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IASPに参加しよう 参加経験者は語るIASPのここがスゴイ!!

IASPは「痛み研究のるつぼ」

若泉 謙太
(慶應義塾大学医学部 麻酔学教室)

2014年にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催された15th World Congress on Painでのポスター発表は、私にとって初めてのIASP参加となりました。IASPの印象をひとことで言い表すと「痛み研究のるつぼ」といった感じです。ポスター発表は純粋な基礎研究の最先端のものから、大規模な臨床研究にいたるものまで様々で、痛みのあらゆる分野がそろっています。神経ブロックの症例をいくつか集めたような発表もあったと記憶しています。参加者も基礎研究者・臨床家・看護師・薬剤師・理学療法師・臨床心理師などの多様な職種からなり、医師だけをとってみても麻酔科・神経内科・整形外科・脳外科・精神科と痛み医療におけるオールスター揃い踏みの学会でした。講演では、基礎から臨床までオーバーラップする最新の知見がコンパクトにまとめられており、みな、英語で早口に話すのでヒアリングが困難なのはいなめませんが、非常に密度の濃い時間を過ごすことができました。ポスターや講演以外にも、キャリアパス相談会や若手交流会など、国際的なコミュニケーションをとる機会が多いのも印象的でした。

私の経験したポスター発表は形式的なプレゼンテーションはなく、決まった時間にポスターの前にいて、見に来てくれた人とフリーディスカッションをするというタイプでした。初めての国際学会での発表でしたが、周囲からの ”Interesting!” というフレーズが緊張の糸を解いてくれました。日本人の知り合いの応援も励みになったことは言うまでもありません。当初、地球の裏側で行われる学会であり、ハードルの高さを感じていましたが、ダメモトで出した演題が採択され、1000ドルの “Financial Aid Award” もいただくことができ、自信につながりました。

次回のIASPは横浜で開催され、日本語のセッションも企画されていると聞きました。ブエノスアイレスでさえ、世界各地から多くの痛みの研究者が集まったのですから、日本で開催されるなら、より多くの国際的な研究者が集まるでしょう。ここ数年の痛み領域の発展は、研究・臨床分野を問わずめざましく、IASPはそのような最新の知識を横断的に吸収するのに最も適した学会です。次回のIASPもたいへん楽しみにしていますが、1週間かけて行われるので、できるかぎり参加できるよう、スケジュール調整を怠らないように気をつけたいと思います。

2014年開催アルゼンチンにて2014年開催アルゼンチンにて

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