
以下を予定しております。
| 司会: | 武藤 徹一郎(癌研有明病院) |
|---|---|
| 演者: | 杉原 健一(東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学) |
| 司会: | 鈴木 敞 |
|---|---|
| 演者: | 岡 正朗(山口大学大学院医学系研究科消化器・腫瘍外科学) |
| 特別講演1 団塊世代の歩む道 -島耕作、黄昏流星群にこめるメッセージ- | ||
| 司会: | 北島 政樹(国際医療福祉大学) | |
|---|---|---|
| 演者: | 弘兼 憲史(漫画家(ヒロカネプロダクション代表取締役)) | |
| 特別講演2 エビデンスに基づくQALY(Quality Adjusted Life Years)の向上を目指したがん医療 | ||
| 司会: | 磯野 可一(千葉大学) | |
| 演者: | 中村 祐輔(東京大学医科研ヒトゲノム解析センター) | |
| 特別講演3 私の陶芸 愛と維新 *市民公開講座となります。 | ||
| 司会: | 曽和 融生(社団法人大阪掖済会病院) | |
| 演者: | 三輪 休雪(萩陶芸家協会会長、陶芸家、十二代三輪休雪) | |
| 招待講演1 The Pathophysiology of Gastroesophageal Reflux Disease and its Management | ||
| 司会: | 愛甲 孝(鹿児島大学) | |
|---|---|---|
| 演者: | Tom R. DeMeester | |
| 招待講演2 実用化時代に向かうがんワクチン療法 | ||
| 司会: | 山岸 久一(京都府立医科大学) | |
| 演者: | 伊東 恭吾(久留米大学医学部免疫学講座) | |
| 招待講演3 Surgery and Science; Strategies Targeting Pancreatic Cancer | ||
| 司会: | 高田 忠敬(帝京大学医学部外科学講座) | |
| 演者: | Richard D. Schulick | |
| 招待講演4 Current treatment approaches to potentially resectable pancreatic cancer | ||
| 司会: | 跡見 裕(杏林大学医学部) | |
| 演者: | Douglas S. Tyler | |
| 招待講演5 Clinicopathological aspects targeting to gastric cancer | ||
| 司会: | 杉町 圭蔵(公立学校共済組合九州中央病院) | |
| 演者: | Choong-Bai Kim | |
| 教育講演1 ゲノム解析のがん診療への応用 | ||
| 司会: | 塩﨑 均(近畿大学医学部外科) | |
|---|---|---|
| 演者: | 佐々木 功典(山口大学大学院医学系研究科分子病理学) | |
| 教育講演2 近年の臨床研究・臨床試験の意義とその新しい方向性 | ||
| 司会: | 吉野 肇一(国際医療福祉大学) | |
| 演者: | 坂本 純一(名古屋大学大学院医学系研究科社会生命科学) | |
| 教育講演3 医療現場の取材メモから!「いのちの授業とのふれあい」 | ||
| 司会: | 出月 康夫(南千住病院) | |
| 演者: | 高田 和男(日本テレビ報道局政治部・解説委員) | |
| 教育講演4 肝硬変患者に対する自己骨髄細胞投与(ABMi)療法の現状と世界の状況 | ||
| 司会: | 小川 道雄(市立貝塚病院総長室) | |
| 演者: | 坂井田 功(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科学) | |
| 1) | 消化器外科医のキャリアパスを考える |
|---|---|
| 2) | 消化器外科領域におけるリサーチの重要性 ―具体的アプローチについて― |
| 3) | 消化器外科医の勤務環境と問題点 |
| 4) | 消化器外科データベースの構築とその展開 |
| 1) | 胸部食道癌における術前・術後補助療法の有用性 |
|---|---|
| 2) | QOLからみた胃癌手術術式のコンセンサス |
| 3) | 肝細胞癌術後再発への治療戦略 -長期予後を目指して- |
| 4) | ss胆囊癌に対する術式選択 |
| 5) | 幽門輪温存膵頭十二指腸切除術の位置づけ |
| 6) | 消化器癌化学療法における個別化医療の最前線 |
| 7) | 消化器癌に対する新たな免疫療法の臨床応用 |
| 8) | 消化器癌転移のメカニズムに基づいた新たな治療標的分子の探索 |
| 1) | 食道癌手術における再建術式の工夫 |
|---|---|
| 2) | 高度進行胃癌に対する外科治療の有用性 |
| 3) | 下部直腸・肛門管癌に対する究極の肛門温存術式 |
| 4) | 十二指腸乳頭部癌の治療戦略 |
| 5) | 消化器外科領域における周術期栄養管理 |
| 6) | 消化器外科と術後感染症 -周術期感染対策の温故知新- |
| 7) | 臓器予備能が低下したハイリスク症例に対する内視鏡外科手術の適応と成績 |
| 8) | 分子生物学を応用した消化器癌の悪性度診断 |
| 1) | 術前合併症を有する食道癌の治療方針 |
|---|---|
| 2) | 提案したい胃癌治療における臨床試験 -現状と展望- |
| 3) | 転移性大腸癌に対する化学療法と手術のタイミング |
| 4) | 下部直腸癌に対する集学的治療の功罪 |
| 5) | 肝門部胆管癌 -断端陰性を目指して- |
| 6) | 肝内胆管癌に対する治療戦略 |
| 7) | 有望な胆膵癌の術後補助療法 |
| 8) | 消化器外科領域における漢方の役割 |
| 9) | 消化器外科領域における再生医療の展開 |
| 10) | 内視鏡外科手術における最新の話題 |
| 1) | 食道癌に対する内視鏡外科手術における手技の工夫 |
|---|---|
| 2) | 腹腔鏡下胃切除術における新たな工夫 |
| 3) | 大腸癌に対する内視鏡外科手術の標準化に向けて -横行結腸癌と下部直腸癌- |
| 4) | 安全な肝切除への工夫 |
| 5) | 高度血管内腫瘍栓を有する進行肝細胞癌の外科治療 |
| 6) | 浸潤性膵管癌における上腸間膜動脈周囲リンパ節・神経叢郭清 |
| 7) | 膵頭十二指腸切除における“soft pancreas”に対する膵切離・吻合法 |
| 司会: | 宮川 秀一(藤田保健衛生大学胆膵外科) 谷 徹(滋賀医科大学外科学講座消化器外科,乳腺・一般外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 掛川 暉夫(社会福祉法人親善福祉協会国際親善総合病院) |
| 司会: | 森 正樹 (大阪大学大学院医学系研究科外科系臨床医学専攻外科学講座消化器外科学) 竹之下 誠一(福島県立医科大学医学部器官制御外科学講座) |
|---|---|
| 特別発言: | 藤堂 省(北海道大学大学院医学研究科消化器外科・一般外科) |
| 司会: | 川崎 誠治 (順天堂大学医学部・大学院医学研究科消化器外科学講座(肝・胆・膵外科学)) 山下 裕一(福岡大学医学部外科学講座消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 出月 康夫(南千住病院) |
| 司会: | 兼松 隆之(長崎大学大学院移植・消化器外科) 後藤 満一(福島県立医科大学臓器再生外科学講座) |
|---|---|
| 特別発言: | 杉原 健一(東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学) |
切除可能胸部食道癌の治療は,外科手術が標準治療であるが,進行癌での再発率は依然高く,手術単独での成績には限界があることも事実である.補助療法として,特にリンパ節陽性症例などでは術後補助化学療法(FP:5-FU+CDDP)が推奨されていたが,最近,StageII/III食道癌に対する術前化学療法の有用性が報告され注目されている.また,局所進行癌に対する術前化学放射線療法や,FP以外の抗がん剤を付加した補助化学療法など,各施設でさまざまな治療戦略が取り入れられている.これらの現状をふまえて,胸部食道癌に対する術前あるいは術後補助療法の選択や,推奨されるレジメンなどについて討論していただきたい.
| 司会: | 安藤 暢敏(東京歯科大学市川総合病院外科) 桑野 博行(群馬大学大学院病態総合外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 幕内 博康(東海大学医学部外科) |
胃癌手術におけるリンパ節郭清に関しては一定のコンセンサスが得られているが,機能温存手術としての縮小手術や再建法には多種多様な術式が開発され,各施設でさまざまな手術が施行されているのが現状である.本セッションでは,幽門輪温存胃切除術や噴門側胃切除術,自律神経温存手術などの機能温存手術における長期成績やQOLにつき科学的な評価を報告していただきたい.また再建法についても近年パウチ再建や幽門側胃切除術後のRoux—Y法など複雑な方法がさかんに行われているが,これらの術式が本当に優れているのか,かえってQOLを損なうことはないのかなどについて科学的な評価を報告していただきたい.従来から行われている一般的な術式を支持する意見も歓迎し,新たな術式にコンセンサスが得られるのかを討論していただきたい.
| 司会: | 今野 弘之(浜松医科大学外科学第2講座) 大辻 英吾(京都府立医科大学消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 上西 紀夫(公立昭和病院外科) |
肝細胞癌は依然として術後再発率の高い癌であり,その対策は重要である.
再発時の対策として,肝切除の適応と術式,肝移植の適応について論じていただきたい.また外科治療だけでなく焼灼療法,経動脈療法,全身化学療法,分子標的治療薬などの治療法をどの段階で,どのように組み合わせれば有効なのかについても討論していただきたい.
再発防止対策として,抗ウィルス療法,補助化学療法,免疫療法,BCAAに代表される栄養療法などが注目されており,これら治療法についてもご提示いただきたい.
| 司会: | 有井 滋樹(東京医科歯科大学大学院肝胆膵統合外科学) 上本 伸二(京都大学医学研究科外科学講座) |
|---|---|
| 特別発言: | 幕内 雅敏(日本赤十字社医療センター) |
胆囊癌の予後は壁深達度に強く規定され,m・mpの癌は予後良好であるのに対し,ss以深の癌は予後不良である.その中でもss癌は適切な根治術により予後が期待されるため,外科医の腕が試されるところである.しかし,ss癌に対する手術においてはさまざまな術式が選択され,いまだに標準術式は確立されていないのが現状である.そこで,ss胆囊癌の適切な術式の選択として,
肝外胆管切除の適応は?
肝切除の適応と切除範囲は?
リンパ節郭清の範囲は?
PD付加の適応は?の4点について論じていただきたい.また,腹腔鏡下胆囊摘出術後の病理組織診断の結果,ss癌と診断された場合には,どこまでの追加切除が必要であるかについても討論していただきたい.
| 司会: | 塚田 一博(富山大学大学院消化器・腫瘍・総合外科) 野浪 敏明(愛知医科大学消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 二村 雄次(愛知県がんセンター) |
本邦ではPPPDの施行例数は増加傾向にあるが,米国ではPPPDの合併症の面からPDに回帰している施設も散見される.一方,PPPD以降も種々の縮小手術・機能温存手術と称される術式や,幽門輪・十二指腸球部を切除するといったPPPDとは似て全く非なるSSPPDなどが登場してきた.PPPDが本邦で施行されるようになって既に20余年が経過したが,適応疾患(PPPDでよいのか?PDあるいはSSPPDなのか?それとも更なる縮小手術を選択すべきなのか?),合併症,QOLなど,種々の観点からエビデンスや将来展望をご提示いただき,現時点におけるPPPDの位置づけについて討論していただきたい.
| 司会: | 中尾 昭公(名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学) 田中 雅夫(九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科学分野) |
|---|---|
| 特別発言: | 松野 正紀(東北厚生年金病院) |
消化器癌に対する化学療法は,多くの大規模臨床試験の成果から近年飛躍的に進歩した.その一方で,毒性や医療費の高騰が問題となり,個別化医療が求められている.イリノテカンでは患者の遺伝子多型により毒性に強弱があることが報告され,薬剤の添付文書にも記載されるに至った.オキザリプラチンやフッ化ピリミジン系薬剤にも毒性予測が可能との報告がみられる.一方,宿主および癌組織の遺伝子・タンパク情報から,化学療法や分子標的治療の効果予測が可能となりつつある.本セッションでは,消化器癌の化学療法や分子標的治療における毒性および効果予測の研究から得られたデータを持ち寄り,今後の個別化医療の展望について討論し,臨床に直結する結論を導き出していただきたい.
| 司会: | 冨田 尚裕(兵庫医科大学外科学講座下部消化管外科) 名川 弘一(東京大学大学院腫瘍外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 田中 紀章(鳥取市立病院) |
癌免疫療法は理論的には最も癌特異的な治療であり,毒性が少ないという利点を持つ.さらにメモリー化された免疫細胞により再発を予防する可能性があり,術後補助療法として期待される.癌特異的免疫療法には,細胞障害性T細胞,樹状細胞,癌ペプチドワクチン,遺伝子導入,抗原タンパク複合体,自己癌細胞やその抽出物質などが用いられ,精力的に研究が進められている.一方,癌やその微小環境の研究が進み,Class I分子の消失や制御性T 細胞などの免疫逃避機構が明らかとなった.本セッションでは,現時点で臨床応用されているもの,またはすぐに臨床応用が可能なもののなかで最新の知見を持ち寄り,攻守両面から癌免疫療法の進むべき道を討論していただきたい.
| 司会: | 小川 健治(東京女子医科大学東医療センター外科) 奥野 清隆(近畿大学医学部外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 折田 薫三(株式会社林原生物化学研究所) |
いまだ多くの消化器癌患者が転移により不幸な転帰を辿るが,癌転移の基礎研究と臨床との大きなギャップは確実に狭まっており,近い将来,癌転移を完全にコントロールできることが期待される.本セッションでは,上皮—間葉転換(EMT),癌幹細胞,細胞外微小環境(niche)などの新しい研究,また,分子イメージング,遺伝子ターゲッティング,網羅的オミックス解析などから得られた転移関連分子に関する研究を広く公募し,癌転移制御のブレイクスルーとなるような最新の知見を集約し,新たな治療標的分子について討論していただきたい.
| 司会: | 山口 明夫(福井大学医学部第1外科) 北川 雄光(慶應義塾大学医学部外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 佐治 重豊(岐阜大学癌集学的治療研究財団) |
食道癌手術時の再建法は,縫合不全など術後早期の合併症だけでなく,摂食嚥下機能などの術後QOLに大きく関与する.胃管再建にもさまざまなバリエーションがあるが,胃切除や他の手術既往症例が増加したことから,再建臓器,経路,吻合部位,吻合方法などさまざまな術式に精通する必要がある.本セッションでは,胃管再建およびその他の再建術について,それぞれの工夫や治療成績,また術後の客観的な機能評価などを提示していただき,より安全で長期的なQOLが得られる再建法について討論していただきたい.
| 司会: | 藤田 博正(久留米大学医学部外科) 土岐 祐一郎(大阪大学大学院消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 鶴丸 昌彦(順天堂大学医学部付属順天堂医院癌治療センター) |
新規抗がん剤の登場により高度進行胃癌に対して延命が図られるようになり,癌集学的治療の一環としての外科治療の機会が増えてきた.高度進行胃癌に対して外科的治療,すなわち原発巣や転移巣に対する積極的な切除や減量手術の有用性はあるのか.あるいは積極的な切除よりも化学療法や放射線療法などに頼ったほうが良いのか.延命効果のみならずQOLや栄養学的,免疫学的見地からもその功罪につき討論していただきたい.外科的治療推進派のみならず消極派からの演題も歓迎する.
| 司会: | 平川 弘聖(大阪市立大学大学院腫瘍外科学) 前原 喜彦(九州大学大学院消化器総合外科学分野) |
|---|---|
| 特別発言: | 岡島 邦雄(大阪医科大学) |
外科的肛門管上縁前後に位置する下部直腸・肛門管癌に対して内肛門括約筋切除術(ISR)や外肛門括約筋切除術(ESR)が行われ,その有用性が報告されている.このうちpartial ISR, subtotal ISRの術後機能が良好であることに関してはコンセンサスが得られたと考えられるが,total ISRに関してはいまだ十分な討議がなされていない.本セッションでは,partial~subtotal ISRを施行した症例は完全に除外していただき,total ISR ± ESRを行った症例に限って臨床成績を提示し,術後の肛門機能や再発などのデータを踏まえ,その適応について討論していただきたい.
| 司会: | 白水 和雄(久留米大学医学部外科) 齋藤 典男(国立がんセンター東病院消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 寺本 龍生(明敬会重城病院外科) |
高分解能CT,超音波内視鏡検査(EUS),管腔内超音波検査(IDUS)などにより,十二指腸乳頭部癌の十二指腸浸潤,膵浸潤,リンパ節転移などの術前評価が向上している.乳頭部癌は切除率が比較的高く,他の膵頭部領域癌と異なり腫瘍学的にも予後が比較的良好とされている.そのため十二指腸乳頭部癌に対するリンパ節郭清範囲についてはD2郭清を基本とする施設が多く,より根治性を追求したD3郭清や神経叢郭清に関するコンセンサスは得られていない.一方,術前診断能の向上に伴い,適応症例は限られるが,縮小手術も模索されている.本セッションではガイドラインのない現況を鑑み,現時点での術前評価に基づいた十二指腸乳頭部癌の進展度評価法とcStage分類に応じた適切な治療戦略を討論していただきたい.
| 司会: | 永井 秀雄(茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター) 千々岩 一男(宮崎大学医学部第1外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 永川 宅和(小池病院) |
周術期の栄養療法は,NST(nutrition support team)の普及による術前低栄養患者のスクリーニングや早期栄養療法が導入され,術後合併症の軽減だけでなく入院期間の短縮など医療経済的にも貢献してきた.最近では,新規の免疫増強経腸栄養剤(immune-enhancing diet)や,シンバイオティクスによる腸内環境の整備などのあらたな栄養療法についても注目されている.本セッションでは,消化器外科疾患に対する栄養療法について,最新の知見を提示していただき,より進歩した周術期栄養管理について,討論していただきたい.
| 司会: | 平田 公一(札幌医科大学第1外科) 竹山 廣光(名古屋市立大学大学院消化器外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 大柳 治正(近大姫路大学) |
米国Centers for Disease Control and Prevention(CDC)の手術部位感染(SSI)予防ガイドラインの提唱で,術後感染症に対する意識は高まったが,CDCガイドラインは欧米のエビデンスを基にしているため,本邦の医療事情とは異なった面も多い.そこで,予防的抗菌薬,SSI対策の術前の工夫,糸・ドレーンなど医療材料の選択,術後創傷管理などについて,各施設の取り組みを提示していただき,わが国での術後感染対策について再考するための討論をお願いしたい.また,一旦発症した感染症に対しては迅速な起因菌の同定が必要で,従来のグラム染色の重要性が再認識されるとともに,バイオマーカーなど分子生物学的手法を用いた早期診断の研究も進みつつある.よって感染症の診断における最新の知見についても討論していただきたい.
| 司会: | 楠 正人(三重大学大学院医学系研究科消化管・小児外科学) 竹末 芳生(兵庫医科大学感染制御学) |
|---|---|
| 特別発言: | 炭山 嘉伸(学校法人東邦大学) |
内視鏡外科手術は低侵襲性手術として,その地位を確立したが,一方で,手術時間の延長や気腹・体位変換の影響などから,心合併症症例や肺機能低下症例などでは「開腹手術か内視鏡手術か」の選択で論議になることがある.種々の臓器予備能低下症例に対して,手術時間の延長はどこまで許容されるのか,気腹の悪影響は本当にあるのか,体位変換はどのような影響を及ぼすのかなど,臓器予備能が低下したハイリスク症例に対する内視鏡外科手術の適応と成績について討論していただきたい.
| 司会: | 渡邊 昌彦(北里大学医学部外科) 橋爪 誠(九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座災害救急医学分野) |
|---|---|
| 特別発言: | 小西 文雄(自治医科大学付属さいたま医療センター外科) |
消化器癌に対する外科治療成績の向上には,従来の臨床病理学的情報に加え,遺伝子・タンパク・代謝物質(メタボライト)などの分子生物学的情報を応用した癌悪性度評価の進歩が必要である.本セッションでは,これら新技術を駆使したバイオマーカー探索研究を広く公募し,消化器癌の悪性度診断における新しいパラダイムとなりうる研究成果を発表いただき,術式や補助療法の選択などにどのように貢献できるか討論していただきたい.
| 司会: | 若林 剛(岩手医科大学外科学講座) 馬場 秀夫(熊本大学大学院消化器外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 落合 武徳(三愛記念そが病院消化器病センター) |
食道癌では,呼吸器疾患,循環器疾患,肝硬変などの合併症例や,高齢化社会に伴う臓器機能低下症例,認知症などの精神的疾患を有する症例など術前合併症を有する症例が増えてきた.術式の工夫や周術期管理の進歩により,手術の安全性が高まっているため,従来は慎重であったハイリスク症例に対しても,積極的に外科治療を考慮する機会も多くなると思われる.そこで,本セッションでは,術前合併症を有する食道癌患者に対する手術適応,術式選択,術前・術後管理などについて討論していただきたい.
| 司会: | (鹿児島大学大学院消化器外科学)松原 久裕(千葉大学大学院医学研究院先端応用外科学) |
|---|
胃癌における化学療法の臨床試験は盛んに行われているが,外科医にとっては手術を対象とした試験も重要である.本セッションでは化学療法および手術に関して,現在進行中あるいは計画中の臨床試験につき紹介していただきたい.最近行われ結果が公表できるものも歓迎する.化学療法に関しては進行・再発胃癌に対するものから術前術後補助化学療法に関するもの,また手術に関しては臓器合併切除,再建法,内視鏡外科手術,センチネルリンパ節生検など胃癌治療における幅広い分野から最新の臨床試験を紹介していただき,胃癌治療における臨床試験の現状と展望につき討論していただきたい.
| 司会: | 山口 俊晴(癌研有明病院外科) 笹子 三津留(兵庫医科大学外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 三輪 晃一(独立行政法人労働者健康福祉機構富山労災病院外科) |
新しい化学療法や分子標的治療の登場により,肺転移・肝転移などを伴った大腸癌においても,化学療法後に治癒切除可能となる症例が増えてきた.また,治癒切除可能症例においても再発予防の観点から術前化学療法を行う機会が多い.このような現状を踏まえ,化学療法や分子標的治療を行った後の手術のタイミングや術式について討論していただきたい.
| 司会: | 窪田 敬一(獨協医科大学第2外科) 渡邉 聡明(帝京大学医学部外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 小林 展章(医療法人仁友会南松山病院外科) |
下部直腸癌に対する外科治療には,側方リンパ節郭清,局所制御,肛門温存などの課題がある.本邦では側方リンパ節郭清が広く行なわれてきたが,欧米では化学放射線療法が行われており,本邦でもこれに追随する施設が増えてきた.化学放射線療法は局所再発率を下げ,肛門温存率を上げるとする報告もあるが,一方では,短期的には手術手技への影響や術後合併症の増加,長期的には肛門機能や排尿・性機能の低下など懸念される点も多い.本セッションでは,各施設で行なっている下部直腸癌治療の工夫と成績を報告していただき,短期合併症,長期の肛門・排尿・性機能ならびに予後などを総合的に討論していただきたい.
| 司会: | 望月 英隆(防衛医科大学校外科) 亀岡 信悟(東京女子医科大学第2外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 森 武生(都立駒込病院外科) |
肝門部胆管癌の治療成績は局所解剖の熟知,術前画像診断の進歩により改善されつつある.各施設における肝門部胆管癌の術前進展度診断に必須もしくは有用な検査法とその正確性を提示するとともに,胆管剥離面と胆管切離断端陰性を目指した肝切除範囲の決定,脈管合併切除の必要性など手術方針について議論していただきたい.また,術後断端陽性であった症例の特徴,頻度などについても言及し,断端陰性を目指した術前治療法や,断端陽性例に対する術後療法の治療成績についても討論していただきたい.
| 司会: | 宮崎 勝(千葉大学大学院臓器制御外科学) 近藤 哲(北海道大学大学院腫瘍外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 川原田 嘉文(三重大学) |
肝内胆管癌は原発性肝癌のうち数%程度を占める比較的少数例の疾患であり,各施設での症例数が限られる.予後の良い限局性の肝内発育型から,大血管合併切除・再建を要する進行癌まで存在し,さらにリンパ節転移の有無は予後に大きく影響する.主たる治療法は外科切除であるが,進行度に応じた術式選択,リンパ節転移の有無やその範囲に対する手術適応,術後補助療法,手術不能例に対する化学療法について討論していただきたい.
| 司会: | 梛野 正人(名古屋大学大学院医学系研究科腫瘍外科学) 山本 雅一(東京女子医科大学消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 竜 崇正(千葉県がんセンター) |
胆道癌や膵癌に対しても,術後補助療法による予後の延長が認められるようになったものの,いまだ満足できる成績は得られていない.本セッションでは既に確立された治療法のみならず,胆膵癌の術後補助療法として有効性が期待できる化学療法,分子標的治療,免疫治療などについて,基礎研究も含め,奮ってご発表いただき,その将来性について討論していただきたい.
| 司会: | 山上 裕機(和歌山県立医科大学第2外科) 海野 倫明(東北大学大学院消化器外科学) |
|---|---|
| 特別発言: | 田尻 孝(日本医科大学) |
消化器外科領域における漢方薬のエビデンスはいまだ不十分である.本セッションでは,消化器外科領域で汎用される漢方薬の臨床研究の成果,あるいは,将来,臨床応用が期待される基礎研究の最新の知見をご発表いただき,漢方薬の有用性を検証するとともに,消化器外科領域におけるその役割と展望につき討論していただきたい.
| 司会: | 佐々木 巌(東北大学大学院生体調節外科学分野) 河野 透(旭川医科大学第2外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 鍋谷 欣市(杏林大学) |
究極の幹細胞ソースであるiPS細胞の臨床応用に関しては種々のハードルが存在している.消化器外科領域の再生医療の現状としては,多分化能および自己複製能を有する組織幹細胞を用いた臨床研究が進んでいる.また,組織工学を応用したバイオマテリアルの開発も日進月歩である.本セッションでは,今後の臨床応用への発展が期待される消化器外科領域における再生医療について,組織幹細胞やバイオマテリアルなども含めた広い範囲での最先端の研究を紹介し,その将来展望についても討論していただきたい.
| 司会: | 中島 祥介(奈良県立医科大学消化器総合外科学) 小林 英司(自治医科大学先端医療技術開発センター先端治療開発部門) |
|---|---|
| 特別発言: | 浅原 利正(広島大学) |
内視鏡外科の進歩は著しく,消化器外科の全領域を網羅するに至った.さらにNOTES (Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery) やSPS (Single Port Surgery) などの導入により,内視鏡外科は新しい世代に入ったといえる.本セッションでは,NOTESやSPS (Single Incisionを含む)の経験を踏まえ,その適応や手技についての現状と展望についてご報告いただき,今後の道標を示していただきたい.
| 司会: | 北野 正剛(大分大学医学部総合外科学第1講座) 岡島 正純(広島大学大学院医歯薬総合研究科寄附講座内視鏡外科学講座) |
|---|---|
| 特別発言: | 嶋田 紘(独立行政法人労働者健康福祉機構本部) |
内視鏡外科手術は,手術機器の進歩や技術の発展とともに適応が拡大し,食道癌にも導入されてきたが,手技の困難さから,標準術式には至っていない.本セッションでは,体位や器機による視野展開,鏡視下ならではの解剖の理解やデバイスの選択などによるリンパ節郭清の工夫を供覧していただきたい.さらにピットフォールや術中損傷時の対処法なども提示し,食道癌の内視鏡外科手術が,標準術式として確立し,多くの施設で普及するための問題点について討論していただきたい.
| 司会: | 大杉 治司(大阪市立大学大学院臓器器官病態外科学) 丹黒 章(徳島大学大学院胸部内分泌腫瘍外科) |
|---|
腹腔鏡下胃切除術は手術手技の向上のみならず,凝固・切開用のエネルギー発生装置や鉗子類,また吻合器などの機器の開発も伴って進歩してきた.本セッションでは最近登場した新たな機器を駆使した,より安全でスピーディな郭清操作や吻合法などを紹介していただき,それぞれの手技が従来法より優れた点について討論していただきたい.
| 司会: | 谷川 允彦(大阪医科大学一般・消化器外科) 宇山 一朗(藤田保健衛生大学上部消化器外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 山川 達郎(帝京大学医学部付属溝口病院外科) |
大腸癌に対する内視鏡外科手術は急速に浸透し,進行癌に対しても開腹手術に勝るとも劣らない根治術が可能であると認識されるようになった.しかし,横行結腸癌では中結腸動静脈根部の郭清,下部直腸癌では側方郭清や吻合法の問題などがあり,いまだ標準術式が確立されていない.これら領域における内視鏡外科手術の難易度を上げている要因をご指摘いただき,その克服法やピットフォールを挙げつつ各施設の術式を供覧し,標準化を目指した討論をしていただきたい.
| 司会: | 坂井 義治(京都大学医学部消化管外科) 山口 茂樹(埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター下部消化管外科) |
|---|---|
| 特別発言: | 畠山 勝義(新潟大学大学院消化器・一般外科) |
消化器手術の中でも肝切除術は高難度の手術であるが,消化器外科専門医を目指すうえで経験すべき手術の一つである.肝切除の基本は肝臓の解剖を理解することと的確な手術操作といえる.近年デバイスの進歩により出血量の軽減と,手術時間の短縮が可能となっている.そこで,誰もが安全に肝切除を行うための理解すべき解剖のポイント,的確な手術手技(例えば手の向き,器具の角度,切除のスピード,助手の役割など),新しい手術器具の使用法について討論していただきたい.
| 司会: | 高山 忠利(日本大学医学部消化器外科) 島田 光生(徳島大学大学院消化器・移植外科) |
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| 特別発言: | 高崎 健(牛久愛和総合病院) |
肝細胞癌に生じる高度血管内腫瘍栓には,門脈腫瘍栓では門脈本幹や反対側門脈枝までの進展症例,肝静脈腫瘍栓では下大静脈内からときには右房内まで進展する症例まであり,その治療法については議論の多いところである.このセッションでは高度血管内腫瘍栓を有する進行肝細胞癌の手術適応と治療成績,ならびにその手術手技について討論していただきたい.
| 司会: | 具 英成(神戸大学大学院肝胆膵外科) 國土 典宏(東京大学大学院肝胆膵外科,人工臓器移植外科) |
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| 特別発言: | 中村 達(浜松医科大学) |
浸潤性膵管癌の根治手術において,上腸間膜動脈(SMA)周囲ではリンパ節郭清のみならず,神経叢郭清も重要である.しかし,全周温存,半周温存,全周郭清といっても,その郭清状況は一括りにはできず,施設間によって大きく異なっているのが現状と思われる.本セッションでは,浸潤性膵管癌におけるSMA周囲リンパ節ならびに神経叢に対する郭清手技を詳細に供覧し,討論していただきたい.
| 司会: | 太田 哲生(金沢大学消化器・乳腺・移植再生外科) 木村 理(山形大学医学部第1外科) |
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| 特別発言: | 今村 正之(大阪府済生会野江病院) |
下部胆管癌や十二指腸乳頭部癌に対する膵頭十二指腸切除術においては,残膵に随伴性膵炎を伴わない,いわゆる“soft pancreas”症例も多く,膵液漏発生に起因した致死的合併症を引き起こすことがあり,その回避は至上命題である.また,基礎疾患の予後が期待できるため,残膵機能を温存しえる良好な吻合が望まれる.本セッションでは残膵機能が旺盛で,主膵管径が細い“soft pancreas” に対する膵切離から吻合に至るまでの,術中の具体的な方法(手順,手技,工夫)についてビデオで詳細に供覧し,討論していただきたい.
| 司会: | 杉山 政則(杏林大学医学部外科) 矢永 勝彦(東京慈恵会医科大学外科) |
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| 特別発言: | 中山 和道(聖マリア学院大学) |
| 1) | 緩和医療における消化器外科医の役割 |
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| 2) | 高齢者手術のインフォームドコンセントの問題点 |
| 3) | 食道癌における salvage surgery の意義と問題点 |
| 4) | 食道癌術前評価における画像診断の進歩 |
| 5) | 緊急手術を要する食道疾患の診断と治療 |
| 6) | 再発食道癌に対する治療方針 |
| 7) | 高度進行胃癌に対するネオアジュバント化学療法 |
| 8) | 腹膜播種の早期診断と治療戦略 |
| 9) | 進行再発胃癌に対する2次,3次化学療法の成績 |
| 10) | 人工肛門の諸問題 |
| 11) | 直腸・肛門の機能性疾患に対する術式と成績 |
| 12) | 下部直腸癌手術における再建術式と成績 |
| 13) | GISTに対する治療成績 |
| 14) | 血管侵襲を伴う肝細胞癌の治療成績 |
| 15) | 遠隔転移を伴う肝細胞癌の治療成績 |
| 16) | 肝胆膵領域における術式選択に有用な画像診断 |
| 17) | 障害肝合併例における脾臓摘出術の功罪 |
| 18) | 膵頭十二指腸切除術におけるクリニカルパス |
| 19) | 慢性膵炎に対する手術適応と術式 |
| 20) | 膵尾側切除における膵切離の工夫とその成績 |
| 21) | 術後遠隔成績から見た膵IPMNの手術適応 |
| 22) | 十二指腸癌の治療の現況 |
| 23) | 胆道癌に対するHPDの治療成績 |
| 24) | 胆管膵管合流異常症に対する術式選択 |
| 1) | 胸部食道癌の標準的リンパ節郭清術 |
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| 2) | 食道良性疾患に対する手術 |
| 3) | 腹腔鏡下胃切除術における再建術 |
| 4) | 開腹胃切除術におけるリンパ節郭清術 |
| 5) | 下部直腸癌における側方リンパ節郭清術 |
| 6) | 進行大腸癌に対する内視鏡外科手術 |
| 7) | 炎症性腸疾患に対する術式 |
| 8) | 肝切除・肝移植の際の血管吻合法 |
| 9) | 腹腔鏡下肝切除術 |
| 10) | 膵頭十二指腸切除における門脈再建の手技 |
| 11) | 膵腫瘍核出術 |