日本超音波医学会第89回学術集会

会長挨拶

会長:工藤正俊

日本超音波医学会第89回学術集会開催のご案内

日本超音波医学会第89回学術集会を2016年(平成28年)5月27日(金)~29日(日)の3日間、京都国際会議場で開催させて頂きます。実は私、2010年にも第83回学術集会を担当させて頂きましたので、この度の第89回学術集会は二度目の会長ということになります。と言いますのも今回は第12回アジア超音波医学会の会長も仰せつかりましたので従来からの申し合わせにより国内の超音波医学会学術集会会長も再度兼務させて頂くことになりました。このような機会を与えて頂きました日本超音波医学会理事会を始め関係各位に深く感謝申し上げます。

今回も前回および前々回のUltrasonic Weekを継承し、”Ultrasonic Week 2016”として開催致します。日本超音波医学会、日本乳腺甲状腺超音波医学会、アジア超音波医学会(AFSUMB)、アジア造影超音波医学会(ACUCI)はじめ複数の学会研究会が、同時開催ないしは共同企画という形で手をつなぎ、効率の良い効果的な学術集会の場作りを目指します。医学・技術の急速な進歩に伴う領域の細分化は超音波の世界でも例外ではなく、更なる進歩のためにはそれら多岐にわたる最先端の交流が必要不可欠と思われます。また、そのような交流を実現させるには、参加者およびご協力頂ける関連企業・団体の皆様の経済的、時間的負担を極力軽減する必要があります。そしてこれらの目的達成のためには、Ultrasonic Weekが大変理にかなっております。そのため今回も”Ultrasonic Week 2016”として継承させて頂くことと致しました。
2010年の第83回学術集会メインテーマは「イノベーションからアートへ」と致しましたが、今回の学術集会のテーマは国際学会も2つ併催することも考え合わせ「Better World with 3US」とさせて頂きました。

まず最初の「US」は言うまでもなくUltrasoundです。救急の現場や初診ではCTやMRIよりもまず先に超音波を行うことにより膨大な情報を非侵襲的に得ることができます(“Ultrasound 1st”)。アジアの国でCTやMRIがない病院でも超音波があるだけでそれぞれの国民にとって良い国になることでしょう(Better World with Ultrasound)。

第二の「US」は我々自身(Ourselves=US)です。我々自身が超音波によってより良い国作りの一助となりたいとの気持ちを込めました。(Better World with Us)

第三の「US」はUltimate Skillを意味します。超音波装置はどんどん進歩していますが、それに伴う我々自身のskillを磨かなければ良い装置も宝の持ち腐れです。また、たとえ古い装置でもskillがあれば相当の情報が引き出せます。したがって、常に我々は「Ultimate Skill」を磨くために日々精進していかなければなりません。(Better World with Ultimate Skill)
そのような3つの思いを「US」に込めてメインテーマを「Better World with 3US」と致しました。

今回は国際学会2つと同時開催のため、JSUM, AFSUMBとのJoint Symposium、パネルディスカッションなどの合同セッションは英語のみによる発表を計画しています。また、多少のご批判もあろうかとは思いますが、日本語の通常のセッションも医師についてはスライドは「原則として」英語にて作成、医師以外の検査士なども「可能な限り」英語にて作成して頂き、海外からの参加者にも積極的に参加して頂けるような学会に致したいと考えております。これは国際化への第一歩として非常に重要なことと思い今回から始めさせて頂きます。各セッションでは、その場にふさわしいメンバーが参加して、十分なディスカッションができるように、内容の重複を可能な限り回避したいと思います。

また、AFSUMBについては和賀井敏夫先生が会長として第1回のAFSUMBを1987年に東京にて主催されましたので2016年は丁度AFSUMB創立30周年記念となります。従ってAFSUMB/JSUMのオープニングセレモニーでは30周年にふさわしい立派なものとするべく現在企画を鋭意検討中です。

超音波を中心として国を越えて時間と空間を共有し、情報の交換をしつつ、参加者の全てが「何か」を得てそれぞれの診療の場に持って帰れるような、そのような学術集会、”Ultrasonic Week 2016”を目指します。
多数の皆様のご参加をお待ち致しております。

日本超音波医学会第89回学術集会
会長 工藤 正俊
近畿大学医学部消化器内科学 教授

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