第45回日本救急医学会総会・学術集会

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会長挨拶

第45回日本救急医学会総会・学術集会の開催にあたって

会 長 嶋津 岳士
大阪大学大学院医学系研究科 救急医学 教授
(大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター長)
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このたび,平成29年10月24日(火)~26日(木)の3日間にわたり,第45回日本救急医学会総会・学術集会を開催させていただくことになりました。今年は大阪大学特殊救急部が設立されて50年目に当たり,このような機会に日本救急医学会総会・学術集会の会長を務めさせていただきますことを心より感謝申し上げます。

日本救急医学会総会・学術集会は,重篤な急性疾患の病態や治療,生体侵襲に関する新しい知見を議論し,また,重症患者を専門医療機関へ適切に搬送する体制や方法を議論する場であります。こうして救急医学・救急医療は日々の市民生活を支えているだけではなく,近年では災害時に果たす役割も広く認識されるようになり,社会のインフラストラクチャーともいえる存在です。そうしたなかで,増加の一途を辿る救急医療の需要に対する対応は,超高齢化社会を背景として喫緊の課題となっています。このように日本救急医学会への期待は飛躍的に拡大していますが,山積する課題を解決するためにはあらためて救急医学・救急医療のあり方を考えるべき時期に来ていると考えております。

さて,第45回日本救急医学会総会・学術集会ではテーマを「Love EM(Emergency Medicine)!:救急への想い」とさせていただきました。これは救急を志す医師が持つ,救急患者,救急医療,救急医学に込める様々な想い(熱い想い,秘めた想い)を再確認し,これからの時代に向けて救急医学・医療をどのように展開することができるかを皆さんと一緒に考え,若い医師達と共有していきたいという企画です。幸いにも,予想を上回る演題応募をいただき「救急への想い」に関わるセッションを3日間にわたって第4会場で開催いたします。この会場では参加者の皆さんのご意見・ご感想をサブスクリーンに表示できる設備を用意しています。米国からご参加いただく5名の救急医を交えて,救急に対する様々な想いを熱く語り,共に感じ,これからを考える機会としていただければ幸いです。奮ってご参加ください。

特別講演は3人の先生方(印南一路先生,田島和雄先生,川人光男先生)にお願いし,招待講演では海外から4人の先生方(Emrys Kirkman先生,George Tsokos先生,Jean-Louis Vincent先生,Kevin Macway-Jones先生)を招へいしました。教育講演では若手からベテランまでそれぞれの目的に応じてご参加いただけるよう,各領域のトップランナーの先生に聞く“救急最前線”シリーズ(26講演)と新たに救急について考えるヒント(知恵)を得る“救急を多方面から見る”シリーズ(24講演)を企画しています。また,より多くの先生方にご参加いただけるように専門医共通講習(3つ)と救急科専門講習(9つ)を早朝もしくは夕方の時間帯に設定いたしました。これら計75の講演と講習会を筆頭に朝から晩まで充実したプログラムを用意しております。

学術集会では他にも30の主題(シンポ,パネル),15のpros & consセッション,“私の工夫”シリーズなどがあり,フロアの先生方にも是非ご一緒に参加いただきたいと思います。学生・研修医セッションでは将来の救急医療を担う初期研修医や医学部学生に発表していただき,優秀な演題は2日目の会員意見交換会において表彰します。また,昨年と同様に一般演題では座長をベテランと若手の二人の先生にお願いしました。若手座長の先生方にはベテランの指導を得て大きく成長する機会となることを期待しています。一般口演・ポスターを含めて1,800におよぶご発表をしていただきますが,ハンズオンセミナーやスタンプラリーなど楽しい企画も用意しております。多くの皆様方のご参加をお待ち申し上げます。

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