第81回 日本循環器学会学術集会

会長挨拶

山岸 正和

第81回日本循環器学会学術集会

ここ最近の風水害など、被災者の皆様へ

本年は誠に自然災害の多い年であるように思います。4月14日に発生しました熊本地震を始めとしまして、8月下旬から9月上旬まで、相次ぎます台風上陸など、北関東、東北、北海道、その他各地で被災されました皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

熊本地震は、これまでの震災にも増して、大規模な余震が続きましたことも、現地の皆様には大変なご負担になったことと推察いたします。私は、1995年に前任地で阪神淡路大震災を、当地に赴任直後の2007年に能登半島地震を間近で経験いたしました。両者とも大規模地震ではあったのですが、余震は比較的短時間で収束した記憶があります。今回のような地震では現地の皆様のご苦労が倍増しているのではないかと懸念いたしているところです。

相次ぐ台風、低気圧に伴います、風水害からの復興にも長い時間がかかろうかと存じます。この間、これまで循環器疾患などで医療機関を継続受診されておられました皆様や治療にあたられてこられました日本循環器学会の会員諸氏の困難も予想されるところでございます。

熊本地震や風水害での被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げ、また現在も支援されている皆様のご無事での活動をお祈りいたします。

2016年9月12日
第81回日本循環器学会学術集会会長
金沢大学循環器病態内科学 教授
山岸正和

日本循環器学会学術集会とアメリカ心臓学会学術集会の
日程重複についての経過説明

第81回日本循環器学会学術集会(JCS2017)は2017年3月17日(金)〜19日(日)に金沢で開催されます。金沢での開催は、1972年4月の第36回学術集会以降、実に45年振りのことでもあり、私ども全力を挙げまして開催に向け準備を進めているところでございます。

さて、既にお気づきのことと存じますが、JCS2017はアメリカ合衆国心臓学会2017年学術集会(ACC2017)と日程が完全に重なっています。2013年の日本循環器学会社員総会でJCS2017会長の正式なご承認を頂いた後、その年11月のアメリカ心臓協会(AHA)学術集会会場でアメリカ心臓学会の幹部に2017年の開催日程、開催場所を伺ったところ、2017年3月10日(金)〜14日(月)、サンフランシスコ国際会議場での開催という返事を頂戴しました。そこで、その一週間後をJCS2017の開催日と定め、準備を進めて参りました。2014年3月のACC2014、同11月のAHA2014の際にも現地事務局でACC2017の開催について確認しましたところ、この時点では変更がありませんでした。

2015年3月にサンディエゴで開催されましたACC2015で最終確認を行いましたところ、2015年1月に突然、日程、会場が変更になったとの通知を受けました。会期はJCS2017と全く同じ日、会場はワシントンとのことで、当方も随分変更を求めましたが、全く受け入れられませんでした。

2015年4月に開催されました、JCS2015大阪(小川久雄会長)の際、ACC会長、JCS国際委員長、JCS事務局長らが協議し、2017年問題は双方とも変更不可で一致、JCS-ACCジョイントセッションは2017年3月17日(金)に予定する、とのことで決着しています。今回のようなACC側の突然の日程変更は、松﨑益德先生が会長をされたJCS2007の第72回学術集会が記憶に新しいところです。この時は、ACC側が一方的に2回も日程を変更し、松﨑会長が日程の重複やむなし、とACC側の一方的な行動に猛烈に抗議されたことを記憶しています。

このような経過で、JCS2017とACC2017の日程が重複してしまう結果となり、誠に残念です。JCS2017開催主催者としましては、ACCに負けない臨床力、AHAを超える基礎医学の両立を目指す学術集会を目指して準備を進めています。皆様方におかれましてはこのような事情をお汲み取り頂き、JCS2017金沢へのご参集をお願いする次第です。金沢でお待ちいたしております。

2016年4月3日
第81回日本循環器学会学術集会
会長 山岸正和
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科
循環器病態内科学

第81回日本循環器学会学術集会 開催にあたって

この度、2017年3月17日(金)~ 19日(日)の3日間、第81回日本循環器学会学術集会会長を務めさせていただきます。このような大役を務めさせて頂けますのも、日頃皆様方のご支援のお蔭と、まずは御礼申し上げます。金沢での学術集会は、当時の金沢大学第2内科教授でございました、故村上元孝先生が会長を務められました昭和47年の第36回学術集会以来、実に45年振りの開催となります。当時は、金沢市観光会館(現金沢歌劇座)での開催でございましたが、今回は、参加者が15,000名を超えることが予想されることから、JR金沢駅周辺に会場を集約し、北陸新幹線開業などに伴いますご参加の皆様の利便性を配慮させて頂いております。

現在、我が国におけます医療医学の現場は大きく変革しようとしています。このような中、今回の学術集会のメインテーマは「次世代へつなぐ循環器病学」としました。循環器基礎医学の再認識、トランスレーショナルリサーチ、そして次の世代には大きく飛躍するであろう、分子予防医学研究などを主要な課題と位置づけてプログラムの編成にあたっています。

会長特別企画には「我が国が世界に誇る循環器基礎研究」、「同 循環器臨床研究」、「循環器希少疾患の克服」「遺伝子情報の循環器病学への貢献」などのテーマを取り上げます。美甘レクチャーではハーバード大学のChristine Seidman博士を女性演者として初めてお招きし、真下記念講演では上武大学学長の澁谷正史氏をお迎えして最先端の基礎研究をお話し頂きます。特別講演では、英国Kings College, Londonの大津欣也博士、米国ハーバード大学のSekar Kathiresan博士を始め、各国の心血管病研究で活躍されています著名な先生方をお招きします。循環器臨床と研究に携わるすべての方が、次世代の循環器学について考える機会となることを願っております。

2016年3月吉日

第81回日本循環器学会学術集会
会長 山岸正和
(金沢大学循環器病態内科学)