第81回 日本循環器学会学術集会

チーム医療セッション

チーム医療セッション概要

第81回日本循環器学会学術集会では、チーム医療の方を対象としたセッションを会期中に行います。チーム医療の方が中心となる一般演題(口述・ポスター)、5つのシンポジウム、そして専門家による5つの教育講演がございます。なお、コメディカル賞(口述)において優秀演題を選定し、学術集会にて表彰いたします。多数の演題応募とご参加をお待ち申し上げます。

参加資格

チーム医療スタッフ
(看護師、保健師、薬剤師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、診療放射線技師、栄養士、救急救命士、医療ソーシャルワーカー、その他)
※日本循環器学会の正会員・準会員でなくても演題応募、発表、参加ができます。

参加費

7,000円(事前申込(プレレジストレーション)の場合は5,000円)(所定の証明書の提示が必要です)

※チーム医療セッション以外の第81回日本循環器学会学術集会のセッションにもご参加いただけます。

演題募集日程および募集要項

チーム医療セッション・シンポジウム公募演題(募集要項はこちらから)
  • 新規登録・修正締切:8月18日(木)午前6時(時間厳守) 終了

9月15日(木)に採否結果をE-mailにて配信いたしました。

チーム医療セッション一般演題(募集要項はこちらから)
  • 新規登録・修正締切:10月7日(金)午前6時(時間厳守)

    10月11日(火)17:00まで延長いたしました。 終了

    11月29日(火)に採否結果をE-mailにて配信いたしました。

12月12日(月)に発表形式(口述またはポスター)および発表日程を、メールでお送りいたしました。
届いていない場合は、運営準備室(jcs2017@convention.co.jp)までメールにてご連絡ください。

(一社)日本循環器学会事務局 担当:田中・天野
E-Mail:webmaster@j-circ.or.jp / TEL:03-5501-0861 / FAX:03-5501-9855

チーム医療セッションプログラム

教育講演(指定)

(1)虚血疾患の運動負荷試験とリハビリテーション-末梢動脈疾患・虚血性心疾患-

3月17日(金)14:20〜15:50

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 田嶋 明彦(埼玉県立大学 保健医療福祉学部 健康開発学科)
前田 知子(榊原記念クリニック 検査科)
演者: 安 隆則(獨協医科大学 日光医療センター)
伊東 春樹(榊原記念病院)
(2)心不全患者に対するAdvance Care Planningについて

3月18日(土)11:10〜12:40

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 野々木 宏(静岡県立総合病院)
竹内 弘美(金沢大学附属病院 看護部)
演者: 長江 弘子(東京女子医科大学 老年看護学)
高田 弥寿子(国立循環器病研究センター 看護部)
大石 醒悟(兵庫県立姫路循環器病センター 循環器内科)
(3)災害関連疾患にチームで取り組む ~東日本大震災・熊本地震の経験から~

3月18日(土)17:20〜18:50

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 中尾 浩一(済生会熊本病院 循環器内科)
西澤 匡史(南三陸病院 内科)
演者: 西澤 匡史(南三陸病院 内科)
髙橋 晶子(南三陸町役場 町民福祉課)
坂本 憲治(熊本市立熊本市民病院)
上野 麻由美(熊本市立熊本市民病院 検査技術室 生理検査センター)
(4)入院中の薬剤管理

3月19日(日)8:30〜10:00

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 長谷川 純一(鳥取大学医学部 薬物治療学)
須藤 俊明(自治医科大学病院 薬剤部)
演者: 島本 裕子(国立循環器病研究センター 薬剤部)
浜田 紀宏(鳥取大学 地域医療学)
平井 みどり(神戸大学医学部附属病院)
(5)心エコー図検査で理解する心不全の病態と治療

3月19日(日)14:00〜15:30

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター 心臓内科)
戸出 浩之(群馬県立心臓血管センター 技術部)
演者: 増山 理(兵庫医科大学 循環器内科)
石津 智子(筑波大学 循環器内科)
山田 聡(北海道大学 循環病態内科学)
水上 尚子(鹿児島大学 臨床技術部検査部門)

シンポジウム(指定+公募)

(1)【日本心臓リハビリテーション学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
心臓リハビリテーションにおける心理、認知機能への対応

3月17日(金)11:30〜13:00

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 山科 章(東京医科大学 循環器内科)
長谷川 恵美子(聖学院大学 人間福祉学部)
演者: 齋藤 正彦(東京都立松沢病院)
金 珉智(東北大学 障害科学専攻 機能医化学 内部障害学分野)
齊藤 夕貴(東北大学病院 看護部)
眞茅 みゆき(北里大学 看護学部)
シンポジウム(指定+公募)
(1) 【日本心臓リハビリテーション学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
心臓リハビリテーションにおける心理、認知機能への対応
座長: 山科 章(東京医科大学 循環器内科)
長谷川 恵美子(聖学院大学 人間福祉学部)

 近年、先進諸国においては、「精神疾患」を「がん」、「心臓疾患」とならぶ三大疾患と明確に位置づけ、国の政策的な最優先課題の一つとしている。また日本は全人口に占める65歳以上の高齢者の割合が25%を超え、本格的な高齢長寿社会となり、この傾向は加速度的に進行している。

 このような状況において、心臓リハビリテーションにおいても、うつ病やうつ状態、あるいは認知症への対応が求められる場面が増えることが予想される。うつ病やうつ状態は、生命予後を悪化させる要因であり、適切な医療機関につなげることが困難である場合も少なくない。特に、心疾患があると精神・心理症状が身体症状の悪化に伴うものだと、適切な診断・治療の必要性が認識されず見逃されてしまう可能性も指摘されている。

 精神・心理あるいは認知能に問題があると、「伝えた情報がなかなか理解されない」、「何度も同じことを繰り返し訴えられる」、「運動や食事に対する意欲がでない」など、心臓リハビリテーションのさまざまな場面において、スタッフによる指導・治療に影響を与えることも多い。心臓リハビリテーションを適切に行うには、早期の診断と対応が必要であり、患者や家族に、より適した有効なプログラムの提供と、2次的な疾患を未然に防ぐことが重要であると思われる。

 近年、日本においても、AHAのScience Advisoryに基づき、多くの心臓リハビリテーション機関において、抑うつ症状などのスクリーニングを中心とした精神・心理面でのサポートが取り入れられつつある。しかし、その結果をいかに患者や家族に伝え、専門的治療につなげるのか、その結果を活かしたリハビリテーション指導については十分検討されていない。

 このような背景の中、心臓リハビリテーションにおいても、本人の精神症状、認知能を把握するとともに、本人やその家族に対し、そのひとの望む生活を維持するために、心臓リハビリテーションスタッフとして何ができるのか、また心臓リハビリテーションチームが円滑に機能するためにどのようなシステムが有効なのかを考える機会としたい。

(2)【日本糖尿病学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
糖尿病パンデミック時代の到来と糖尿病合併2次予防の進歩と今後の課題:チーム医療を考える

3月17日(金)17:00〜18:30

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 宮内 克己(順天堂大学 循環器内科)
稲垣 美智子(金沢大学 医薬保健学域 保健学系)
演者: 綿田 裕孝(順天堂大学 代謝内分泌学)
清末 有宏(東京大学医学部附属病院 循環器内科)
幣 憲一郎(京都大学附属病院 疾患栄養治療部)
橘 優子(順天堂大学医学部附属順天堂医院 看護部 医療サービス支援センター)
平舘 江里子(坂の上野田村太志クリニック)
中川 明彦(金沢医科大学病院 栄養部)
シンポジウム(指定+公募)
(2) 【日本糖尿病学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
糖尿病パンデミック時代の到来と糖尿病合併2次予防の進歩と今後の課題:チーム医療を考える
座長: 宮内 克己(順天堂大学医学部 循環器内科)
稲垣 美智子(金沢大学医薬保健学域保健学系)

糖尿病患者は増加の一途であり、世界で2025年には3億3千5百万人に達するといわれ20年で72%増加することが予想されている。糖尿病患者は動脈硬化の進展が早く、生命を脅かす合併症を生じるリスクも増加する。特に心血管疾患の合併症は非糖尿病に比べ4倍高いことも明らかになっている。

一方、糖尿病虚血性心疾患の治療戦略は冠硬化や心機能の重症度により薬物治療から冠インターベンション(PCI)治療、バイパス手術(CAB)までさまざまであるが、共通している点は近年の薬物治療や血行再建術の著しい進歩にもかかわらず、糖尿病患者は非糖尿病に比べ長期予後が悪いことである。そこで、我々の課題は長期予後をいかに改善させるかにある。あらゆる治療手段を駆使し、積極的な介入を実践すべきである。問題となるのは糖尿病患者は糖尿病罹患期間や合併症、重症度も異なり、画一の集団ではないことである。個々の患者にあわせた治療や血糖の達成目標を設定する必要があることである。しかし、その根底には良好な生活習慣、服薬、食事療法があることは言うまでもなく、そのための患者教育とそれを実践できる体制を構築することが医療側の責務である。そこで本シンポジウムでは糖尿病患者の症例数や予後のトレンド、2次予防患者の最新治療、生活習慣を中心とした患者教育のありかた、チーム医療について議論する。

(3)【日本循環器看護学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
循環器領域における看護師の役割拡大を考える

3月18日(土)8:30〜10:00

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 三浦 稚郁子(榊原記念病院 看護部)
眞嶋 朋子(千葉大学 看護学)  
演者: 宮脇 郁子(神戸大学 保健学)
福永 敬依(諏訪中央病院)
藤井 さつえ(総合高津中央病院 心臓血管センター 看護部)
岡田 将(千葉大学医学部付属病院 循環器内科)
仲村 直子(神戸市立医療センター中央市民病院)
シンポジウム(指定+公募)
(3) 【日本循環器看護学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
3次元画像解析がもたらす画像診断の進歩
座長: 三浦 稚郁子(榊原記念病院看護部)
眞嶋 朋子(千葉大学 看護学研究科)  

 厚労省は2025年をめどに、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築を推進しており、そのような体制の中で、循環器領域においては、ますます増加する高齢心不全患者の再入院を予防し、在宅で自立した生活ができるように支援することが求められている。そのためには、病院と地域、在宅との一体化した連携が不可欠であり、その調整役割に最もふさわしいのは、専門看護師や認定看護師、診療看護師、そして平成27年10月から始まった特定行為研修制度を終了した看護師など、それぞれの分野で専門的なケアができる看護師である。

 本セッションでは、循環器領域で急性期から在宅までの継続した患者ケアを実践している認定看護師、専門看護師、診療看護師、特定行為研修を終えた看護師等の取組みから、今後迎える超高齢化社会の中で、循環器疾患を抱えながらもその人らしく住み慣れた地域で最期まで自立した生活ができるように患者を支援していくために、循環器領域の看護の専門家としてどのような役割拡大ができるのか議論してきたい。

(4)【日本放射線技術学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
より安全な心血管インターベンションを目指して

3月18日(土)14:30〜16:00

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 中川 義久(天理よろづ相談所病院 循環器内科)
市田 隆雄(大阪市立大学医学部附属病院 中央放射線部)
演者: 坂本 肇(山梨大学医学部附属病院 放射線部)
加藤 京一(昭和大学大学院 保健医療学研究科)
氏福 亜矢子(岡山大学病院 医療技術部 放射線部門)
中田 充(東北大学病院)
水谷 一輝(大阪市立大学 循環器内科学)
シンポジウム(指定+公募)
(4) 【日本放射線技術学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
より安全な心血管インターベンションを目指して
座長: 中川 義久(天理よろづ相談所病院 循環器内科)
市田 隆雄(大阪市立大学医学部附属病院 中央放射線部)

 X線を用いた放射線画像は学術的に系統立てた評価がされており、装置管理、被ばく管理も同じく学術的な検討がされています。本邦の場合、日本放射線技術学会(JSRT)がその担いを果たしています。一方、日本循環器学会(JCS)では血管撮影装置を使用した診断・治療の学術的な検討をしており、その手技はX線透視及び撮影画像のもとで施行されています。心血管インターベンションの現場は、テクニカルな循環器内科医の手技と装置技術の融合でマネージされているとも表せます。そして更に、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師等の各技術が加わりチーム医療が成されています。高度性が要求されるのは言うまでもありませんが安全性も重要で、その双方の両立が必須とされるのが現場です。

 そこで「より安全な心血管インターベンションを目指して」を主題とするJCSとJSRTのジョイントシンポジウムを企画しました。

 本シンポジウムは循環器内科医を始めとする各職種が貢献できる技術力について分析し、その役割を定性・定量的に示す機会とします。互いを知り合い、いっそう最適なチーム医療が果たせる知識・技術交換を図ります。各職種からの視点でテーマ首題に相応しい題材を選考ください。他職種との介入ポイントも含めればいっそう実り有する議論が可能になります。全国の施設で共有されるべき観点から、個々で創意工夫している特化した技術までの広い見識でのエントリーをお願いする次第です。ぜひ奮ってご参加ください。

(5)【日本放射線技術学会・日本心エコー図学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
3次元画像解析がもたらす画像診断の進歩

3月19日(日)16:40〜18:10

第8会場(ポルテ金沢 6階 金沢市アートホール)

座長: 小山 靖史(桜橋渡辺病院 循環器科)
山口 隆義(華岡青洲記念心臓血管クリニック)
瀬尾 由広(筑波大学 医学医療系 循環器内科)
演者: 岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター 技術部)
中島 英樹(筑波大学附属病院 検査部)
佐藤 英幸(江戸川病院 放射線科)
稲毛 秀一(順天堂大学医学部付属順天堂医院 放射線部)
山岡 哲也(徳島県立中央病院 医療技術局 放射線技術科)
川村 克年(桜橋渡辺病院 心臓血管センター 放射線科)
シンポジウム(指定+公募)
(5) 【日本放射線技術学会・日本心エコー図学会-日本循環器学会ジョイントシンポジウム】
3次元画像解析がもたらす画像診断の進歩
座長: 小山 靖史(桜橋渡辺病院 循環器科)
山口 隆義(JCHO北海道病院 放射線部)
瀬尾 由広(筑波大学医学医療系循環器内科)

 最近の画像診断の進歩は加速度的であり、特に心臓領域では、毎年多くの新しい技術が提案され、エビデンスのデータが追いつかないほどのスピード感である。今や、我々の手元には、溢れるばかりに多くの画像診断に関わる道具が存在し、そこから得られる情報を、いかに効率的に精度よく最大限に活用していくかが1つの課題となっている。

 現在の画像診断法は、3次元データから、任意の2次元画像に次元削減する従来の画像診断法から直接3次元データを利用する方法が主流となっている。精度向上のため撮影装置の分野ではquarter-pixel detector CTやDual energy CTの新たな臨床応用も始まり、また、機能診断への応用として流体力学を応用したFFR-CT(fractional flow reserve CT)やCTP(心筋CTパーシュージョン:安静・負荷・遅延画像)解析、シュミレーション領域では、血流支配領域推定や手術シュミレーションなどが行われ始めている。また、画像解析の統合環境としての大量データをもとに機械学習や深層学習から最適化された人工知能(AI:アーティフィシャルインテリジェンス)を用いた画像処理や3Dプリンターを用いた実際の治療支援など3次元画像解析診断は、循環器領域で様々な可能性を提供しながら進歩している。

 一方、心エコー図では三次元画像による弁膜症、structural heart diseaseに対する臨床応用が行われて久しい。今後も心エコー図の非侵襲性とリアルタイム性を活かした幅広い応用が期待される。

 このシンポジウムでは、新たな1手として注目される3次元画像解析技術に関して、公募および指定演者、ご参加頂く皆様と情報を共有し、心臓画像診断の目指す未来に関して議論したい。