シンポジウム
〔80回記念企画〕〈日本語〉

20年後の再生医療を予測する
Twenty Years Future Perspectives of Cardiovascular Regenerative Medicine

国内座長: 福田 恵一(慶應義塾大学 循環器内科)
室原 豊明(名古屋大学 循環器内科)
西暦2000を迎えた年に記念して,日本政府は「ミレニアム・プロジェクト」を立ち上げ,ゲノム医学と並んで再生医学研究に力を注いで来た.その甲斐があって,2006年には山中博士らによってiPS細胞が発明され,ノーベル医学・生理学賞の受賞に.がった.iPS細胞は現段階で網膜疾患に対する臨床応用が試みられるまでになっている.一方,循環器領域においても,iPS細胞研究のみならず,体性幹細胞を用いた心筋・血管再生医療が行われており,基礎・臨床ともに一定の研究成果が上がっている.このような現状を踏まえ,「 20年後の我が国の循環器分野の再生医療」としてはどのようなことが期待・予想されるかを,広く公募したい.各研究者が,現状のご自身の研究成果を御発表いただくとともに,それらの研究の20年後の延長線上にある期待や予測を述べていただく,という企画にしたい.