第50回日本胸部外科学会九州地方会総会

会長挨拶

第50回日本胸部外科学会九州地方会総会
会長 岩﨑 昭憲
(福岡大学医学部 呼吸器・乳腺内分泌・小児外科 教授)

この度は、第50回日本胸部外科学会 九州地方会総会を、平成29年7月27日(木)・28日(金)の2日間、福岡市のアクロス福岡において開催させていただくことになりました。

今回で50年目の節目を迎える記念すべき学術集会の会長にご指名いただいたことは、大変名誉なことと存じており、心より感謝申し上げます。有益な学会になりますよう鋭意努力しております。

学会のテーマは、「50年の実りを次の100年へ」といたしました。

多くの研究や臨床の研鑽に基づき、以前では考えも及ばなかった新しい診断法・薬物治療が登場しています。また機器や手技も日々革新され、低侵襲手術やステント、移植などの外科治療も提供することが可能になりました。

日本胸部外科学会創設から20年後の1968年に九州でも初めて学会が開催されて以来、多くの業績が国内外へ発信され今日に至っています。そこで本学会では、半世紀にわたり行われた治療を振り返り現時点のエビデンスを明らかにするとともに、今後発展することが期待されている治療についても取り上げた企画をいたします。

また胸部外科医が育ち発展するための環境つくりは、人材教育、労働条件、男女格差、専門医制度などが整備されることが重要です。これらについても取り上げたいと思います。

特別講演、教育講演を充実させるとともに、各3領域の歩みをメモリアル講演として企画をいたしております。また、一般演題に加えてCaseReport Awardも例年どおり設けております。

開催地となる福岡で、学会とともに、その魅力も楽しんで頂けると思います。

どうぞ多数の先生方の演題登録と、参加をいただきますよう心からお願い申し上げます。