このたびメディカルトピア草加病院の金平 文先生と第7回Reduced Port Surgery Forumを、札幌プリンスホテル国際館パミールで開催させて頂きます。今回は、第12回単孔式内視鏡手術研究会と第19回Needlescopic Surgery Meetingの合同開催となります。
どちらの研究会も低侵襲性と整容性を求める点で趣旨を同じくし、相互発展を目指し、2012年に第1回(金平永二先生、北城秀司先生)が合同開催され、今年7年目を迎えました。これまでにその技術面だけでなく、短期・長期成績、関連機器の開発や応用方法について熱く議論され、RPSはほとんど傷跡が残らない低侵襲手術というコンセプトをもたらしました。一方でロボット手術、LECSなど軟性内視鏡とのハイブリッド手術、TAMISやtaTMEといった経肛門内視鏡手術、肥満手術など異なるアプローチによる低侵襲手術が相次ぎ開発され注目を集めています。今後のRPSはこのようなアプローチ法と相まってさらに低侵襲手術の発展に貢献していくものと確信しています。
そこで今回はメインテーマを「the way to go –RPSが進むべき道-」として、RPSに限らず、あらゆるアプローチの低侵襲手術に従事される方々と、低侵襲手術がもたらす本質について議論したいと思います。8月上旬の札幌は、清々しい暑さの素晴らしい時期となります。札幌らしいおもてなしをたくさん準備し、新しい内視鏡外科を探求する皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。
第12回単孔式内視鏡手術研究会
当番世話人:竹政 伊知朗(札幌医科大学 消化器・総合、乳腺・内分泌外科)
このたび第7回Reduced Port Surgery Forumを竹政伊知朗先生とともに開催させていただくことになりました。この会(RPSF)は、単孔式内視鏡手術研究会とNeedlescopic surgery meetingがともに集うフォーラムですが、昨今の先進的な手術は、創のサイズや数の観点だけでは語れなくなっています。Natural orificeなどの多様なアプローチルート、最先端の器具開発、臓器温存手術など、今回のRPSFでは創の縮小にとどまらず、さらなる手術の進化を求め、夢と未来をたっぷり語れる場が提供できればと考えています。このような願いを込めて、今回のテーマはthe way to go となりました。
札幌は、私が学生時代、研修医時代と多くの時間過ごし、たくさんの恩師と仲間に恵まれた特別な場所でもあります。四季折々の美しさがありますが、8月初旬は特にさわやかで快適です。真っ白で濃厚な甘さのコーン、ぷりぷりのシマエビ、絶品のウニなどグルメをうならせる食物がならぶ季節です。RPSFで未来を熱く語ったあとは、大通公園のビアガーデンで乾杯ですね!ぜひ同僚の先生や、希望に燃えた若い先生もご一緒にご参加ください。微力ではありますが、竹政先生のお力を頼りにしながら尽力させて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
第19回Needlescopic Surgery Meeting
当番世話人:金平 文(メディカルトピア草加病院 外科)