プログラム

プログラム 6月19日(金)  プログラム 6月20日(土)

当日プログラム集の配布はございませんので講演集(学会誌)をご持参いただくか上記データをダウンロードいただきご持参ください。なお講演集(学会誌)は1冊2,000円で販売いたします。

※ 6/12現在

会頭講演

母から子へのたいせつな贈りものと不都合なお荷物~母子感染の話

日時 6月19日(金)9:00~9:30
座長 辻 芳郎(長崎大学医学部小児科名誉教授)
演者 森内 浩幸(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科小児科学)

特別講演1

先端医学と医療

日時 6月19日(金)11:00~11:50
座長 小田 慈(岡山大学大学院保健学研究科、大学病院小児血液・腫瘍科)
演者 細谷 亮太(聖路加国際病院小児科)

講演内容

小児がん、新生児学、心臓外科等のめざましい発達により小児期に死亡する子ども達の数は激減した。しかしその陰には、なんとか生きぬいた後に青年~壮年期に親から看とられる人々の存在がある。小児に関わる医療者が何をしなければならないかを考える。

特別講演2

ゴリラの子育てから見た人間の子どもの不思議

日時 6月19日(金)14:00~15:00
座長 森内 浩幸(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科小児科学)
演者 山極 壽一(京都大学)

講演内容

人間は多産なのに成長が遅いという不思議な特徴をもつ。それは、人類の祖先が熱帯雨林を出て危険な草原へと進出した結果獲得したもので、人間の子どもの特徴には共同保育をしてきた歴史が埋めこまれている。

特別講演3

NICUにおける新生児の痛みのケア-ガイドラインにおける推奨

日時 6月20日(土)11:10~12:00
座長 中野 綾美(高知県立大学看護学部)
演者 横尾 京子(広島大学名誉教授)

講演内容

「NICUに入院している新生児の痛みのケアガイドライン」への理解を深めていただきたく、NICUにおける痛みのケアの必要性、痛みの評価と緩和法など、お話をさせて頂きます。

特別講演4

思春期を見すえた幼年期の甘えと遊び:今日本の子どもたちに必要なこと

日時 6月20日(土)13:10~14:00
座長 渡邉 鈴子(医療法人青嶺会わたなべクリニック)
演者 渡辺 久子(LIFE DEVELOPMENT CENTER 渡邊醫院)

講演内容

幼年期の幸せな愛着と自己肯定感は人生をプラスに展開する力につながる。思春期の問題や親となり育児に苦しむ事例から、甘えと遊びがいかにレジリエンスの獲得・再獲得につながるかを乳幼児精神保健の視点から述べる。

教育講演1

タンデムマス導入にともなう新生児マススクリーニングの新しい体制

日時 6月19日(金)9:30~10:00
座長 重松 陽介(福井大学医学部)
演者 山口 清次(島根大学医学部小児科)

講演内容

2014年より、わが国の新生児マススクリーニングにダンデムマス法が導入された。これによって新たに見つかる病気、困った時の相談方法、小児保健に携わる者の知っておくべき知識、課題について解説する。

教育講演2

共生の哲学と実践—長崎で考える

日時 6月19日(金)10:00~10:30
座長 松本 正(みさかえの園むつみの家)
演者 高橋 眞司(長崎大学産学官連携戦略本部人材育成部門生涯教育室)

講演内容

私は共生の哲学を、神谷美恵子(ハンセン病患者との共生、以下同様)、大江健三郎(障害児)、キング牧師(黒人と白人)、そしてネルソン・マンデラ(反アパルトヘイト)等から多面的に考えてみたい。ついで、身近なところで、家族と共に、家庭を開いて、四半世紀といわず長年かかわってきた、発展途上国の子どもや国内の路上生活者への支援をふり返りながら、「共生の哲学と実践」への意思をさらに深めたい、と考えている。

教育講演3

支援が必要な世界の子どもたち

日時 6月19日(金)10:30~11:00
座長 鈴木 順造(福島県立医科大学生命科学部門)
演者 黒﨑 伸子(国境なき医師団日本)

講演内容

国境なき医師団は、紛争・自然災害の犠牲者や、貧困などの理由で保健医療サービスを受けられない人々に、医療・人道援助活動を行ってきた。その犠牲者の多くを占める罪のないこどもたちの状況を報告する。

教育講演4

家族愛の脳内メカニズム:母性、父性、祖母愛、思春期を介したこどもの親への愛

日時 6月19日(金)10:30~11:00
座長 大西 文子(日本赤十字豊田看護大学)
演者 篠原 一之(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻生命医科学講座神経機能分野)

講演内容

人類において、「愛」を超える報酬はないと言われる。「愛」は人間関係で抱く陽性感情で、他者との「絆」形成をもたらす。今回、母性「愛」、父性「愛」、祖母性「愛」に加えて、思春期前後の男子の母親に対する「愛」に関する「家族愛」の神経基盤について、概説したい。

教育講演5

ダウン症候群の成育

日時 6月20日(土)8:30~9:00
座長 岡本 伸彦(大阪府立母子保健総合医療センター遺伝診療科)
演者 近藤 達郎(みさかえの園総合発達医療福祉センターむつみの家)

講演内容

ダウン症候群の方々はその平均寿命が60歳を超えるようになり、広い視野で人生設計を考えて行く必要があります。それぞれの時期にどのようなことが問題となり得るのかを今回お伝えできればと考えております。

教育講演6

放射線被ばくと健康影響~長崎、チェルノブイリ、福島から考える~

日時 6月20日(土)10:30~11:00
座長 細矢 光亮(福島県立医科大学医学部小児科学講座)
演者 高村 昇(長崎大学原爆後障害医療研究所)

講演内容

福島第一原子力発電所事故以来関心が高まっている放射線被ばくと健康影響について、長崎、チェルノブイリにおける疫学研究経験をもとに、現在の福島の被ばく線量、復興への取り組みを含めて解説する。

シンポジウム1

学校不適応を予防するために ~学習障害の視点から~

日時 6月19日(金)15:10~17:10
座長 小枝 達也(国立成育医療研究センター こころの診療部)
演者 「総論:学習障害を疾患として捉える」
小枝 達也(国立成育医療研究センター こころの診療部)
「テクノロジーを用いた読み書き支援」
平林 ルミ(東京大学先端科学技術研究センター人間支援工学分野)
「学校不適応を予防するために 学校現場における具体的支援」
増本 利信(時津町立時津北小学校)
「経験を通じて(仮)」
井上 智(特定非営利活動法人アイビー)

シンポジウム2

子育てを考える

日時 6月19日(金)15:10~17:30
座長 池本 美香(日本総合研究所)
髙村 寿子(自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門名誉教授)
演者 「子ども・子育て支援新制度の課題—海外の子育て支援の動向をふまえて」
池本 美香(日本総合研究所)
「子育て支援センターから広げる子育て支援の輪」
棚橋 美智子(宗像子育て支援ネットワークこねっと)
「学童保育の現状と課題」
小山 浩(長崎県学童保育連絡協議会)
「長崎県の子育て支援〜結婚から妊娠・出産、子育てまで~」
黒島 孝子(長崎県福祉保健部こども政策局こども未来課)
「おもちゃの力~おもちゃを通じた子育て支援~」
髙野 幸恵(トムテのおもちゃ箱)
「本来持っている力を取り戻し、生き生きと生きる力を醸成する心のケア:リフレッシュママクラスを実施して」
髙村 寿子(自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門名誉教授)

シンポジウム3

乳幼児健診;現在・過去・未来

日時 6月19日(金)15:10~17:10
座長 衞藤 隆(東京大学名誉教授)
演者 「乳幼児健康診査の現状と課題」
衞藤 隆(東京大学名誉教授)
「乳幼児健診を子育て支援の場に」
納富 博子(佐世保市子ども未来部子ども保健課)
「他職種との連携・協働により口腔に関わりを持とう〜歯科衛生士の立場より〜」
白田 千代子(東京医科歯科大学)
「健診を利用した健康教育~乳幼児の食生活改善~」
児玉 浩子(帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科)

シンポジウム4

病児を支えるネットワーク~医療者、患者親の会、研究者、マスメディアの役割~

日時 6月20日(土)8:30~10:30
座長 岡 明(東京大学医学部小児科)
古谷野 伸(神奈川県立保健福祉大学)
演者 「HTLV-1キャリアマザーの心によりそう支援から考えるネットワーク」
柘植 薫(佐賀大学医学部附属病院検査部)
「母子を守るために当事者だからできること~「トーチの会」の活動」
渡邊 智美(先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」)
「研究者の役割としての検査法・薬剤・ワクチンなどの開発」
井上 直樹(岐阜薬科大学感染制御学研究室)
「メディア報道からみえた小児保健への課題」
中島 久美子(読売新聞東京本社医療部)

シンポジウム5

非侵襲的出生前検査「NIPT」

日時 6月20日(土)9:00~11:00
座長 松本 正(みさかえの園むつみの家)
増﨑 英明(長崎大学)
演者 「NIPTの現状」
三浦 清徳(長崎大学病院産婦人科)
「小児科医の立場から」
近藤 恵里(東京女子医科大学附属遺伝子医療センター)
「家族の立場から望むこと」
玉井 浩(大阪医科大学小児科学)
「出生前診断と命の尊厳~倫理的観点から」
篠原 駿一郎(長崎大学名誉教授)

シンポジウム5

小児の事故

日時 6月20日(土)14:10~16:10
座長 山中 龍宏(緑園こどもクリニック)
演者 「傷害予防に取り組む」
山中 龍宏(緑園こどもクリニック)
「口腔領域の事故~口腔外傷とその対応を中心に~」
井上 美津子(昭和大学歯学部小児成育歯科学講座)
「救急医療現場での子どもの事故への取り組み」
市川 光太郎(北九州市立八幡病院小児救急センター)
「長崎県大村市で行なっている地域参加型で、科学的傷害予防活動—『NPO; Love & Safetyおおむら』の取り組み」
出口 貴美子(NPO法人Love&Safetyおおむら出口小児科医院)
「インターナショナルセーフスクールによる子どもの「安全力」育成」
白石 陽子(日本セーフコミュニティ推進機構)

市民公開シンポジウム

よりよく学び よりよく育つために~障がいのあるこどもたちの就学を考える~

日時 6月20日(土)13:00~17:00
座長 相川 勝代(長崎大学名誉教授、医療法人友愛会田川療養所)
古川 勝也(長崎県教育センター)
基調講演 「障がいのあるこどもの就学手続と早期からの一貫した支援の充実」
分藤 賢之(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
シンポジウム 「5歳児健康診査を活用した早期からの就学相談のあり方」
平田 賢(島原市教育委員会学校教育課)
「小学校における障がい児の受入れと小中連携の試み」
山下 浩太郎(長崎市立飽浦小学校)
「医ケアが必要な児への対応 -学校現場から」
吉田 治子(長崎県立諫早特別支援学校)
「就学と発達障がい診療」
本山 和徳(長崎県立こども医療福祉センター小児科)
「障がいのある子どもの自己選択を応援する、親としてのあり方」
谷 美絵(社会福祉法人長崎市手をつなぐ育成会)

ランチョンセミナー1

看護師のための今さら聞けない予防接種の話 ~その基礎と応用~

日時 6月19日(金)12:00~12:50
座長 森内 浩幸(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 小児科学 教授)
演者 藤岡 雅司(ふじおか小児科 院長)
共催 MSD 株式会社

ランチョンセミナー2

こどもの成長と内分泌

日時 6月19日(金)12:00~12:50
座長 伊達木 澄人(長崎大学病院 小児科 助教)
演者 田島 敏広(北海道大学大学院医学研究科 小児科学分野 講師)
共催 JCRファーマ株式会社

ランチョンセミナー3

ムコ多糖症 -早期発見のために小児保健関係者ができること-

日時 6月19日(金)12:00~12:50
座長 菊池 透(埼玉医科大学 小児科 教授)
演者 小須賀 基通(独立行政法人国立成育医療研究センター 生体防御系内科部遺伝診療科 医長)
共催 アンジェスMG株式会社

ランチョンセミナー4

保護者に喜ばれる予防接種の情報

日時 6月19日(金)12:00~12:50
座長 菅谷 明則(すがやこどもクリニック 院長)
演者 崎山 弘(崎山小児科 院長)
共催 ファイザー株式会社

ランチョンセミナー5

インフルエンザの現状と対策 -世界の流行状況の把握と毎年のワクチン株の選定法を中心に-

日時 6月19日(金)12:00~12:50
座長 齋藤 昭彦(新潟大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野 教授)
演者 谷口 清州(国立病院機構三重病院 臨床研究部 部長)
共催 武田薬品工業株式会社

ランチョンセミナー7

発達障害の捉え方

日時 6月20日(土)12:10~13:00
座長 神村 直久(かみむら小児科 院長)
演者 林 隆(医療法人テレサ会 西川医院発達診療部 部長、発達障害研究センター センター長)
共催 日本イーライリリー株式会社

ランチョンセミナー7

多職種連携で予防接種の普及を!
生後2ヶ月からのワクチンデビューと1歳の誕生日に再デビュー

日時 6月20日(土)12:10~13:00
座長 栁 忠道(医療法人やなぎクリニック 院長)
演者 津村 直幹(久留米大学医学部小児科学講座 講師)
共催 ジャパンワクチン株式会社/第一三共株式会社

ランチョンセミナー8

乳タンパク質ラクトフェリンの小児保健における役割

日時 6月20日(土)12:10~13:00
座長 山内 恒治(森永乳業(株)食品基盤研究所)
演者 ①多機能性タンパク質としてのラクトフェリンと保健機能
島崎 敬一(北海道大学農学研究院(名誉教授))
②ラクトフェリン摂取による乳幼児のロタウイルス・ノロウイルス胃腸炎の予防効果
森内 昌子(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科・感染免疫学(小児科学))
共催 森永乳業株式会社

ランチョンセミナー9

本当は怖い成長障害 ~成長曲線を活用しよう!~

日時 6月20日(土)12:10~13:00
座長 児玉 浩子(帝京平成大学健康メディカル学部 健康栄養学科 学科長)
演者 田中 弘之(岡山済生会総合病院 小児科診療部長)
共催 ノボ ノルディスク ファーマ株式会社

事務局
長崎大学医学部小児科学教室 〒852-8501 長崎県長崎市坂本1丁目7番1号 TEL:095-819-7298 FAX:095-819-7301
運営事務局
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