第41回日本動脈硬化学会総会・学術集会 会長挨拶

第41回日本動脈硬化学会総会・学術集会開催にあたって


第41回日本動脈硬化学会総会・学術集会を“動脈硬化維新-発見、創造、そして挑戦”をメインテーマに、平成21年7月17日(金)、18日(土)に山口県下関市にあります海峡メッセ下関で開催いたします。伝統ある本学会を主催させていただきます事を大変光栄に存じております。

本学術集会では、本学会の特徴である基礎医学研究と臨床医学研究の統合を生かし、広く多彩な学問領域の融合や、基礎研究から臨床医学へのtranslation、そして動脈硬化疾患の診療における内科系外科系の相互連携等に関する最先端の情報交換の場になる事を期待してプログラムを作成しています。

特別講演では、急性冠症候群(acute coronary syndrome : ACS)の発症機序の報告で有名なValentin Fuster教授(Mount Sinai School of Medicine, New York)、招待講演は、動脈壁粥腫の発現からその進展に関する分子機序の研究で著名な業績を発表していますPeter Libby教授(Brigham and Women’s Hospital, Harvard University, Boston)と、脂質代謝に関する研究で有名で、ヨーロッパ動脈硬化学会会長のM. John Chapman教授(Dyslipidemia and Atherosclerosis Research Unit National Institute for Health and Medical Research (INSERM), Paris)の招請を予定しております。世界レベルのご講演を拝聴できると期待しております。また、会長講演、大島賞および五島雄一郎賞受賞講演、学会賞受賞講演をはじめ、Asian Pacific Perspectives、日本医師会認定の産業医研修会を兼ねた「生活習慣病対策フォーラム」、また最終日の午後からは市民公開講座も予定しています。明日へのシンポジウムでは2つのテーマを、また、シンポジウムでは本学術集会が循環器内科学講座で主催させていただいている点を生かし、「CKDと脳血管疾患」、「不安定プラークの画像診断とバイオマーカー」など、動脈硬化診療における臨床現場での問題点を取り上げたテーマを比較的多く計画しています。

しかし、どの様な学術集会であろうとも学会の主役は一般演題です。すべての一般演題はポスターセッションとなっていますが、十分な発表と討論が出来る場を提供したいと思っています。多くの一般演題の応募をお願い申し上げます。

学会場のある下関市は本州の西南端に位置し、関門海峡をはさんで対岸には北九州市門司区があり、源平合戦をはじめ歴史と名所旧跡の豊富な街です。また、日本海、響灘そして瀬戸内海の3つの海からの美味しい魚も食べる事が出来ます。学術集会だけでなく、夏の下関も楽しんでいただければ幸甚です。多く皆様方のご参加を期待しています。


第41回日本動脈硬化学会総会・学術集会
会 長  松﨑 益德