日本性機能学会第28回学術総会

会長挨拶

日本性機能学会第28回学術総会 会長
山梨大学大学院総合研究部 泌尿器科学 教授
武田 正之
会長:武田 正之

この度は、日本性機能学会第28回学術総会を、平成29年9月21日(木)-9月23日(土)の3日間にわたり、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催させていただきます。今回のメインテーマを「Quality, Diversity, and Flexibility:良質で多様で柔軟な性機能学」といたしました。男女両性、前立腺疾患、排尿障害、悪性腫瘍など様々な領域に関係する多様な性機能障害に対して、良質な診療の開発につながる性機能学の発展の場となることを願っています。

山梨大学泌尿器科学教室では平成15年に第13回日本性機能学会東部総会を主宰させていただいて以来、日本性機能学会関連の学術集会としましては14年ぶりとなります。その際に特別講演演者として招請したJohns Hopkins大学泌尿器科学講座Arthur L Burnett教授を、14年ぶりにお招きします。Burnett教授には、初日のイブニングセミナーで彼のライフワークである「Mechanisms and Treatments for Erectile Dysfunction: Updated knowledge and Future perspective」を、特別講演1では最新の治療法である「Penile Transplantation for GU injury」を、またシンポジウム「Current Penile Rehabilitation strategies after RP」での基調講演もお願いする予定です。特別講演2、3では、「性行動を規定する遺伝子群」を東北大学大学院生生命学研究科 脳機能遺伝 分野 山元大輔 教授に、「女性性機能や情動行動に関するエストロゲンの作用」について筑波大学・行動神経内分泌学の小川園子教授にお願いしました。教育講演としましては、山梨大学皮膚科学講座 川村龍吉教授に「HIVの予防・治療のUpdate」を、昭和大学藤が丘病院泌尿器科の佐々木春明教授に「持続勃起症のマネージメント」をお願いしました。また、2020年に日本での開催が決定した国際性機能学会関連セッションとして「2016 WSMS(ISSM)報告(仮)」を予定しています。これ以外にも、「Cancer Survivorshipと性機能」、「LOH症候群における個別化医療」、「下部尿路機能障害・性機能障害に対する新規治療法開発の可能性」、「女性下部尿路機能障害と性機能」というシンポジウム、イブニングセミナー、教育セミナーを企画しました。第3日の土曜の午後には、専門医講習用として日本性機能学会卒後生涯教育セミナー 兼 日本泌尿器科学会専門医講習会を90分間で企画し、最終セッションとして「Take Home Message」を設けて、本学会のまとめとする予定です。今回は、第2日の最初に「学会賞候補演題セッション」を設けて一般演題のなかから基礎部門と臨床部門での学会賞を選考する予定ですので、多くの演題応募をお願いいたします。

日本性機能学会は、男女を問わず勃起障害などの性機能障害の研究及び隣接科学の進歩、普及を目的とする学会でありますが、健康保険制度の違いなどのために欧米やアジア諸国と比較してやや遅れをとった感があります。2020年の国際性機能学会開催に向けて、わが国における性機能学の基礎的・臨床的研究レベルをより一層向上させるための学会となることを祈念致します。

最後になりましたが、ご支援、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

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