第121回日本小児科学会学術集会

2018年4月20日(金)~22日(日)福岡国際会議場 会頭:廣瀬伸一

会頭挨拶

第121回日本小児科学会学術集会
会頭 廣瀬 伸一
(福岡大学医学部小児科 主任教授)
会頭:廣瀬伸一

この度、「第121回日本小児科学会学術集会」を2018年4月20日(金)~22日(日)の3日間に開催させていただくこととなりました。開催場所は福岡国際会議場(福岡市博多区)です。

福岡での開催は2012年の第115回以来となります。福岡大学小児科で学術集会をお世話するのは、教室開設45年間で初めてです。私を始め、教室員、同門会員ともに、緊張するとともに、皆様をお迎えするのを大変楽しみにしております。

今回のテーマは「その子どもの幸せのために。」としました。これは福岡大学小児科のクレド(信条)です。小児医療では患者、家族、そして医療従事者は苦しい決断を迫られる岐路に立たされることが少なくありません。どの道に進むべきか悩むことがしばしばです。そんな時、私たちの目の前にいる子どもにとって何が幸せなのかを優先して進もうという「道しるべ」のためのクレドです。さらにこのクレドには、日の当たらない社会の一隅にたたずむ子どもたちにも、小児科医は目を向けようという意味も込められています。このため、本学会では病気はもとより、社会経済的に苦しむ子どもたちの幸せのために、最先端の診断技術や治療を論じるとともに、虐待や貧困などについても議論する予定になっております。

一方、福岡は古来より、アジアに開かれたゲートとして機能してきた国際都市です。また、昨年私が国際小児科学会の執行理事に選出されたこともあり、アジアを中心として国際色に富んだ学会にしたいとも考えております。英語のセッションには常に同時通訳を置く予定です。参加者の多くにアジアの今の小児科、世界の小児科の動向を感じていただき、今後の日本の小児科を考えていただければと願っています。

学術的な楽しみ以外にも、福岡の地には玄海の魚、博多豚骨ラーメンやもつ鍋などの食を始め、皆さまに楽しんでいただけるものが盛りだくさんです。開催時の福岡はさわやかで最高の季節を迎えます。多くの方のご来福を心よりお待ちしております。

―「きんしゃい。きんしゃい。博多にきんしゃい。」―

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