Anxiety / Depression, and Psychological Evaluation and Treatment

Speakers: Francis J. Keefe, PhD (US)
Michael Nicholas, PhD (Australia)
Stefan Lautenbacher, PhD (Germany)

Description:
本リフレッシャーコースは、以下について説明する。(i)慢性疼痛の一般的な併存疾患、具体的には気分障害(ストレス不安、抑うつ)及び睡眠障害に対する認知行動療法(CBT)、並びに最も広く用いられている妥当性が確認された心理療法を行うための実践的な方法の指針、(ii)これらの治療において直面する一般的な臨床上の問題に関する考察、(iii)今後の研究領域についての指針。セッションは、患者が訴えている問題(例えば、わずらわしい慢性疼痛、抑うつ、睡眠障害、障害)を、長期間に生じた一連の複合的な相互作用として評価及び理解することができるケースフォーミュレーション法についての説明から始める。最初の評価によってこれらの相互作用(例えば、抑うつと慢性疼痛との相互作用)及び推定されるメディエータ(例えば、破滅的思考スタイル)を特定することにより、医師は、患者が自身の問題を理解し、疼痛や疼痛のメカニズム以外を標的とした介入が必要な理由について理解できるよう支援することができる。包括的なケースフォーミュレーション法及びそれに続く特定の問題の認知・行動(又は機能)分析を医師が患者と協力する形式でどのように行うことができるかについて、症例を用いて説明する。2番及び3番目の講演者は、慢性疼痛患者における気分障害及び睡眠障害のそれぞれの評価方法及び治療方法に着目してお話しする。また、評価や治療を向上するための選択肢についても掘り下げる。最後のセッションでは、これらのテーマに関する今後の研究のため、主な疑問点や問題点について確認する。

9. Stress and Pain

Speakers: Amanda Williams, PhD (UK)
Daniel J. Clauw, MD (US)
Juan Mico, MD, PhD (Spain)

Description:
このリフレッシャーコースでは、一部の身体領域及び情意領域に関連した、ストレスのメカニズムと慢性疼痛との関係性に関する最新情報を紹介し、具体的な薬理学的介入及び精神療法的介入について、総合的及び機能的に理解する。
Dr. Clauwによる最初のセッションでは、慢性疼痛の発症の基礎にある機序及び各発症機序に対して最も効果のある薬物治療について議論する。2番目のセッションでは、Dr. Williamsが、具体的な介入の内容、変化させることを目指す精神的プロセス、並びにそのような変化の証拠となる脳画像の点から、慢性疼痛に対する心理学的介入を説明する。彼女は、各介入の有効性を示す非常に広範囲に及ぶエビデンスを検証し、これを複合的介入の全体的有効性に反映するために利用する。参加者は、これらの枠組みを、疼痛への介入の実証的及び臨床的研究について理解するための背景知識として利用し、心理学的介入についてより総合的及び機能的に理解するよう取り組むよう奨励される。Dr. Micóによる3番目のセッションでは、ノルアドレナリン作動系の役割に焦点を当てつつ、慢性疼痛及びストレスの結果としての抑うつ及び不安の発現、並びにストレスに関連した抑うつ及び不安の身体症状としての疼痛の発現について説明するいくつかの臨床データ及び前臨床データを検証する。

10. Visceral and Abdominal/Pelvic Pain

Speakers: Carter Jones, MD, PhD (US)
Emeran Mayer, MD (US)
Stuart Brierley, MD (Australia)

Description:
このリフレッシャーコースは、慢性内臓痛の最も一般的な臨床症状である慢性の腹痛及び臓側骨盤痛に関連した科学及び診療について最新情報を紹介する。臨床症状の特性化において、病態生理学のいくつかの側面及び新しい治療法に関し、進歩が得られている。このリフレッシャーコースでは、最近話題となっている3つの関心領域を取り上げる。最初のセッションでは、困難な状態の患者の診療に臨むための一般的パターンを示すことを目標として、様々な慢性内臓痛に対する臨床評価及び治療の概要を説明する。2番目のセッションでは、症状の発現及び持続における中枢神経系の主な役割を裏付けるエビデンスを検証する。ここでは、中枢性疼痛増大の一因となる、顕著性評価、感覚処理、情動制御及び注意に関与する脳内ネットワークの構造的及び機能的変化を特定することに関して達成された進歩に焦点を当てる。3番目のセッションでは、内臓痛に関与する様々な末梢のメカニズム及びIBSに関連する過敏症についての最新情報を紹介する。このセッションでは、慢性内臓痛の末梢の分子マーカー及び細胞マーカーを含む、IBS実験モデル及びIBS患者組織から得られた最新の見解及び結果を考察する。講義中心のプレゼンテーションの後、パネルディスカッションで参加者からの質問を受け付ける。

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