第80回日本循環器学会学術集会

速報

会長特別企画4
Editors-in-Chief of the Top Medical Journals
2016年3月19日(土) 8:30~10:00 第1会場(仙台国際センター会議棟 1/2階 大ホール)
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座長:
 下川 宏明(東北大学 循環器内科学)
 Thomas F. Lüscher(University Heart Center, University Hospital Zurich)
演者:
 下川 宏明(東北大学 循環器内科学)
 Caren G. Solomon(Brigham and Women’s Hospital / Harvard Medical School
 Valentine Fuster(Monut Sinal Hospital)
 Thomas F. Lüscher(University Heart Center, University Hospital Zurich)
 Joseph Loscalzo(Brigham and Women’s Hospital / Harvard Medical Hospital
 Alan Daugherty(University of Kentucky)

「はじめに」
心血管分野におけるTop Journalの各編集長が一堂に会するSpecial Sessionが3/19 8:30より開催されました。このSessionは
Dr. Hiroaki Shimokawa (Circulation Journal; Circ J)
Dr. Caren G. Solomon (New England Journal Medicine; NEJM)
Dr. Valentine Fuster (Journal of the American College of Cardiology; JACC)
Dr. Thomas F. Lüscher (European Heart Journal; EHJ)
Dr. Joseph Loscalzo (Circulation)
Dr. Alan Daugherty (Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology; ATVB)
がそれぞれのジャーナルの編集方針に関して発表し、インパクトファクターをどのように捉えるかなどを議論した日本循環器学会学術集会、初の試みでした。

まず初めにDr. ShimokawaがCirc Jの歴史と変遷、今後の展望につき報告を行いました。アジア地域を牽引するCirc Jをより発展させるため、Internalization, Improved scientific level, Improved visualityの3点の重要性を強調しました。
Dr. Caren G. Solomonは強いインパクトを有する質の高い医学雑誌とするためにQuality, Novelty, Specialityを重要視していることを強調しました。
Dr. Valentine Fusterは簡潔性と洞察性の2点を保つために、1.実臨床に即した研究 (Clinical perspction) 、2.研究内容を総括する図表の提示 (Central Illutrastion) 、3.広報活動 (Audio Summaries) に力を入れていることを紹介されました。(スライド1)
Dr. Thomas Luscherはスピーディな情報発信を心がけ、EHJで取り組んでいる”Brief Communication”を紹介しました。(スライド2)
Dr. Joseph Loscalzoは、医学雑誌編集者に課せられた役割と責任の変遷について、過去12年間の編集長としての経験を元に紹介されました。
Dr. Alan DaughertyはATVBにおけるレビューのプロセスを紹介し、いかにして質の高い編集を実践しているのかを発表されました。

最後に、医学研究における雑誌編集のあり方について編集長同士の熱い議論が交わされました。

文責:千葉、諸沢(東北大学大学院医学系研究科 循環器内科学)

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