日本身体障害者補助犬学会 第9回学術大会
大会長挨拶

第9回学術大会を平成28年10月29日(土)~10月30日(日)の2日間、医療産業都市神戸の中心、神戸ポートアイランドの神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホールにて開催いたします。また、第1日目の29日(土)には神戸空港で市民公開講座として、補助犬デモンストレーションを開催いたします。 本学術大会は、「障害者差別解消法」施行半年後の開催にあたることから、「ユニバーサル社会と補助犬~障害者差別解消法をふまえて~」をメインテーマとして、補助犬使用者、車いす使用者、そしてすべての障がい者の生活と社会について討議をしたいと考えております。基調講演では、多方面でご活躍をされています岸田ひろ実様(株式会社ミライロ)をお迎えし、「誰もが暮らしやすい社会に向けて〜The key to have a beautiful life〜」についてご講演いただきます。シンポジウム「ユニバーサル社会と補助犬~障害者差別解消法をふまえて」では、秋山仁様(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部企画課 自立支援振興室)、梶村政司様(中電病院リハビリテーション科)にご講演いただき、岸田ひろ実様を交えてディスカッションをしていただきます。また、一般演題でも活発な質疑応答が行われることを期待しています。

第1日目の市民公開講座には、スペシャルゲストとして、とりわけ関西地域では知名度の高いタージンさん、盲導犬使用者で落語家としてご活躍されている桂文太師匠にお越しいただけることになり、楽しいトークショーを開催いたします。

本学術大会が、専門職、当事者、受け入れる側の企業関係者が一丸となれるような取組みと、一般市民への幅広い理解を深めるための貴重な機会になることを願っております。ぜひとも多くの皆さまにご参加いただきますことを、心よりお待ちしております。