日本人においては糖尿病の罹患率は高く、また糖尿病は心血管疾患や心不全の重要な危険因子であり且つ予後増悪因子である。近年、各種の糖尿病治療薬が開発されてきているが、心血管合併症予防の観点からの至適な血糖降下薬選択や血糖管理の方針は明確ではなく、また重要な合併症である心不全の予防管理対策の検討も十分ではない。また未曾有の高齢化社会を迎えて、超高齢者の治療についても議論が必要である。本シンポジウムでは糖尿病性心血管合併症の病態を踏まえて、その予防および治療について議論したい。
シンポジウム
〈日本語〉
(21)糖尿病性心血管合併症の病態と新たな治療
Pathophysiology and New Treatment of Cardiovascular Complications of Diabetes Mellitus
国内座長: | 湊口 信也 | (岐阜大学 循環病態学・呼吸病態学) |
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木村 剛 | (京都大学医学部附属病院 循環器内科) |