
日本消化器外科学会は国民に貢献するために、信念と誇りを持って消化器外科医の育成に努めております。若手消化器外科医にとって、知識ならびに技術を十分に修得した専門医を目指すことが一つの目標であることは言うまでもありません。しかし、技術だけでなく新たな手術手技を開発する能力、知識を得るに留まらず、新たな知識を生み出す能力を身につけることがさらに重要と考えます。そこで、メインテーマを「飛耳長目」としました。
「飛耳長目」とは吉田松陰が塾生に、「情報を収集し将来の判断材料にせよ」と説いた言葉です。将来を見据え、人類に貢献する気概を持って、広く世界に羽ばたく消化器外科医が育って欲しいと願ってやみません。この思いから、新しい知識や技術の基盤となる総論や研究に関するテーマを多く取り上げております。また、若手の技術発表の場として要望ビデオを新たに設けました。
2010年からはJDDWに参加し、日本消化器外科学会大会が開催されます。大会では内科との接点を中心にテーマが選ばれることから、本総会では消化器癌が中心となりましたことをご理解ください。消化器外科医こそ癌治療の大きな担い手である点を踏まえたものでもあります。
中国・四国地区では過去3回本学会が開催されておりますが、今回は25年ぶりとなります。地方での開催のため、ご不便をおかけするとは存じますが、明るい消化器外科の未来を維新発祥の地より発信できればと願っております。教室ばかりでなく中国・四国をあげて先生方のご参加を心よりお待ちしております。