シンポジウム(指定+公募)

【日本体外循環技術医学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
補助循環治療の現状と将来 ―急性期から慢性期―

座長: 吉田 秀人(天理よろづ相談所病院臨床検査部)
中谷 武嗣(国立循環器病研究センター移植部門)
重症心不全に対する治療として、機械的循環補助を必要とする症例も多い。また、用いられる機械的循環補助手段としては、圧補助としてのIABPから、流量補助としての経皮的心肺補助法(PCPS)や補助人工心臓(VAD)がある。さらに機械的循環補助を必要とする重症心不全例に対しては、臓器置換としての心臓移植も視野にいれた治療戦略の検討も必要となる。本シンポジウムでは、急性期の補助循環(IABP/PCPS)から、長期・慢性期(体外VAD、植込VAD)さらに心臓移植へのつなぎ(BTT)としてのVADおよび心臓移植治療まで包括的に、多職種で、議論することで、現状と今後の課題を明らかにしたい。さらに、急性期から慢性期における補助循環治療を有効かつタイムリーに実施するための情報共有を進めたい。