第20回SNNS研究会学術集会

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会期:2018年10月10日(水)・11日(木) 会場:紀尾井カンファレンス(東京都千代田区紀尾井町1-4) 当番世話人:竹内裕也(浜松医科大学医学部外科学第二講座(消化器・血管外科学分野))
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ご挨拶

第20回SNNS研究会学術集会
当番世話人 竹内 裕也
浜松医科大学医学部外科学第二講座(消化器・血管外科学分野)

この度、平成30年10月10日、11日の2日間、東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井カンファレンスにおきまして第20回SNNS (sentinel node navigation surgery)研究会学術集会を開催させていただきます。名誉代表世話人 北島政樹先生、愛甲孝先生、代表世話人 井本滋先生はじめ諸先生方に心より御礼申し上げます。

第20回という記念すべき学術集会の機会を頂き、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いでございます。1999年11月27日に北島政樹先生が第1回学術集会を主宰されてからこの20年間にSNNSは大きく発展を遂げました。国内外のfeasibility studyを経て、2010年4月から悪性黒色腫、乳癌において保険診療としてSN生検による縮小手術が可能となり、今や実地臨床では不可欠の手技となっております。また消化器癌、頭頚部癌、婦人科癌などの領域においてもSN理論を応用した個別化縮小治療の実用化が目前となっております。

今回のテーマは「SNNSを未来に継ぐ(つなぐ)」とさせていただきました。この20年間わが国における固形癌に対するSNNSがここまで大きく発展できたのは、黎明期における諸先輩方の叡智と不断の努力に加えて、本研究会会員の先生方の一つ一つの基礎研究、臨床研究の積み重ねによると考えます。従来の定型化された手術や治療法とは異なり、SNNSによる個別化縮小治療は医療者にとっては決して簡単なものではありません。SNNSは、根治性だけでなく患者さんのQOL向上を目指す熱いこころざしを持ったチームが作り上げるprecision surgeryと考えます。私はかつて幸運にもJohn Wayne Cancer Instituteに留学し、Dr. MortonやDr. Giulianoに師事する機会をいただきました。時代の異端児かつ先導者であったDr. Mortonの思いを若い世代に伝え、本研究会のこれまでの数々の業績をさらに発展させて未来に継ぐことが私の使命だと感じております。

本学術集会は、2010年以来8年ぶりにInternational Sentinel Node Society国際学会との同時開催となります。国際学会との合同開催の機会を生かして、海外のSNNSの現況を知っていただくと同時に、皆様の研究成果を世界にアピールしていただければ幸いです。SNNSのこれまでの歴史を振り返り、未来を垣間見る機会として本学術集会が貢献できましたら望外の喜びに存じます。

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