交流フェスタ シンポジウム 地域会場 テーマ別活動 協賛事業
     
 
日 時
平成18年10月2日(月) 13:30〜16:30
終了しました。結果レポートをご覧下さい。
 
場 所
東京都庁都民ホール (都議会議事堂1階)
 
 
  内 容  
  東京都消費者月間事業10周年を記念した講演会とパネルディスカッションを行います。メインテーマ「広げていこうコミュニケーションの輪」のもと、タケカワユキヒデさんのお話と消費者と企業を交えたパネルディスカッションで、充実した時間をお過ごし下さい。
※保育の準備ができますので、ご希望の場合は10日前までにお申し込みください。
※手話通訳の準備ができますので、ご希望の場合は3日前までにお申し込みください。
※お問合わせ、お申し込みは事務局までお願いいたします。
 
 
■ 10周年記念講演
 
 

テーマ:地球と話そう 〜ちょっとECO生活〜

地球環境問題から消費生活まで幅広くお話いただきます。
講師:タケカワユキヒデさん

人気ロックグループ<ゴダイゴ>を経て『ガンダーラ』など数々のヒットソングを生み出す。作曲家・歌手・音楽プロデュース・ライブ活動の他、公演、テレビ番組の司会・コメンテーターなど各方面で活躍中。また5人の子どもの父親としても知られ、ベストファーザー賞(1999年度)を受賞。詳細はタケカワユキヒデさんのオフィシャルホームページをご覧下さい。

 
 
■ パネルディスカッション
 
 

テーマ:「環境配慮商品」って何だろう
 〜 つくって・つかって・それから 〜

企業の考える「環境配慮型商品」と消費者の望む「環境配慮型商品」について、コーディネーターに法政大学教授の永井進さんをお迎えして、消費者、企業からそれぞれパネリストとして参加していただき、意見交換を行います。事前に実施している環境対策についての企業向けアンケートと環境に配慮した消費生活に関するアンケートも題材にします。

・コーディネーター
永井進さん
法政大学教授、グリーンコンシューマー東京ネット代表理事

・パネリスト
(企業から)
業種の異なった3社、花王株式会社、株式会社西友、松下電器産業株式会社よりご出演いただきます。
(消費者から)
拡大生産者責任とデポジット制度の実現を目指す全国ネットワーク(デポネット)の羽賀育子さん

 
   
  結果レポート  
  当日のタイムテーブル  
 

朝から降っていた雨も昼頃には止み、開会の時間を迎えました。2006東京都消費者月間実行委員会委員長の秋元洋子、東京都消費生活総合センター所長の鈴木省吾の主催者挨拶で始まりました。

 
     
 
■ 10周年記念講演
 
 

テーマ:地球と話そう 〜ちょっとECO生活〜

 タケカワさんのお話は、仕事で滞在された知床の大自然の話から始まり、その後、清掃工場に見学に行ったお話などを含め、身近な環境問題であるゴミ問題、CO2問題、エネルギー問題へと広がりました。ご自身の地球レベルの活動から、ネパールの環境の話などもご紹介いただき、タケカワさんの環境に対する熱意が伝わってくる多彩な内容でした。

 また、タケカワさんは、子どもの作文コンクールの審査員もされており、その経験から感じたこともお話しされました。大人が悲観的であると子どもたちは未来に対して希望を持てないとの発言に、子どもに対する親の、そして大人の責任の重さを痛感させられました。
 最後に、タケカワさんは、次のような言葉で結び、環境問題に取り組む姿勢を印象づけました。「環境を守るために大人は、仕事をしているときはその仕事の中で、生活者の時は生活者としてできるだけのことを、そして子供たちにはさらに環境のために寄与できるような教育や勇気を与え続けることが必要。21世紀中に、環境に優しいことで自分たちにできることを実行するという考え方を当たり前にしたい。家族で取り組んで行きたい。」

 
     
 
■ パネルディスカッション
 
 

テーマ:「環境配慮商品」って何だろう
 〜 つくって・つかって・それから 〜

 まず、各出演者がテーマに沿って活動内容をアピールしました。
 コーディネーターの永井さんはグリーンコンシューマー東京ネットの代表理事も務めていらっしゃいます。その活動の中で、生産者と消費者のミスマッチを少なくするための努力の具体例を話されました。
 次に西友の嵩さんから西友の環境に対する取り組み姿勢をお話いただきました。事業活動の中での小売店としての役割を「お客様に対してはグリーン市場を作っていくというポテンシャル、メーカーを変えていくポテンシャルも持っている」と捉える方向性は、環境問題に対し、とても大きな力を発揮する可能性を印象づけました。
 花王株式会社の鈴木さんからは、環境負荷を下げていくことはメーカーの責務であるとのお話を具体的に自社で扱っている製品、洗剤を通してご説明いただきました。
 松下電器産業の川上さんは、環境配慮型製品について、社内での様々な取り組みを紹介されました。環境への取り組みを重視した製品をグリーンプロダクツ(GP)と位置づける等、社内でも独自に環境配慮製品へのモチベーションアップに努力している工夫には感服しました。
 最後に、消費者代表で、東京都消費者月間実行委員会の委員でもある羽賀さんが、実行委員会で実施したアンケート報告を元にお話しし、最終的には、消費者、企業、行政が連携をしたリユース、リサイクルのシステム作りが急がれることを訴えました。
 会場からも興味深い質問が多数寄せられ、それぞれの質問に対してパネリストの方々が丁寧に回答していました。