シンポジウム
〈日本語〉

新規デバイスによる不整脈の診断と治療の進歩
Diagnosis and Treatment Using Recently Developed and Emerging Devices

国内座長: 夛田  浩(福井大学 循環器内科学)
萩原 誠久(東京女子医科大学 循環器内科)
ペースメーカ治療が開始されてから約半世紀が経過した.その後の医用工学の飛躍的な進歩に伴いデバイス機器は急速な発展を遂げ,デバイスのサイズは縮小し,バッテリー寿命は延長した.徐脈に対するペーシング,頻脈に対する抗頻拍ペーシングとカルディオバージョン/除細動(ICD),および同期不全を伴った重症心不全の治療(CRT)に加えて,さらなる機能の充実と技術革新により,近年,CRT時の至適 A-V間隔 /V-V間隔の自動設定,心不全増悪の早期診断(モニタリング),遠隔モニタリング,などが可能となった.Wearable cardioverter-defibrillatorsが既に本邦でも使用されているが,新たにリードレスペースメーカや皮下 ICDが,そしてさらに小型化された植込み型心電用データレコーダがこの数年のうちに使用可能となる予定である.このように,デバイスは単なる電気刺激装置ではなく,すでに信頼できる心臓の監視・治療装置となっており,今後益々の発展・普及が期待される.本シンポジウムでは新規デバイスによる不整脈を含めた循環器疾患の診断と治療の進歩について討論する.