2012年7月5日(木)〜6日(金)
ホテル日航福岡
会長:田中良哉

会長挨拶

会長:田中良哉

この度、第33回日本炎症・再生医学会を担当することになりました。大変光栄に存じますとともに、先生方のご支援、ご協力に重ねて心より感謝申し上げます。平成24年7月5日(木)と6日(金)、ホテル日航福岡に於いて、本会を開催すべく鋭意準備中です。メインテーマは「着実な成長を目指して」です。約30年余の本学会の歴史上、初の九州での開催です。博多祇園山笠の最中ですが、その勢いに負けぬよう、熱い講演と議論を期待申し上げます。

炎症・再生医学は目覚ましい進歩の途上にあります。特に、サイトカインなどを標的とした生物学的製剤の台頭は、関節リウマチ等の炎症性疾患の治療にパラダイムシフトを齎しました。現在、多様な疾患への応用と共に、生物学的製剤を超える低分子量化合物による開発と臨床応用が期待されます。キナーゼ阻害薬はその代表です。一方、iPSの発見により、慢性炎症、外傷、変性など様々な理由により破壊された組織の再生に関する研究も大きな転換点に到達しています。今後の臨床応用に向けての着実な成長が期待されています。斯様な背景を基に、「iPS細胞と幹細胞制御技術」、及び「炎症性疾患とキナーゼ阻害薬」の2つの国際シンポジウムを行います。

また、炎症・再生医学研究のトピックスと共に将来展望を見据えた8つのシンポジウムを構成しました。各分野の第一線の先生方にモジュレーターとなって戴き、最先端を走る演者によるシンポジウムを企画しました。一般演題はポスター発表としますが、シンポジウムの一部は一般公募演題からも選出し、優秀ポスター賞を設けることにしました。多くの演題の登録を期待しています。教育講演では、炎症・再生医学を超えて、本邦で最も先端的な領域を牽引する先生方にご講演を戴きます。世界を代表する研究者を中心とした実に錚々たる顔触れとなります。また、教育講演は全てスポンサードで行い、モーニング、ランチ、イブニングタイムにお食事を御用意する予定です。ご理解、御協力頂いた各企業には、心から感謝申し上げます。

本学会は産学協同を原動力にして、炎症・再生医学の基礎研究を基盤に、新規治療標的探索、創薬技術開発、炎症関連疾患診断、予防・治療ワクチン、再生医学研究の臨床応用、新規薬剤・治療法の臨床試験研究、倫理・規制に関するテーマを推進してきた歴史的経緯があります。学際的な交流を介して、斯様な問題点を認識、共有し、議論することにより更なる進歩に繋がるものと期待しています。臨床医学、基礎医学、製薬企業など幅広い分野から多数の方々が興味を持って参加し、熱い討論をして下さるよう期待申し上げます。皆様には、どうぞご協力のほど宜しくお願い致します。

第33回日本炎症・再生医学会 会長 田中 良哉
(産業医科大学医学部第1内科学講座 教授)

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