会長あいさつ

大内憲明

第7回日本乳癌学会東北地方会を開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。

日本乳癌学会が、学術総会における発表演題数が増加し続ける中、主に会員の発表の機会を拡大する目的で全国を7つのブロックに分けて地方会制度を敷いたのが2003年でした。第1回東北地方会を2004年3月6日に開催、以降6年が経過し、この度、東北6県のそれぞれの当番世話人(会長)が一巡したことになります。

7回目を迎えた本地方会では、診断に関して「バイオマーカー評価の問題点」、治療に関して「年代別生存率の比較」の2つの主題を提案しました。

主題1では、標的・個別化治療の必要性が高まる中で、ホルモンレセプターやHER2蛋白検査の免疫組織化学法(IHC)で見られる抗体による染色性の違い等が問題として浮かび上がっています。針生検(CNB)に係る項目(生検手技、組織量、摘出標本との違い)も含めて「バイオマーカー評価の問題点」として取り上げます。

主題2「年代別生存率の比較」では、近年、乳癌研究が進歩し、治療が標準化される中で、本当に生存率は向上しているのかについて討論します。各施設から、病期別の治療成績を10年単位でご発表願えればと存じます。

第5回地方会から教育セミナーが加わりましたが、昨年度より日本乳癌学会教育・研修委員会の支援により受講者は日本乳癌学会認定医・専門医制度の研修実績点数を取得できます。診断と治療をテーマに前回にもまして魅力あるセミナーにしたいと考えております。

乳癌の診断・治療において、チーム医療が益々重要になっております。看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師の皆様にも多数ご参加いただき、幅広い分野からのご発表も歓迎いたします。

皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。

第7回日本乳癌学会東北地方会
会長 大内憲明