皆様に措かれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、第23回PEG・在宅医療学会学術集会の会長を拝命いたしました。大変光栄のことと存じますとともに身の引き締まる思いでございます。福岡大学といたしましては、第18回PEG・在宅医療研究会を先代の福岡大学医学部消化器外科の山下 裕一教授が開催されて以来、5年ぶりに博多で開催させていただきます。
会期は平成30年9月15日(土)で会場は福岡国際会議場を予定しております。今回の学術集会のメインテーマは「絆」~PEG診療から在宅医療へ、つなごうチーム医療~とさせていただきました。本学会の前身でありますHEQ研究会(Health care, Endoscopic therapy and Quality of life)が、実に20数年前から内視鏡治療により在宅に復帰された患者さんのQOLを高めようとこれらの諸問題に取り組んできた実績のある学会であります。今回は種々のPEG技術の進歩も当然論議していただきますが、この在宅への復帰、そして在宅での患者さんのQOLの向上につとめる、様々な職種、医科医師だけではなく、歯科医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、理学療法士、介護士、訪問看護職員などなど、いろんな職種で繋ぐチーム医療に焦点を当てたいと考えています。どうぞ普段の診療での成功例や伝えたいこと、また問題点などを持ち寄って論議していただければと考えています。これから学会の準備を鋭意すすめていく所存ですが、せっかく博多にお越しいただきますので、特別講演には今回ユネスコ世界遺産に登録された宗像三女神「宗像 沖津宮」のお話を九州大学名誉教授、東アジア考古学専攻の西谷 正先生に御講演をお願い致しております。9月の博多はまだまだ蒸し暑い日が続きます。涼しい恰好でお越しいただき、昼間は熱い討論を交わしていただき、夜は朝鮮半島に近い博多独特の食文化に舌鼓を打って涼んでいただければとおもいます。それでは、本学会が会員の皆様にとりまして実りある学会となりますよう誠意準備する所存ですので、多くの皆様にご参加いただきますよう節にお願い申し上げます。
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