ごあいさつ:森川康英(慶應義塾大学小児外科 教授)
森川康英(慶應義塾大学小児外科 教授)  このたび第23回日本内視鏡外科学会を10月18日から20日の三日間、パシフィコ横浜において開催させていただくこととなりました。身に余る光栄と厚く御礼を申し上げます。
 新しい治療技術として瞬く間に広がった内視鏡外科も、我が国では20年の蓄積がすでに行われています。この間、日本内視鏡外科学会は他の学会には無い様々な特色をもって開催されてきました。それらはたとえば自らの工夫による積極的な技術へのチャレンジであり、また世界に類を見ない技術認定制度であり、各科横断的な互いに学びあう場の提供などであります。学会(研究会)創設当時の興奮と熱気は形を変えこそすれ、脈々と受け継がれてきましたが、安全な航海のための羅針盤を持って進むべき道を示すこともまた学術集会の重要な使命であると思います。
 そこで私はこのたびの学術集会をお世話させていただくにあたり、「未来を拓く内視鏡外科―異端と先導―」というテーマを掲げさせていただきました。特にサブタイトルとした「異端と先導」には、自身の体験を踏まえて敢えて今は異端となる道を恐れずにいつか先導となることへの自負を持って常に前を向いて進んでゆく若い人たちを心から支援したいとの気持ちを込めたものです。
 内視鏡外科のもう一つの特色は、常に機器の技術革新とともに歩んできたということであります。おりしも「日本医工ものつくりコモンズ」が立ち上がり、国家的視点でのものつくりにおける医と工の協力が行われるときに当たり、本学会では日本コンピュータ外科学会との合同セッションを設けさせていただきました。
 一万人を超える会員を擁する本学会は法人化への道を着実に進んでおり、その社会的責任も益々大きくなってきます。その点で学術集会への積極的な参加が会員の皆様にとって大きな果実であるtake home messageをもって帰っていただけるような学会となるよう、力を尽くしたいと存じます。
 すがすがしい秋の横浜でお目にかかれることを楽しみにしております。

第23回日本内視鏡外科学会総会 会長
慶應義塾大学小児外科 教授
森 川 康 英
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