第7回臨床高血圧フォーラム 会期:2018年5月19日(土)~20日(日) 会場:京都市勧業館 みやこめっせ 会長:伊藤正明(三重大学)

会長挨拶

会長挨拶

第7回臨床高血圧フォーラム
会長 伊藤 正明
(三重大学大学院医学系研究科 循環器・腎臓内科学 教授)

この度、日本高血圧学会第7回臨床高血圧フォーラムを、2018年5月19日(土)~20日(日)に京都市勧業館 “みやこめっせ” において開催させて頂くことになりました。

臨床高血圧フォーラムは、医師、メディカススタッフなど高血圧診療に従事しておられます皆様にご参加いただき、高血圧に関する臨床的研究の発表、高血圧診療における様々な課題に対する討論、貴重な症例報告や重要なテーマにおける教育講演、教育企画などを行い、我が国の高血圧診療のレベルを向上させることを目的とする学術集会です。

高血圧は罹患率が最も高い生活習慣病で、心血管疾患を予防する上にも高血圧に対する予防、診断と治療の向上は極めて大切です。また、人口の高齢化により、いろいろな臓器障害を持ち合わせた高血圧患者も増加してきています。このような状況で、健康で長寿の社会の実現に向け、患者さんにとってより良い高血圧診療を進めるには、各診療科間のネットワーク、職種間のネットワーク、さらには病院から在宅診療に至る地域のネットワークを深める必要があります。そこで今回の臨床高血圧フォーラムでは、テーマを「臓器障害抑制を目指した高血圧診療ネットワーク~豊かで健やかな高齢化社会に向けて~」とさせていただき、高血圧診療を取り巻く種々な連携活動の更なる推進に繋がることを期待して、シンポジウム等を企画いたしました。

また、高血圧治療ガイドラインJSH2014は、その発表から3年以上が経過し、現在次のガイドラインJSH2019の作製を目指して改訂編集作業が行われています。今回のフォーラムでは、本ガイドラインにおける重要なポイントも併せて議論いただきます。さらに今回のフォーラムは、Pulse of Asia 2018(苅尾一臣会長)と同時開催とさせて頂き、共同シンポジウムの企画に加えて、日本高血圧学会がアジアにおける高血圧研究者との交流をより推進できる場となることも期待しています。

第7回臨床高血圧フォーラムにおきまして、高血圧診療に従事されておられる多くの皆様のご参加を頂き、日頃の成果のご発表と共に活発な議論を頂いて、実りの多い学術集会にしていただきますことをお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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