第72回日本大腸肛門病学会学術集会

会長挨拶

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第72回日本大腸肛門病学会学術集会

会長 松井 敏幸
(福岡大学筑紫病院臨床医学研究センター(消化器内科) 教授)

第72回日本大腸肛門病学会学術集会を福岡市で開催させていただくことは、福岡大学筑紫病院、および、私ども消化器内科教室にとりましても大変名誉なことと感謝申し上げます。

当教室が主催させていただきますのは、2000年の第55回学術集会(八尾恒良名誉教授)に続き、16年ぶり2回目になります。副会長は外科領域として、福岡大学筑紫病院外科の二見喜太郎教授、肛門領域として久留米病院の荒木靖三院長にお願いいたしました。第72回学術集会のテーマは、3領域すべての会員にとりまして共通認識を高め、専門医制度にも繋がる機会になるべく、「大腸肛門病学会専門医像と3領域の調和」としました。

第72回学術集会は久しぶりの内科系会長の運営となりますが、71回から始まりました新運営方針により、計画及び予算措置もすべて学会事務局主体の運営になります。二つ目は、主題セッションは、学術集会運営委員会で決められた主題プログラムの原則の定義に従い構成されます。内科系主題、外科系主題と肛門科系主題をバランスよく配置し、最新の成果を情報発信していただきます。

これに加えて特別企画ガイドラインセミナーでは、便秘、大腸ポリープ、肛門疾患、便失禁、ストーマ関連合併症、大腸ESDを取り上げ、内科・外科・肛門科3領域の会員が一堂に会する本学術集会の特色らしく、なるだけ複数領域の代表者に提示をしていただきたいと思います。

さらには、従来の開催形式を踏襲した企業展示、共催セミナー・シンポジウムを予定しています。本学会では、企業展示や共催セミナーを重要視しており、参加者が企業の歴史や医薬品・医療機器などによる医療への大きな貢献を学び、積極的に情報交換や交流を行う場と認識しています。

熱く討論した後の全員懇親会は学会場で博多湾の夜景をみながら会員同士の交流を楽しんでいただく予定です。また、特別講演はTOTOの主任研究員による便器の開発に関する講演をご用意しましたので、クールジャパンの代表機器を前進させるべく日本の知恵をお楽しみ下さいますようにお願いいたします。現在、教室員一同鋭意準備をしております。どうぞ多くの先生方のご発表、ご参加をお待ち申し上げております。

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