- 第72回直腸肛門奇形研究会 会長 八木実
- 久留米大学医学部外科学講座小児外科部門
第72回直腸肛門奇形研究会のご挨拶
この度、歴史と伝統を誇る直腸肛門奇形研究会の第72回を担当させて戴けることを大変光栄に存じ上げます。今回、第31回秋季シンポジウム、PSJM2015の共同開催の中で開かれることとなり、開催にあたって小児内視鏡外科・手術手技研究会会長世川 修先生、第31回秋季シンポジウム会長猪股裕紀洋先生、事務局の宇戸 啓一先生に多大なるご尽力を賜り、この場を借りて厚く御礼申し上げます。今回の開催にあたり、主題を「低位鎖肛の再建術式と術後排便機能」といたしました。小児外科疾患における直腸肛門奇形の占める頻度は高く、その中でも低位はその半分を占め、比較的術後の排便機能は良好と言われてきましたが、実際にはそうでもない症例を経験することも多く、一度、一堂に会せる場所で検討してみてはどうかと思い、今回の主題といたしました。お陰様で主題に7題、一般演題20題、計27題と多数の演題をご応募いただきました。厚く御礼申し上げます。
また、直腸肛門奇形登録も重要な本研究会の業務であり、登録集計と症例検討も行われます。若い先生方にはこの症例検討に積極的にもご参加いただき、病型分類に関する知識を深められ、明日からの診療に役立てばと考えています。
第1日目午前中とタイトなスケジュールではございますが、多数の先生方のご参加により実り多い研究会となりますよう心よりお願い申し上げます。