シンポジウム

〈日本語〉

(1)冠血行再建の Futurability
Futurability of Coronary Revascularization

国内座長: 中村 正人 (東邦大学医療センター大橋病院 循環器内科)
夜久 均 (京都府立医科大学 心臓血管外科学)

虚血性心疾患に対する治療の基本となるのは冠血行再建であることは言うまでも無いことである。冠血行再建の2つの手段、つまりカテーテル治療(PCI)、冠動脈バイパス術(CABG)はどちらも十分に成熟してきた。PCIに関してはテクノロジーの進歩と共にステントも新世代のDrug-Eluting Stent、さらにBRSが市場に現われている。またCABGもOff-Pumpの普及や内胸動脈に代表される動脈グラフトの多用と共に、早期、長期の成績向上が見られる。このような現状を踏まえて、今後冠血行再建はさらに進化する余地があるのか、また進化するとしたらどのような形で進化していくのかを討論するのが当シンポジウムの目的である。さらに冠血行再建のストラテジー構築の中でHeart Teamはどの様な役割を果たしていくのか、またDatabaseがどのような形で関与する可能性があるのかを考える。

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