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第27回日本内視鏡外科学会総会

会長挨拶
会長:若林剛 第27回日本内視鏡外科学会総会
会長 若林 剛

来る平成26年10月2日(木)~4日(土)の3日間に、第27回日本内視鏡外科学会総会を
岩手県盛岡駅周辺の4施設で開催させていただくこととなりました。毎年会員数が増え、
1万人を超え、発展し続ける学会となった日本内視鏡外科学会を、盛岡市で開催させて
いただくことは、岩手医科大学にとっても大変名誉なことであり、地元をあげ、歓迎
しております。

岩手県沿岸地域は東日本大震災により、甚大な被害を受けました。盛岡市は岩手県
経済の中心であり、大震災後に初めて大規模な本会議を盛岡で開催することは、沿岸
地域の復興支援にとっても大きな意義があると考えております。

わが国で内視鏡外科手術は1990年に開始され、患者に負担の少ない手術として急速に
普及して来ております。これには2つの理由があると思います。ひとつには「からだに
優しい手術を受けたい」という患者側からの当然な要望があります。また、外科医から
みても「高度な技術を習得して質の高い手術を患者に提供したい」という本質的な欲求が
あります。したがって、年々本学会会員数が増すことも、内視鏡外科手術件数が増える
ことも至極当然のことです。しかし、難易度が高い手術に対する内視鏡外科手術はいまだ
限られた施設でのみ施行されるにとどまっており、まだ普遍的とは言い難いのが現状です。

質の高い手術は定型化されて始めて、安全に普及すると考えます。外科医からみた
内視鏡外科手術のメリットとデメリットは、拡大視効果による精緻な操作トラッカーを
介した遠隔操作による動作制限です。3Dや4K/8Kといった、画像技術の進歩により、
内視鏡外科手術のメリットは、強調されて来ています。また、ロボット支援による、
動作制限の克服も日常臨床となってまいりました。今回の学術集会では、多くの外科医
が十分なレベルの内視鏡手術を施行できるようにするために、難易度の高い内視鏡外科
手術の定型化を行い、どのようなトレーニング方法や器具の開発が必要か、という外科医
自身にもやさしい医療であるための技術開発について、異なる領域での成果を統合して
新たな方向を提示することを目的とします。メインテーマを以下のように致しました。

Improving Quality of Endoscopic Surgery

動作制限を克服して、拡大視効果を享受する

第27回日本内視鏡外科学会総会がこの領域の発展に寄与し、会員にとって思い出深い総会
となるよう教室員一同鋭意準備いたします。盛岡は松茸の美味しい季節です。
多くの皆様のお越しをお待ちしております。

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